20代の平均年収は?企業・雇用形態別の傾向や年収アップの方法を解説

2025年11月25日

2025年11月7日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

20代は、社会人としてのキャリアを築き始める大切な時期です。その一方で、自分の年収が同世代と比べて高いのか低いのか、今の働き方で将来も安心できるのかといった不安を感じることもあるかもしれません。

本記事では、最新の統計データをもとに、20代の平均年収について詳しく解説します。

20代の平均年収

20代前半(20~24歳)の平均月収はおよそ23万円台で推移しており、年収に換算すると約280万円前後となります。性別で見ると、男性は約23.4万円(年収換算 約281万円)、女性は約23.0万円(同 約276万円)と、差はごくわずかです。

この年代はまだ社会人経験が浅く、初任給や昇給前の給与体系が反映されやすいため、年収も控えめになりがちです。

また、正社員か非正規かによっても収入に差があり、正社員の方が安定して高収入を得やすい傾向にあります。なお、最新の統計によれば、日本全体の給与所得者の平均年収は約396万円で、男性が約435万円、女性は約330万円です。20代前半の年収は、全年代平均と比べて約120万円も低く、この差は就業年数や昇進経験、役職手当の有無などの影響が大きいと考えられます。

20代の学歴別の平均年収

20代(20~24歳)の平均月収を学歴別に見ると、全体として学歴が上がるにつれて月収も上昇する傾向が見られます。

男女平均では、高校卒が21.7万円(年収換算 約284万円)、専門学校卒が23.1万円(約301万円)、高専・短大卒が23.0万円(約299万円)、大学卒が25.0万円(約325万円)、そして大学院卒では28.6万円(約381万円)と、大学院卒が最も高くなっています。

男性に絞ると、高校卒が22.3万円(約290万円)、専門学校卒が22.6万円(約294万円)、高専・短大卒が23.9万円(約310万円)、大学卒が25.1万円(約326万円)、大学院卒が28.8万円(約384万円)と、全ての学歴で女性より高めの水準です。

一方、女性の平均月収は、高校卒で20.6万円(約268万円)、専門学校卒で23.4万円(約305万円)、高専・短大卒で22.6万円(約294万円)、大学卒で25.0万円(約325万円)、大学院卒で27.8万円(約362万円)となっており、こちらも学歴が上がるにつれて収入も増加する傾向が見られます。

このように、20代前半の段階でもすでに学歴と収入の間には明確な相関関係があり、特に大学院卒は他の学歴と比べて大きな差が出ているのが特徴です。

20代の企業規模別の平均年収

20代(20~24歳)の給与水準は、勤務先の企業規模によっても差が見られます。

男女平均で見ると、大企業では平均月収が24.4万円(年収換算 約317万円)と最も高く、中企業では22.7万円(約295万円)、小企業では22.1万円(約287万円)と、企業規模が小さくなるほど年収も低くなる傾向があります。

男女別では、男性の平均月収は大企業で24.4万円(約317万円)、中企業で23.0万円(約299万円)、小企業で22.4万円(約291万円)と、企業規模による収入差がやや顕著です。

女性の場合も、大企業では24.4万円(約317万円)と高水準ですが、中企業は22.4万円(約291万円)、小企業では21.8万円(約283万円)となっており、こちらも規模に応じた収入に差が見られます。

このように、20代前半においても企業の規模は収入に直結しており、大企業に勤務することが平均年収を押し上げる一因となっていることがわかります。

20代の雇用形態別の平均年収

20代における収入は、雇用形態によっても大きく異なります。男女計では、正社員の平均月収は23.7万円(年収換算 約317万円)であるのに対し、非正規雇用では17.9万円(約239万円)と、年間でおよそ80万円近い差が生じています。

男性の場合、正社員では23.8万円(約309万円)、非正規雇用では19.9万円(約259万円)と、雇用形態による差はさらに顕著です。女性でも、正社員は23.5万円(約306万円)、正社員以外では19.5万円(約254万円)と、同様の傾向が見られます。

このように、20代という若年層であっても、雇用形態の違いが収入に与える影響は大きく、長期的なキャリア形成や生活の安定にも関わってきます。安定した収入や福利厚生を求める場合は、早期の正社員登用や、キャリアアップを見据えた転職活動を視野に入れることが重要です。

出典:国税庁「令和6年分 賃金構造基本統計調査 結果の概況」

20代が年収を増やす方法

20代は、将来のキャリアや収入に大きな影響を与える土台作りの時期です。スタート時点では経験やスキルが限られている分、意識的な行動によって収入を伸ばせる可能性も大いにあります。ここでは、実行可能かつ論理的な年収アップの方法を4つ紹介します。

成長につながる資格を取得して評価を高める

企業は、即戦力となるスキルや専門性を持つ人材を高く評価します。20代では、ポテンシャルに加えて「学び続ける姿勢」が重視される傾向にあります。例えば、経理職なら日商簿記2級、IT職なら基本情報技術者やAWS認定、医療・福祉系なら介護福祉士や医療事務など、職種に直結する資格を取得することで、昇給や資格手当、責任あるポジションへの登用につながることもあります。

また、資格取得の過程で得た知識や努力は、自己成長の裏付けとして自信につながり、社内評価を高める要因になるでしょう。

副業で新しい収入源とスキルを手に入れる

副業は、収入を増やすだけでなく、本業では得にくいスキルや視野を広げるための貴重な機会にもなります。例えば、ライティング、デザイン、動画編集、プログラミングなどの実績は本業にも活かせるうえ、転職時のアピール材料にもなります。20代のうちに挑戦しておくことで、キャリアの幅が広がります。

キャリアを見直して転職で収入を伸ばす

同じ会社で長く働くことは安定につながりますが、20代のうちは柔軟なキャリア選択ができる時期でもあります。現在の仕事内容や待遇に納得いかない場合、スキルを適正に評価してくれる企業へ転職することが、年収アップにつながることもあります。

人脈づくりを通じてチャンスを広げる

人とのつながりは、思わぬ年収アップのきっかけになることがあります。例えば、社内外での信頼関係が築けていれば、プロジェクト任命や昇進の機会が回ってくる可能性が高まります。また、異業種の人脈から新たな仕事や副業の紹介を受けることもあります。

20代のうちは特に、SNSの活用やセミナー参加、OB・OG訪問など、積極的に人とつながる姿勢が重要です。意識的に人と交流を持つことで、直接的な収入増には結びつかなくても、将来の選択肢やチャンスを大きく広げられるでしょう。

まとめ

20代の年収は、学歴や職場環境、働き方などによって大きく異なります。将来的な収入やキャリアに影響を与えるのは、今どのような環境で働き、どのような行動を積み重ねているかです。

現在の働き方や年収に課題を感じる場合は、ひとりで抱え込まずに専門家の力を借りるのも1つの方法です。

Izulでは、あなたの強みを活かせる企業や年収アップにつながるポジションを提案します。経験豊富なアドバイザーが、求人選定から面接対策、給与交渉まで一貫してサポートいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

監修者・鈴木 泰絵

鈴木 泰絵

新卒でマイナビに入社し、求人メディアの営業として新規開拓〜既存深耕まで多くの採用支援を行う。新規支店の立ち上げや全社月間MVPなど、数多くの個人賞を受賞。4年目よりマネージャーに就任。停滞していたチームの売上を半年で黒字化、昨対比200%まで引き上げ、マネージャー賞も受賞。サーキュレーションでは、コンサルタント職として参画し、新規事業・マーケティング・人事・営業など様々な経営課題に取り組み、入社半年後にキャリア新人賞を受賞。リーダー就任後はプレイングマネージャーとして活躍。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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