ビジネスで活かせる英語力とは?習得方法や注意点・おすすめの資格を解説

2023年7月3日

2023年6月16日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

英語力が高いビジネスパーソンは、主に外資系・グローバル企業で重宝されます。また、一般企業においても、業種や取引先、経営方針によっては、高く評価されるでしょう。ただし、ビジネスにおける英語力は、日常英語とは異なるため注意が必要です。

そこで本記事では、ビジネスで活かせる英語力とは何かを解説するとともに、習得方法や注意点、英語力をアピールできるおすすめの資格について詳しく解説します。

ビジネス英語とは

ビジネス英語とは、取引先や上司、同僚など、ビジネスの場で使用する英語のことです。日本語に砕けた言葉遣いがあるように、英語にも日常的に使うカジュアルな表現と、ビジネスで使う丁寧な表現があります。ビジネス英語に明確な定義は存在しないため、「仕事で使える丁寧な英語」と覚えておくとよいでしょう。

日常英語との違い

ビジネス会話と日常会話の違いは、表現の丁寧さです。例えば、日本語で「その書類取ってよ」と言いたい場合、「その書類を取っていただけますでしょうか?」と敬語表現に直して聞くように、英語でも丁寧な言葉を使用します。

Pass me the document.(その書類取ってよ)

Could you pass me the document?(その書類を取っていただけますでしょうか?)

引用:RareJob English Lab|ビジネス英会話に効果大!英語の「敬語」や「丁寧表現」を知るための3つのポイント

英語が活かせるビジネスシーン

英語は全てのビジネスシーンに活かせるわけではありませんが、特定の職種・業務に関わるうえでは必要になります。次のような機会がある場合は、ビジネス英語を積極的に習得したほうがよいでしょう。

外資系・グローバル企業との商談

外資系・グローバル企業に所属する場合、一定レベルの英語力が求められることが多いでしょう。特に商談に携わる場合、相手の意図や伝えたい内容を正確に理解できるヒアリング能力はもちろん、交渉を有利に進める頭の回転の早さも求められます。取引先との折衝が必要な場合は、商談を円滑に進めるために一定レベルの英語力が求められます。

海外の企業・組織への問い合わせ

海外でのビジネス展開を目指す場合、海外企業・組織と連絡を取り合うこともあるでしょう。英語力が不足していると、ビジネスパートナーとして信頼関係を構築することが難しくなります。また、問い合わせの意図や自社と取引するメリットなども正しく伝わらない可能性があります。

ビジネス英語を習得するメリット

ビジネス英語が求められる企業において、英語力を高めることには次のようなメリットがあります。

キャリアアップにつながる

ビジネス英語力が高い場合、海外進出の企画担当や営業担当、チームリーダーなどに抜擢される可能性があります。会社によってはキャリアアップにつながりやすいため、将来的により高い地位につきたい方はビジネス英語を習得して損はないでしょう。

英語が必要な仕事を任されやすくなる

社内において、英語が必要な仕事を任されやすくなります。例えば、海外企業から送られてきた書類の内容をわかりやすくまとめ、日本語しか読めない社員に共有する業務などがあります。英語が必要な仕事の種類や量などは企業によって大きく異なるため、具体的な業務内容を確認しておくとよいでしょう。

信頼感が高まる可能性がある

ビジネス英語の習得には、一定以上の学習期間と学習方法の工夫が必要です。正しく実用的なビジネス英語を習得できていれば、ビジネスパーソンとしての信頼感が高まる可能性があります。また、英語力が必要な業務が発生しても、安心して任せられるイメージを与えられます。社内評価が上がるメリットはもちろん、転職時のアピールポイントとしても活用できます。

ビジネス英語の習得方法

ビジネス英語の習得方法は、「プロに教えてもらう」「実務で学ぶ」「独学で勉強する」といった方法があります。ビジネス英語の習得方法について詳しく見ていきましょう。

英会話スクールに通う

ビジネス英語は独学でも習得できますが、効率良くハイレベルな英語力を習得したい場合は、英会話スクールを利用しましょう。ネイティブな講師によって実践的な英語力を習得できます。また、ビジネス英会話を得意とするスクールであれば、ビジネスでよく使う英語表現や文法を中心に学べるでしょう。

独学で勉強する

独学で勉強する場合は、書籍やeラーニングなどで学習します。自分に合った学習方法を模索したり、スケジュール管理を徹底する必要があるため、スクールに通うよりも難易度は高くなります。また、効率の悪い勉強方法で学習を進めている場合に指摘してくれる指導者がいないため、間違った知識や発音が身についてしまう可能性もあります。

業務に携わりながら習得する

実際の業務に携わりながら英語を習得する方法もあります。よく使うフレーズや会話のパターンを覚えやすく、より実践的なビジネス英語が身に付くでしょう。ただし、ある程度の英語力がなければ業務の遂行が困難になるため、基礎的な英語力を習得していることが前提となります。

ビジネス英語力を証明できる資格

ビジネス英語力は、実際に英語を披露しても上司にはなかなか伝わりません。特に、英語力がある人材が少ない企業では、ビジネス英語力の評価がされにくいです。そこで、ビジネス英語力を客観的に証明できる資格をいくつか紹介します。

TOEIC

「TOEIC(トーイック)」は、英語のコミュニケーション能力を判定する世界共通の基準テストです。ビジネスシーンや日常生活など、実生活で使用できる英語力を証明できます。転職においてもTOEICスコアが選考に影響を与えることもあります。

ただし、TOEICスコアに対する考え方や選考における重要度は企業によって異なるため、事前に企業分析をしておきましょう。また、求人概要に「TOEIC○○以上は優遇」といった項目がある場合は、TOEICスコアが高ければ転職に有利になると考えられます。

英検

英検は、学習レベル別に7つの級が設けられている検定試験です。次のスキルを証明できます。

・3~5級…英語の基礎能力

・準2級~2級…世界でも通用するスキル

・1級…国内外で高評価を得られるスキル

現在の英語力に応じて、どの級からでもチャレンジできます。

IELTS

「IELTS(アイエルツ)」は、海外留学や海外研修などにおいて英語力を証明するためのテストです。カナダやオーストラリア、イギリスなどの高等教育機関やアメリカの教育機関で認められているテストのため、英語力を客観的に証明できます。

CASEC

「CASEC(キャセック)」は、個々の英語力に応じて問題が変化する適応型のテストです。オンラインでいつでも受験できるうえに40~50分程度で終了するため、忙しい方でも挑戦しやすい特徴があります。また、その場で採点し、スコアが表示される点も大きな魅力でしょう。

まとめ

ビジネス英語力を習得すると、キャリアアップに有利に働いたり、外資系・グローバル企業との商談をスムーズに行えるようになります。全ての企業でビジネス英語力が求められるわけではありませんが、特定の業界に転職する場合は、有利に働くケースが多いでしょう。自身が描く理想のキャリアの実現に必要なのであれば、今から資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。

監修者・齊藤 穂奈美

齊藤 穂奈美

株式会社日本アクセスで原料の調達・営業を担当→株式会社ファミリーマートへ出向し中食部門の商品担当として従事→出産を機に会社を退職。WEBクリエイターとして独立し、経営者の集客・広報全般をサポート。 現在はIzulで両面コンサルタントと広報を担当。プライベートでは2人の子を育てる母。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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