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「自分のスキルやキャリアが評価されるのか」という不安は、転職を意識した方が感じることの多い悩みだと思います。企業との面接で経歴は必ず質問されることではありますが、これまでの自分のキャリアに自信がない人は少なくありません。
一方で、たとえ素晴らしい経歴をもっている人でも、書類や面接でうまく相手に伝えられなければ選考通過は難しくなるでしょう。
今回ご紹介するのは、株式会社メルカリの営業職の内定を勝ち取ったIさんです。これまでの経験を魅力的に語ることに苦労したものの、次のキャリアを勝ち取る覚悟を持って対峙したIさんの転職活動を、弊社コンサルタントの天野と振り返ります。
経歴に自信がない中での転職活動
―これまでのキャリアについて教えてください。
1社目はお弁当のトレイなどを扱う包装資材の法人営業を3年ほど行っておりました。その企業を退職後2年ほどフリーランスで営業代行を行っていました。
その後、営業代行のつながりから現職に入社をして現在に至ります。現職では営業をやりつつ役職を上げていき、最終的には管理者としてマネジメントを担い、プレイングマネージャーとして携帯販売の代行営業も行っておりました。
―転職活動を始めたきっかけはなんですか?
成長の鈍化が一番大きかったと思います。とにかく成長したくて。収入面やスキル経験など含めて、今のままでは理想の自分に近づけないなと感じたので、転職活動を始めました。
―なるほど。その後Izulと出会ったのはどういうきっかけだったのでしょうか?
転職しようと思い立ったものの、最初は業界など詳細な方向性は全く考えられていなかったんです。年収は下がってもいいので、5年・10年のスパンで見た時により良い方を選びたいなと思っていたくらいで。
それでさまざまな業種について調べていたところ、Izulも含めた複数の転職エージェントがおすすめされている動画を見てIzulを知りました。同時期に他のエージェントにも応募して、2~3回ぐらい面談をしています。
―では2つのエージェントを並行して利用していたんですね。Izulの初回面談ではどのような感想を持たれましたか?
僕のニーズのど真ん中に来たな、と思いました(笑)。
もともと、歯に衣着せぬ意見が聞きたかったんです。今まで転職エージェントからは、オブラートに包んだ感じでアドバイスをもらっていたんですが、無理なら無理とハッキリ言って欲しいとずっと思っていました。
その状況で、現実的な話をしてくれた転職エージェントは天野さんだけでした。そこでもう、Izul1本で転職活動を進めていくことに決めました。
―逆に天野から見て、Iさんの初回面談はどうでしたか?
初回面談でIさんと話して、コミュニケーション能力がすごく高いなと思いました。その時点で、どこかには絶対受かるだろうなと確信していた部分もあったと思います。
また、Iさんは野球をやっていたんですが、広島県56年ぶりの高校ベスト4の実績をお持ちだったんです。スポーツで一定高いところまでいった経験のある方って、何かしら強い部分がある方が多いんですよ。そういう意味でも、Iさん個人に興味を抱いた部分もありました。
使える時間をすべてコンサルタントに捧げた面接対策
―転職活動で大変だったことはなんですか?
一番大変だったのは面接対策です。話が長くなってしまっていたので、そこを直すことに苦労しました。
「説明しよう」とアピールする気持ちが強すぎるために、逆に話が長すぎて冗長になり伝えたいことが伝わらなくなってしまっていました。天野さんからは「面接官とコミュニケーションを取ろう」とアドバイスをいただいて、何度も面接練習して少しずつ修正をしていきました。
―模擬面接は何回ぐらいされたんですか?
何回だったんだろう・・・。ほぼ毎日やっていて、日が空いたことはあんまりないですね。現職以外の時間を、すべて天野さんに捧げました。
2回目の面接練習が終わったぐらいで、天野さんから結構熱いLINEが来まして。「僕もIさんに本気で注力したいんで、Iさんの空いてるスケジュール全部教えてください」って。いくつか日程を送って、そこから日にちを選ばれるのかなと思ったら、「その日程全部やりましょう」と(笑)。
僕も本気だったということが伝わってくれれば・・・(笑)。
Iさんは直近携帯の販売をされてたんですが、正直にいうと販売から営業への転職って、少し難しい部分があるんです。やっぱりもともと営業だった人の方が好まれる。だからこそ、Iさんが「どんな工夫をして仕事をしているのか」をきちんと伝える必要がありました。そこで、Iさんがどうやって売っていたのか、受注率を上げるためにはどうしたのか、みたいな話がきちんと伝わるように模擬面接で調整していきました。
―面接対策の前の話にはなりますが、自己分析はどうでしたか?
Izulさんと面談する前から、転職するんだったら自己分析をした方がいいと話を聞いていたので、自己分析はある程度進めていました。
幼少期から大学まで、どんな思いを持って何に取り組んできたかとか、好きだったことは何だったとか。キャリアだけじゃなくて、小さい頃好きだったことなど、そういったところも含めて行っていました。
―素晴らしいですね。そのあと天野さんとの自己分析が始まったと思うんですが、そこはどうでしたか?
天野さんと一緒にやるということが大事だったなと思っています。
天野さんが私の価値観を知ってくださった上でその後の面接対策に進んでいったので、対策のアドバイスなどもすごく腹落ちしやすかったです。「Iさんはこういう価値観を持っていて、大切にしたいことはこれだから、それを間違いなく伝えるにはこういう表現をするべきなんじゃない?」といったようなアドバイスをいただいてました。
最初の面談で、Iさんが「資産を1億円稼ぎたい」って言ってたんですよね。もしかしたら、そんなの現実的じゃないって捉えて相手にしない人もいるかもしれないんですけど(笑)。
でも掘り下げて話を聞いていくと、その「資産を1億円稼ぎたい」の思いの根底には「経済的な自由」や「自己実現」を追求したいという価値観があることが分かってきたんです。
それなら、まずは選択肢を作れるだけのスキルを磨く方向に進められるのがベストだと考えました。そこで、選択肢が増えやすく汎用性の高いスキルを身につける手段として、まずは無形商材のセールスで出来ることを増やそうという結論に至りました。
志望企業のサービスを利用した求職者と、求職者の仕事場を訪れたコンサルタント
―転職活動で印象に残っているエピソードはありますか?
エピソードとしてすごく記憶に残っているのは、僕の営業現場へ実際に天野さんに来ていただいて、携帯を契約してもらったことですね。
―天野がIさんの仕事場に行ったんですか・・・?
そうです。Iさんがちょうど僕の家の近くのショッピングセンターに来るって言ってたので、実際にIさんの提案を聞いて、良いと思ったら切り替えようと思って行きました。実際に良かったので契約もしています(笑)。そのときの提案を職務経歴書にも書きました。
さっきも言いましたが、僕もすごく本気だったんですよ。Iさんの覚悟にちゃんと応えたかった。
Iさんって、覚悟がすごく出来てたんですよ。メルカリの選考を受けるにあたってメルカリの株を買っていたり、めちゃくちゃ忙しい現職の仕事の合間に自分が受けるポジションのサービスを実際に試してみたりしていたんです。
―二人ともどれだけ本気で取り組んでいたのかがすごく伝わってきました・・・!メルカリ社にはこれから入社というタイミングだと思いますが、Iさんの今後の展望を聞かせてください。
私はメルカリの中でもスポットワークのサービスに携わらせていただく予定なのですが、とにかくスポットワーク業界全体を盛り上げていきたいと思っています!
自社のサービスが業界ナンバーワンサービスになれるようにとことん追求していき、まずはメルカリの営業チームを盛り上げて、そこから更にメルカリ全体を盛り上げるような動きをしていきたいなと思っています。
―すごく嬉しい言葉ですね。Izulの支援に対しての感想はありますか?
私は書類を作るのも面接も下手だったんですけど、変に隠したりせずにズバズバ指摘してくれたんです。ちゃんと改善しようとしてくれて、それがすごく嬉しかった。
他のエージェントさんは全然言ってくれなかったので。書類も「じゃあこれでいきましょう」と言われ、自分ではしっくりこないなと思って変えてみたら、「何か変えられました?じゃあ、それでいきましょう。」みたいな(笑)。あぁ、何でもよかったんだなって。
たくさんの求職者を抱えていると忙しくて雑になってしまうことがあるのもすごく分かるんです。ただ、そうやって適当に支援をするのは、求職者にも、推薦する企業にもすごく失礼ですよね。だからこそ、僕はちゃんと全力で求職者の方と向き合うことから逃げないと決めています。
Iさんは本当に何時に連絡しても速攻で返信がきますし、さらには這い上がりたいという欲求を強く持ってる人だったので、そういう人はいい形に変わっていくんだろうなと思って、僕も支援していて楽しかったです。Iさんのこれからに期待ですね。
―ありがとうございました!