異業種からの転職での志望動機のポイントは?書き方・例文を紹介

2024年10月6日

2024年9月25日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

異業種からの転職を考える際、特に重要となるのが「志望動機」です。採用担当者にとって異業種転職者の志望動機は、その人が新しい職種に対してどれだけ適性があり、即戦力として活躍できるかを判断する重要なポイントです。

本記事では、異業種転職における志望動機の重要性、書き方の構成、具体的な例文を紹介します。

異業種からの転職で志望動機が重要な理由

異業種転職では、しっかり練った志望動機を提出する必要があります。異業種転職で志望動機が重要な理由を、詳しく見ていきましょう。

職種に対する適性を証明するため

異業種からの転職では、応募者がその職種に対してどれだけ適性を持っているかが重要視されます。これまでの経験が直接的に関係しない職種であっても、自分のスキルや強みがどのように活かせるかを具体的に説明する必要があります。

キャリアの一貫性を示すため

異業種転職において採用担当者が懸念するのは、キャリアが一貫しているかどうかです。志望動機では、異業種に転職したい理由を明確にし、これまでのキャリアと新しい職種とのつながりを示すことが重要です。

未経験でも即戦力になれることを示すため

異業種転職では、未経験の分野でどれだけ早く戦力になれるかを示す必要があります。志望動機の中で、自分が持っているスキルや経験が新しい職種でどのように役立つか、またその分野でどれだけ貢献できるかを具体的に説明しましょう。

異業種転職の志望動機の構成

異業種転職の場合の志望動機は、同業界での転職の場合と同じ構成で問題ありません。ただし、面接官が知りたい内容をすべて盛り込む必要があります。異業種転職の志望動機の構成について、詳しく見ていきましょう。

自身の経験

志望動機の最初の部分では、これまでのキャリアで得た経験を伝えます。職種と業務内容を具体的に記載し、新しい職種にどのように活かせるかを示しましょう。例えば、営業経験がない場合でも、これまでに培ったコミュニケーション能力やプロジェクト管理能力が、営業職においてどのように役立つかを説明します。

自身の得意なこと

志望動機では、自分の得意なことや強みを説明します。職務経験で培ってきたスキル、自分が得意とする分野を具体的に挙げ、新しい職場でどう貢献できるかを示しましょう。強みを具体的に述べることで、異業種転職への説得力が増します。

異業種転職を志した理由

なぜ今の職種を離れ、新しい分野に挑戦しようと思ったのか、異業種転職を志した理由の説明も重要です。新しい職種における目標や強い興味、想いなどを述べることで、意欲をアピールできます。

転職希望先のどこに魅力を感じ、なぜ自分に合うと思ったのか

志望動機には、転職希望先の企業や業界に感じた魅力についても記載しましょう。企業理念や業界の将来性や自分が貢献できる点を挙げ、企業と自分の合致点を説明することで、面接官が納得しやすくなります。

どのように貢献したいか

企業は利益につながる人材を積極採用するため、自分の強みやスキルをどう活かして企業の成長に寄与できるかを示す必要があります。どれだけ優れたスキルがあっても、自社の利益が見込めなければ採用にはつながりません。そのため、新しい職場にどう貢献できるかを述べる必要があります。

異業種転職の志望動機の例

異業種転職の志望動機は、下記の構成で作成しましょう。

  • 自身の経験
  • 自身の得意なこと
  • 異業種転職を志した理由
  • 転職希望先のどこに魅力を感じ、なぜ自分に合うと思ったのか
  • どのように貢献したいか

上記の構成にならった異業種転職の志望動機の例を紹介します。

SEから営業職

私はこれまで、システムエンジニアとして約5年間、システム開発のプロジェクトに携わってきました。クライアントとの仕様調整やチームマネジメントを通じて、コミュニケーション能力や問題解決能力を磨いてきました。

とりわけ、クライアントのニーズを深く理解し、それをシステムに反映することが得意です。この能力は営業職においても、クライアントの要望を的確に捉えたうえでの最適な提案につながると考えています。 

私が営業職を志した理由は、よりクライアントに近い立場で仕事をしたいと考えたからです。システムエンジニアとして、技術的な視点から提案を行うことにやりがいを感じていましたが、より広い視野でクライアントのビジネスに貢献したいと思うようになりました。

御社は、顧客志向の強い営業スタイルが魅力的で、私が目指す営業職の理想と一致しています。また、技術的な知識を持つ営業職を求めている点で、私の経験が活かせると考えます。

私は、これまで培った技術的な知識とコミュニケーション能力を活かして、クライアントの課題を解決する営業パーソンとして貢献したいと考えています。具体的には、クライアントの技術的な要望を的確に捉え、最適な提案を行うことで御社のビジネス拡大に寄与したいと思います。

企画・マーケティングから不動産営業

私は、企画・マーケティング職として5年間、多くのプロジェクトで商品の企画立案から市場投入までを担当しました。その中で、市場調査・データ分析・顧客ニーズの把握など、マーケティングに関する幅広い知識を培ってきました。

得意とするのは、データ分析から得た効果的なマーケティング施策の実行です。このスキルは、不動産営業においても的確な顧客ニーズの把握と提案ができる点で大いに役立つと考えています。

私は不動産業界に強い関心があり、自身のキャリアを新たな分野で築きたいと考えるようになりました。特に、商品を企画するだけでなく、顧客と直接関わりながらニーズに応える仕事に魅力を感じ、不動産営業への転職を決意しました。

なかでも、御社の顧客第一主義の営業スタイルには強い共感を覚えました。私は、これまでマーケティングで培った顧客視点の分析能力を活かし、御社で顧客に最適な不動産を提案できると考えています。

また、御社のマーケティング活動にも積極的に関わり、営業とマーケティングの架け橋となるよう努めます。

アパレル販売職から営業職

私はアパレル販売職として、7年間お客様へのコーディネート提案や商品販売に携わってきました。接客業務を通じてコミュニケーション能力や顧客対応スキルを磨き、お客様のニーズに合わせた提案を得意としています。

販売職ではお客様の要望を的確に把握し、ニーズに合った商品を提案することが得意でした。このスキルは、営業職においても顧客ニーズに応じた製品やサービスを提案する際に大いに活かせると考えています。

接客を通じて、お客様の満足を得ることにやりがいを感じる一方で、より幅広い顧客層に対して提案を行い、ビジネスの拡大に貢献したいと思うようになりました。そこで、営業職への転職を志しました。

御社が提供する商品やサービスが、私が販売してきたアパレル商品と同じく、顧客満足度を高めるために工夫されている点に強い魅力を感じます。また、顧客のニーズに応える営業スタイルは私の接客経験と一致しており、自分に合っていると思いました。

私はアパレル販売で培った顧客対応スキルを活かし、顧客のニーズに応える営業スタッフとして御社のビジネス拡大に貢献したいと考えています。顧客の声をしっかりと聞き、そのニーズに合った提案を行うことで、顧客満足度の向上に寄与する所存です。

保育士から営業職

私は保育士として10年間、子どもたちや保護者とのコミュニケーションを大切にし、厚い信頼関係を築いてきました。保護者の悩みに寄り添い、的確なアドバイスを行ったことが信頼の獲得につながりました。

業務においては、相手の立場に合わせた最善の提案を心がけています。このスキルは、営業職においても顧客のニーズを正確に捉え、その期待に応える提案を行う際に役立つと考えています。

保育士としての経験を積む中で、より多くの人々と関われる新たな挑戦をしたいと考えました。特に、営業職として人々のニーズに応えながらビジネスの成長に貢献したいという思いがあり、転職を決意しました。

御社は人と人とのつながりを大切にする企業であり、私のこれまでの経験と共通する部分が多いと感じました。また、御社の商品やサービスは多くの人々の生活を豊かにするものであり、自分の理想と一致しています。

私は、保育士として培ったコミュニケーションスキルを活かし、顧客との信頼関係を築きながら、長期的なビジネスパートナーとして御社の成長に寄与したいと思います。

営業職から生産技術職

私は営業職として7年間、製造業のクライアントを担当し、製品の提案や納期管理を行いました。クライアントの要望に応じて製品改良や新製品の提案を行う中で、製造プロセスへの関心が高まり、より深く製造業に関わりたいと考えました。そこで、製品の品質向上や効率的な製造プロセスの構築に携われる生産技術職への転職を決めました。

私の強みは、営業職で培ったクライアントの要望を的確に把握するスキルと、製造部門と連携してそれを実現する調整力です。生産技術職においても、製品の品質向上や製造効率の改善に貢献できると考えています。

御社の生産技術職は、品質向上と効率化を重視しており、そこに大きな魅力を感じました。私がこれまで営業職で培ったコミュニケーションスキルを活かし、現場と密に連携しながら、生産技術の改善に貢献したいと考えています。

また、現場とクライアントの橋渡し役として、製品の改良や新たな製造プロセスの提案を行い、御社の競争力強化に尽力いたします。

まとめ

異業種からの転職では、志望動機が採用の成否を左右します。しっかりと自己分析を行い、自身の経験や強みを新しい職種にどう活かすかを明確に伝えることが重要です。また、転職希望先の企業や業界に対する理解を深め、自分がどのように貢献できるかを具体的に示すことで、採用担当者に強い印象を与えることができます。

もし、転職に関して不安や疑問がある場合は、専門のコンサルタントに相談することをおすすめします。Izulでは、異業種への転職もしっかりサポートいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

監修者・押目 隆之介

押目 隆之介

日本郵船グループにて3年間国際物流業務に従事。
リクルートに転職し、約5年間住宅・不動産領域のメディア営業およびマネジメントを経験後、前職のAbemaTV(サイバーエージェントより出向)にてコンテンツ戦略プロデューサーとして約4年間勤務しておりました。

現在は、自身の事業の経営も行いながら、リクルート時代の同僚であった中田の立ち上げたIzulにて、20~30代の方々を中心としたキャリア支援のお手伝いもさせていただいております。

著者プロフィール

Izul広報チーム

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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