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デロイト・トーマツ・コンサルティング(DTC)の年収は?他社との比較や転職難易度についても解説

2024年2月10日

2023年12月24日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

コンサル会社のBIG4に入っているデロイト・トーマツ・コンサルティング(DTC)。転職を検討している方は、年収や給与体制などを気にしている場合が多いでしょう。結論から言うと、デロイト・トーマツ・コンサルティングの平均年収は競合他社と比較して高い水準です。今回はデロイト・トーマツ・コンサルティングの役職別の平均年収や会社情報、転職難易度について解説します。

デロイト・トーマツ・コンサルティング(DTC)の平均年収データ

まずはデロイト・トーマツ・コンサルティングの平均年収を、年代別・職種別・役職別に見ていきます。年齢や役職によって年収に差がでるので、自分の対象となる項目を把握しましょう。

年代別平均年収

デロイト・トーマツ・コンサルティングの年齢別平均年収は下記の表の通りです。

年齢年収
22歳650万円
25歳750万円
30歳1,000万円
35歳1,400万円
40歳1,700万円
45歳2,500万円~
参考:タレントスクエア転職|デロイトトーマツコンサルティングの年齢別の平均年収

上記の表を見て分かる通り、年齢によって年収に大きな違いが見られ、22歳と45歳の平均年収では約2,000万円もの差があります。ただし、22歳で650万円の平均年収は、一般的な会社の平均年収と比べても大きく超えています。

日本の平均年収の440万円を22歳で超えているので、一般的に年収は高い会社に分類されるでしょう。また、30歳で平均年収が1,000万円なので、外資系の中でも競合他社と比較して高いです。ただし、上記の年収の表は役職によって大きく変わるので、入社後に一定の成果を出すことが重要です。

職種・役職別平均年収

役職年収年次
ビジネスアナリスト650~700万円1~2年目
コンサルタント700~900万円2~6年目
シニアコンサルタント900~1,200万円5~9年目
マネージャー1,200~1,500万円8~12年目
シニアマネージャー1,500~2,000万円10年目~
パートナー2,500万円~数億円15年目~
参考:タレントスクエア転職|デロイトトーマツコンサルティング役職別の平均年収

次に役職別の年収を見てみましょう。上記の表を見て分かる通り、役職によって年収に大きな差があることが分かります。デロイト・トーマツ・コンサルティングに入社して年収を上げるために重要なことは、役職について昇進することです。

年次は目安になりますが、年齢が上がる度に年収の幅も広がり、役職に就ける目安の年齢も幅広くなります。そのため、常に成果を出すことを意識して仕事に取り組む必要があります。また、パートナーまで上がると数億円まで年収が上がることもあります。多くの方が達成できる年収ではありませんが、数億円まで年収が上がる見込みがあるのは魅力的な要素です。

デロイト・トーマツ・コンサルティング(DTC)の基本的な給与体系

ここからは、デロイト・トーマツ・コンサルティングの基本的な給与体系について紹介します。

デロイト・トーマツ・コンサルティングの給与体系は下記の通り。給与は基本的に年俸制で支給され、賞与は成果連動型で支払われるのが特徴です。

基本給+残業代+賞与=年収

基本給は予め役職別に決まっているので、毎月の残業時間や賞与額で総支給額が変動します。

みなし残業制度を採用

デロイト・トーマツ・コンサルティングではみなし残業制度を採用しており、月25時間分が基本給に含まれています。毎日のように残業をしない限り、残業代で支給額が上がることは考えにくいです。

年2回のボーナス制度の詳細

デロイト・トーマツ・コンサルティングは年2回の賞与が2月と8月にあり、それぞれ賞与の内訳が大きく異なります。

8月は役職に応じて一律で支給額が決まっているので、毎年役職が変わらない限り支給額は同じですが、2月は個人の成績によって賞与の支給額が変わります。2月の賞与の内訳は上位10%の優秀な方で額面の30%程度、中間の方で10%弱の支給となります。

他社コンサルティング会社との年収を比較

ここからは、他社のコンサルティング会社との年収を比較していきます。

会社名平均年収
野村総合研究所1,242万円
ベイカレントコンサルティング1,940万円
PwCコンサルティング1,316万円
EYストラテジー・アンド・コンサルティング1,393万円
KPMGコンサルティング1,328万円
アクセンチュア1,268万円
アビームコンサルティング1,021万円
参考:タレントスクエア転職|デロイトトーマツコンサルティングの平均年収・年収ランキング

上記の表を見て分かる通り、各会社で年収に大きな差があります。ちなみにデロイト・トーマツ・コンサルティングの全体の平均年収は1,422万円です。上記で紹介した会社と比較して2番目に高い数字なので、年収も高いと言えます。

デロイト・トーマツ・コンサルティング(DTC)の会社概要

会社名デロイト・トーマツ・コンサルティング合同会社
会社名(英名)Deloitte Tohmatsu Consulting LLC
設立年月1993年4月
社員数5,263名(2023年5月末)
代表者佐瀬 真人(代表執行役社長)
本社所在地〒100-8361東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング
拠点所在地〒541-0042大阪府大阪市中央区今橋4-1-1 淀屋橋三井ビルディング〒600-8008京都府京都市下京区四条通烏丸東入長刀鉾町20 四条烏丸FT〒810-0001福岡県福岡市中央区天神1-4-2 エルガーラ

デロイト・トーマツ・コンサルティングは、高い専門性と経験を持つプロフェッショナルがチームを組み、複雑な経営課題や社会的な問題を解決するコンサルティング会社です。持続的な成長とデジタル社会の進展を背景に、業界や業種の境界を超えた企業の大きな成長をサポートしているのが特徴です。

仮説検証型だけでなく、実験実証型のサービスも強化しており、外部のパートナー企業との連携やデジタルアセットの開発を通じて、業界の変革を後押ししています。

中途採用の割合が高い

デロイト・トーマツ・コンサルティングは、2022年度の新卒採用が806人に対して、中途採用は2,700人と3倍以上の求職者が中途採用で入社しています。

他社と比べても求職者の数が多く中途採用される確率は高いので、外資系コンサル会社に転職したい層に人気です。ただし毎年応募人数や募集人数は変わるので、必ず募集要項の条件や難易度を予測してからエントリーしましょう。

年収の高さが魅力

デロイト・トーマツ・コンサルティングの魅力は年収の高さです。平均年収の項目でも解説した通り、競合他社と比べても数百万円ほど年収水準が高くなっています。30歳でも年収1,000万円を目指せるので、キャリアプランが明確な方や、少しでも早く高年収になりたい方にはおすすめです。

デロイト・トーマツ・コンサルティング(DTC)へ転職するには?

ここからは、デロイト・トーマツ・コンサルティングへ転職する方法について解説します。選考プロセスの把握と転職対策を練ることは非常に重要なので、必ず把握しておきましょう。

選考プロセス

デロイト・トーマツ・コンサルティングの選考プロセスは、まずWebテストが実施されます。その後に4回面接を経て、求職者の人となりや性格、前職経験、スキル、実績などを評価されます。採用までの過程が長いので、各面接ごとに徹底した対策を講じる必要があります。

面接は回数が多く、質問される項目が多岐に渡るので、「なぜデロイト・トーマツ・コンサルティングに入社したいのか」を深堀して回答を考えておきましょう。より具体的な書類添削・面接対策などのサポートを受けたい場合は、転職エージェントに相談するのも選択肢の一つです。

基本的な転職対策

デロイト・トーマツ・コンサルティングへの転職を目指す場合、ほかの企業と同様に入念な転職対策が必要です。自分の経験や能力をきちんとアピールし、企業からの評価を高めるための事前準備を怠らないようにしましょう。

具体的には、履歴書や職務経歴書の作成、面接のシミュレーション、一般教養の勉強が挙げられます。特に履歴書や職務経歴書は、自身のこれまでの経験やスキルをアピールする大切なツールなので、十分な時間をかけた作成が必要です。

転職を考える際、基本的な準備をしっかりと行うことで、自分の魅力をしっかりと伝えられ、希望する企業に選ばれる可能性が高まります。

デロイト・トーマツ・コンサルティング(DTC)のキャリアプラン

ここからは、デロイト・トーマツ・コンサルティングのキャリアプランについて紹介します。入社直後からパートナーになるまでの具体的なキャリア像を事前に理解しておくことで、入社後の動きをイメージしやすくなるでしょう。

入社後はビジネスアナリストからシニアコンサルタントへ

入社後はビジネスアナリストからスタートします。ビジネスアナリストは幅広いコンサルティングを行い、経験や専門性を磨いていきます。十分な実績や経験を積んだ後は、シニアコンサルタントへの昇進です。

シニアコンサルタントは専属チームのリーダーとして、課題解決へ向けてリードします。ビジネスアナリストとシニアコンサルタントでは業務内容と担当できる領域の幅が異なるので、さらなる成長が見込まれるでしょう。

管理職はマネージャーからスタートしてディレクターへ

その後はマネージャーとなり、クライアントとの信頼関係を築きながら業務を遂行します。マネージャーとして結果を出した後はディレクターへと昇進します。

ディレクターは幅広いジャンルのコンサルを自分の知識と経験を活かして行います。知識の少ない分野のコンサルも行う必要があるので、ハードルは高いですが役職としては上の方になります。

役員クラスのパートナーへ昇格

最後の昇進はパートナーとなり、幅広いサービスの提供を行います。パートナーはデロイト・トーマツ・コンサルティングの中でも最上級の役職で、年収も2,500万円以上が見込まれるでしょう。誰でも簡単に就ける役職ではありませんが、入社したら多くの方が目指します。

まとめ

デロイト・トーマツ・コンサルティングの年収は他社よりも比較的高く、高年収が見込める会社です。役職の数が多くステップアップしやすいので、30代でも年収1,000万円を目指して転職できるでしょう。採用までの過程が長く社内競争が激しいですが、中途採用の人数が多いので、経験・スキルによってはチャンスがあります。興味がある方は、ぜひ募集要項をチェックしてみてください。

監修者・西本 威昭

西本 威昭

・国内大手SIerに新卒入社
 SEやPMとして多くのプロジェクトを経験

・KPMGコンサルティング株式会社に転職
 シニアコンサルタントとしてジョイン
 製造業を中心に複数のSCM案件に参画

・アビームコンサルティング株式会社に転職
 マネージャーとしてジョイン
 製造業を中心にSAP関連プロジェクトに参画

・株式会社Izulに転職
 副業のフリーコンサルタントとして活動する傍ら、
 同社キャリアアドバイザーとして従事

著者プロフィール

Izul広報チーム

Izul広報チーム

株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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