元リクルートってどんな人?出身者の特徴や社風について解説

2024年4月7日

2024年3月7日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

株式会社リクルートは、求人検索エンジンの「Indeed」をはじめ、転職支援サービスやライフスタイル、美容、旅行、住まいなど、幅広い領域でサービスを展開している企業です。元リクルートは、株式会社リクルートが持つノウハウやマインドを持つ人材として注目されています。

本記事では、元リクルートはどのような人なのか、世間からのイメージや優秀な人物を輩出するリクルートの制度などについて詳しく解説します。

元リクルートとは何か?

元リクルートとは、株式会社リクルートに過去に在籍していた人物を指します。一般的には、過去に在籍していた企業の名称に「元」をつけて呼ぶことはありませんが、リクルートにおいては優秀な人材を多く輩出していることから、その特別感によって元リクルートと呼ばれるのです。

元リクルートの特徴

元リクルートは、株式会社リクルートの社風や働き方などを理解しています。また株式会社リクルートの教育方針に基づいて知識やスキルを習得しており、他の企業の出身者とは異なる点が数多くみられます。ここからは元リクルートの特徴について詳しく見ていきましょう。

経営者視点を持っている

リクルートは、全社員に経営者の視点を持つことを奨励し、その方針を社内に浸透させています。すべての社員が自らの業務に責任を持ち、会社全体の成功に貢献する姿勢を重視しています。単に会社のために経営者視点を持つように指導するのではなく、退社して起業することを応援していることも大きな特徴です。

チームメンバーを大切にする

リクルートは、成果を出す特定の人物だけを大切にするのではなく、社員の個々の能力や興味に合わせて、キャリアパスをサポートします。また個人プレーではなくチームワークを重視しているため、元リクルートはチームのメンバーを大切にする傾向があります。

スピード感がある

リクルートは新しいビジネスを迅速に推進し、市場の変化に素早く対応することを得意としています。市場のトレンドを敏感に捉え、迅速な意思決定を行っています。このことから、元リクルートは単に仕事が早いだけではなくスピード感のある決断が可能です。

課題解決力に優れている

リクルートは顧客やユーザーの声に耳を傾け、ニーズや要望を理解することを重視しています。そして、ニーズや要望に沿った製品やサービスを提案します。製品やサービスを一方的に売り込むのではなく、顧客の課題解決を主軸としているため、課題解決力に優れています。

逆算の思考ができる

リクルートでは、目標達成に向けて必要なステップを逆算することを重視します。例えば、月に3件の商談成立を目指す場合、その達成には10件のアポイントが必要であり、それらのアポイント獲得のためには100回のアプローチが必要といった、具体的に目標達成に向けて逆算し行動をします。

元リクルートは、目標を達成するために掲げるべき小さな目標を設定する能力に長けている、といえるでしょう。

元リクルートの世間からのイメージ

元リクルートの社員は、経営者視点を持って仕事に取り組む姿勢が高く評価されています。またリクルートは、その事業の多様性からさまざまな課題に直面してきました。それらの課題を解決してきた実績により、元リクルートの社員は課題解決力に優れていると考えられています。

元リクルートは転職先候補が豊富

リクルートは日本を代表する会社であり、多様な事業を展開しているため、そこで働いた経験やスキルは他の企業でも高く評価される傾向があります。多くの事業領域をカバーしているため、業界や職種によらずさまざまな転職先が考えられます。

リクルートの社風

リクルートでは、圧倒的当事者意識という考え方が浸透しています。圧倒的当事者意識とは、社員全員が組織全体のことを考えるだけではなく、顧客を自分事化して課題やニーズを考えるものです。

また質問を通じて深掘りし、本質的な問題を見つける「なんでなんで思考」が根付いています。仮説を立てて具体化し、合理的な問題解決を図ることが重視されています。

優秀な人材を輩出するリクルートの制度

優秀な人材を数多く輩出してきたリクルートには、表彰制度や充実した福利厚生などがあります。ここからはリクルートの制度について詳しく見ていきましょう。

表彰制度

リクルートでは、MVP賞という表彰制度があります。顧客やマーケットへの価値向上に貢献した人を対象に、年に1回大規模な表彰を行うものです。

対象者は営業、商品企画、事業スタッフなど、すべての職種が対象であり、受賞条件は「新規事業の創出のように新しい価値を生み出した」、「事業領域を超えた新たな付加価値を生み出した」などです。

Will-Can-Mustシート

リクルートには数多くの人事評価制度がありますが、その中でも特に重要な評価軸が「Will-Can-Mustシート」です。本人が実現したいこと(Will)、活かしたい強みや克服したい課題(Can)、業務目標や能力開発につながるミッション(Must)の3要素で構成され、自身が設定した課題や目標に対する成果が可視化できるようになっています。

本人と上司が対話しながら半期の目標設定を相談しますが、最終的には自身で主体的に目標を設定し、行動に移します。自身の個性を最大限に活かし、さらなるキャリアアップを目指せるリクルート独自の人事評価制度です。

キャリアビュー制度

リクルートには、キャリアビュー制度と呼ばれる3年限定の契約社員を採用する制度があります。3年間の契約期間の間に自己成長し、キャリアアップや起業など次のステップへ進めるようになっています。3年限定の契約社員は通称CV職とも呼ばれ、元リクルートの優秀な人材や経営者の中には、契約社員で経験を積んで転職・起業を成功させた方も多くいます。

ミッショングレード制度

リクルートでは、ミッショングレード制度という半期ごとに個人の能力や職務の価値に基づいてグレードを決定する制度を導入しています。

職務の価値によってグレードが決まるため、経験に関係なく優れた価値の職務を担う個人に高いグレードが設定されます。そのため、公平かつ成果に応じた評価が可能です。

福利厚生

一部の職種を除き、全社にリモートワークを導入しており、回数や理由などの制限は設けられていません。また、年間平均では週休2.8日とし、1日の所定労働時間は8時間です。そのほか、男性も取得できる出産育児休暇、家族のケアをする際に利用できるケア休暇、年次有給休暇の未消化分を積立できるストック休暇など、働きやすい環境づくりに役立つ制度が導入されています。

早期退職制度

早期退職制度により、新しい人材が入ってきて組織の活性化が促進されます。若い世代の活躍が加速し、会社の成長に寄与します。また早期退職制度を利用した場合、在籍期間に応じて数十万円~100万円以上の退職金が支給されるため、元リクルートは転職や起業の資金にできるのです。就業期間と貰える退職金の額については下記の通りです。

【就業期間と貰える退職金】
勤続6ヵ月以上〜1年6ヵ月未満:20万円
勤続1年6ヵ月以上〜3年6ヵ月未満:40万円
勤続3年6ヵ月以上〜:100万円

また、リクルートでは退職者を「卒業生」と呼ぶ文化が根付いており、リクルートで得たスキルを活かして次のステップに進むという好意的な意味合いがあります。将来的に独立・起業を目指す成長意欲の高い人材が集まりやすいのも、リクルートの特徴と言えるでしょう。

まとめ

元リクルートは一般的に優秀なイメージを持たれており、幅広い業界に転職しやすいといえます。これは、リクルートの圧倒的当事者意識や経営者視点、充実した福利厚生、人事評価制度などによるものです。また実際に課題解決力や思考の逆算、スピード感などにおいても優れている傾向があります。いずれ独立や転職することを視野に入れたうえで、リクルートへの転職を目指すのも一つの方法でしょう。

監修者・座間 智也

座間 智也

原宿で美容師 ⇒ リーフラス株式会社 ⇒ 株式会社スポーツフィールド
サッカー選手になる夢を断念し、美容師からキャリアをスタート、2社目では当時史上最短の入社8ヶ月でリーダー昇格、3年目の25歳で当時社員600名弱の会社で支店長として従事。その後、人材紹介会社へ転職し、入社4年で東日本エリアのマネージャーとして6拠点のマネジメントを経験。現在は個人として4つの事業運営を行いながら、Izul でキャリアアドバイザーとして従事。

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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