履歴書の性格欄には何を書く?NG例や記入時のポイントを解説

2023年2月17日

2024年10月21日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

転職活動を進めるうえで、履歴書の内容は非常に重要です。履歴書には自分の性格について記入する欄がありますが、自分のことをどのように書けばいいか悩む方も多いのではないでしょうか。性格の記入欄も書き方によっては、大きなアピールに繋がります。今回は、自分の性格について整理するための方法や、履歴書の性格欄へ記入する際のポイントについて詳しく解説します。

履歴書に性格の記入欄がある理由

そもそも、なぜ履歴書には性格を記載する項目があるのでしょうか。企業の採用担当者がどのような視点で見ているのか、一緒に考えてみましょう。

業務内容や社風に合った人材か知るため

企業は、履歴書に記載された性格を元に、募集している業務内容や会社の雰囲気に合っているかどうかを確認しています。仕事をするうえで資格やスキルは必要ですが、性格や相性といった要素もお互いの働きやすさに大きく影響します。「性格が合わないと判断されたら採用されないの?」と不安になってしまうこともあるでしょう。しかし考え方を変えると、明らかに雰囲気が合わず早期退職のリスクがある場合、ミスマッチを事前に防ぐことができます。企業と求職者の両者にとって良い判断だと考えられるのではないでしょうか。

人となりを確かめるため

企業の採用担当者が性格記入欄を元に判断することのひとつに「人となり」が挙げられます。どんな会社でも、人との関わり合いは欠かせないものです。和を乱すような性格ではないか、信用のおける人かどうかなど、一緒に働く仲間として迎え入れたいと思えるかどうかを見ています。

自分の性格を整理する方法

履歴書に記入する前に、一度自分の性格について整理することから始めてみましょう。そのための方法を3点に分けて紹介します。

長所と短所に分ける

性格を記入する際には、長所と短所を求められます。長所と短所の記述を分け、それぞれの内容を細かく書き記しましょう。

長所は企業への貢献に関連付ける

まずは、長所について記載します。長所では、自分の魅力的な部分を書き連ねるだけでなく、長所がどのように企業に貢献するものか意識して書くことが大切です。思いついた長所をそのまま書くのではなく、企業がどのような人材を求めているかリサーチしたうえで、関連するような長所を述べることで大きなアピールにも繋がります。

短所は克服したいという姿勢もアピールする

次に、短所について記入します。短所では、自分の欠点を書くだけで終わってしまうと低い評価にも繋がりかねません。短所を克服したいという姿勢や、克服するために続けている努力なども合わせて記載しましょう。これにより、欠点だけでなくポジティブな考え方や向上心をあわせて伝えることができます。

履歴書の性格欄に記入する際のNG例

続いて、履歴書の性格欄に記入するときにやってはいけないNG例を3つ紹介します。転職活動で失敗しないためにも、事前にしっかり押さえておきましょう。

長所と短所の内容が矛盾している

先述の通り、性格欄には長所と短所についてそれぞれ記載します。その際に、お互いの内容が矛盾していないかどうか確認しておきましょう。
例えば、長所は「気兼ねなく人とコミュニケーションを取れる」と書いておきながら、短所で「人見知り」と記載されていると、採用担当者はどちらの内容も信用できなくなってしまいます。あれこれと内容を考えるうちに、ついつい矛盾した内容になってしまうこともあるものです。考えた日の翌日に改めて目を通すと、見方が変わって修正すべき点を見つけられることも多いのでおすすめです。

最後まで読まないと結論が伝わらない

文章がダラダラと長く、最後まで読まないと採用担当者にとって知りたい内容が得られないような書き方は、改める必要があります。転職活動のような大事な局面では「まずは結論を伝える」という意識が重要になります。
例えば「私の長所は、こんなエピソードや、こんな友人からの評価から、こんな場面において、○○なことです」という間延びした書き方では、読み手にとって話の内容が頭に入ってきません。「私の長所は○○です。なぜなら〜」と、結論を冒頭に持ってくることで、伝えたい内容をスムーズに届けることができます。これは履歴書のほかの項目や面接においても使えるテクニックなので、積極的に取り入れましょう。

短所がネガティブに書かれている

短所を記載する際に、自分の良くない点を書かなければならないため、ついついネガティブな表現になってしまいます。しかし、そのままでは悪い印象を与えてしまうので、最後はポジティブに言い換えることを徹底しましょう。
例えば「丁寧さを意識しすぎて仕事が遅く、周りに迷惑を掛ける」と書いている場合、このままでは不安要素が残ってしまいます。「丁寧なあまり仕事が遅れることがあったので、タスク管理を工夫して丁寧さと進捗管理を両立させました」といったように、改善のための取り組みも合わせて書くことがポイントです。

履歴書の性格欄に記入する際のポイント

最後に、履歴書の性格欄に記入するときの具体的なポイントを紹介します。適切な書き方を覚えることで、ほかの応募者との差別化にも繋がります。内容をしっかりとアピールできるようになりましょう。

具体的なエピソードを交える

まずは、具体的なエピソードを交えて書くことが大切です。いくら性格の良さをアピールしても、その内容に具体性がなければ信憑性は薄れてしまいます。あなたが記載した性格を表す具体的なエピソードを添えることで、履歴書に記載した内容の説得力は大きく増すことでしょう。自分の人柄を正しくアピールするためにも、実際のエピソードを用意しておきましょう。

仕事に関連した内容を選択する

性格に関する記述は、仕事に関連付けることで「入社しても上手くやっていけそうだ」という安心感や高い評価に繋がります。特に、自分の長所がどう仕事に関連するかを考えて、記載するエピソードを選びましょう。入社後のあなたが、長所を活かして仕事をこなす姿をイメージできるような書き方が理想的です。

印象に残るキーワードを盛り込む

いくら事実であったとしても、月並みな表現ばかりだと採用担当者の印象に残ることは難しいでしょう。「継続する力がある」よりも「社会人でありながら勉強を100日続けている」といったように、よりインパクトのある表現を心がけることが大切です。数字を用いることで、さらに印象に残りやすくなるでしょう。

まとめ

履歴書の性格欄は、自分の性格を書くだけでなく、表現によっては大きなアピールにも繋がる重要な項目です。性格欄の書き方ひとつで、評価が大きく変化することもあるかもしれません。「具体的なエピソードも交える」「印象に残るようなキーワードを意識する」といったポイントを意識して、転職活動を成功へと近づけていきましょう。

監修者・齊藤 穂奈美

齊藤 穂奈美

株式会社日本アクセスで原料の調達・営業を担当→株式会社ファミリーマートへ出向し中食部門の商品担当として従事→出産を機に会社を退職。WEBクリエイターとして独立し、経営者の集客・広報全般をサポート。 現在はIzulで両面コンサルタントと広報を担当。プライベートでは2人の子を育てる母。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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