パーソルキャリアは総合人材サービス会社の大手企業で、同業界の中でも高い知名度を誇っています。転職市場でも人気が高いため、転職を成功させるためには入念な企業リサーチと試験対策が必要不可欠です。そこでこの記事では、パーソルキャリアの企業情報や募集職種、選考フローなどについて解説しています。パーソルキャリアへの転職を目指す方はぜひ参考にしてください。
パーソルキャリアの会社概要
パーソルキャリアは2010年に設立された総合人材サービス会社で、現在はパーソルホールディングスの子会社としてグループの中枢を担っています。なお、2017年に社名をインテリジェンスから変更しました。ここでは、パーソルキャリアの具体的な会社概要を紹介します。
事業内容
パーソルキャリアは総合人材サービス会社として、求職者向けの人材紹介サービスや転職・就職支援サービスのほか、人材を求める企業向けに採用・経営支援サービスを提供しています。また、転職情報サイト「doda」の運営も行っています。
職種
パーソルキャリアには営業職・企画職・クリエイティブ職などさまざまな職種が設けられており、それぞれ協力し合うことによって新しい事業や価値の創出を目指しています。各職種の具体的な業務内容については、このあとの項目で解説しているためぜひチェックしてください。
社風・カルチャー
パーソルキャリアは風通しがよく、活気あふれる雰囲気が特徴的です。積極性の高い社員が多く、新しいことに挑戦しやすい風土が根付いているといえます。また、会社側が残業を減らす取り組みを行っていることもあり、ワークライフバランスが保ちやすいのも魅力です。
福利厚生
パーソルキャリアでは、映画館・レジャー施設・家事代行など多様なサービスを特別優待価格で利用できるリロクラブを導入しています。また、キャリアとライフイベントの両立を支援するための制度「FLASH」や、社内企業プログラム「0 to 1」など、キャリア支援を行うパーソルキャリアならではの福利厚生を実施している点が特徴的です。
パーソルキャリアへの転職は難しい?
大手企業であるパーソルキャリアは人材業界の中でも知名度があり、転職市場でも人気が高いため、転職難易度は高いといえます。従業員の中には有名大学の卒業生も多く、やる気や熱意だけでは評価されないのが実情です。ただし、パーソルキャリアでは中途採用を積極的に行っているため、事前に準備して選考に取り組めば十分にチャンスがあるといえるでしょう。

パーソルホールディングスの平均年収データ・ボーナス
パーソルホールディングスが2024年6月に提出した有価証券報告書によると、平均年収は812万円となっています。日本全体の平均年収である約430万円と比較すると、倍以上の年収である点が特徴的です。また、毎年6月・12月の年2回、ボーナスが支給されます。パーソルキャリアは成果主義の風土が根付いているため、自分の成績次第では年齢や役職に関係なく給与アップのチャンスがあるといえるでしょう。
参考:有価証券報告書
パーソルキャリアの主な募集職種
ここでは、パーソルキャリアで募集を行っている主な職種を紹介します。応募する前にぜひチェックしてみてください。
リクルーティングアドバイザー(RA)
リクルーティングアドバイザー(RA)とは、法人企業に対して採用支援や経営支援を行う職種です。企業の人事や採用にまつわる課題をヒアリングしたうえで、自社のサービスなどを活用しながら解決へと導きます。
キャリアアドバイザー(CA)
キャリアアドバイザー(CA)とは、仕事を探す求職者に向けて転職・就職支援を行う職種です。パーソルキャリアが運営する転職情報サイト「doda」を活用しながら、求職者に対してカウンセリング・求人紹介・企業との日程調整・面接対策などのサービスを提供します。
企画職
企画職とは、パーソルキャリアの事業計画の策定・推進、新規事業の創出・自社商品やサービスに関する営業戦略の策定・推進などを行う職種です。パーソルキャリアでは、具体的な職種に応じて事業企画部門・営業企画部門・経営企画部門の3つの部門に分かれています。
IT・テクノロジー
パーソルキャリアのIT・テクノロジー職は、主にエンジニア・データテクノロジー・ITコンサルタントの3種類に分かれています。さらに、同じエンジニアの中でも担当業務によって職種が細分化されている点が特徴的です。たとえば、エンタープライズ・社内基幹システム・新規サービスなどの開発に携わる開発エンジニアや、インフラ環境やプラットフォームの構築に携わるインフラエンジニアなどが存在しています。
マーケティング
パーソルキャリアのマーケティング職は、法人向けと求職者向けで業務内容が分かれています。法人向けのBtoBマーケティングでは、対象となる企業に対してリサーチや企画立案を行い、コンテンツマーケやメールマーケなどの施策を実行します。一方、求職者向けのBtoCマーケではKPI設計・管理を行い、顧客の体験価値をアップさせることが目標です。
クリエイティブ
パーソルキャリアのクリエイティブ職は、主にディレクターとデザイナーの2種類に分かれています。ディレクター職は、顧客となる企業の採用戦略やプロモーション戦略を企画し、提案を行う職種です。一方、デザイナー職では「doda」などのサイトのUI/UXを設計したり、コンテンツの企画立案を行ったりしています。
コーポレート
パーソルキャリアのコーポレート職は、経営戦略本部・事業戦略本部・コーポレート本部・人事本部に分かれています。企業や求職者に対して直接的に支援を行う職種ではありませんが、経営戦略を策定したり、従業員が働きやすい環境を整えたりと、企業を支える役割を担っています。
アシスタント
アシスタント職は、リクルーティングアドバイザーやキャリアアドバイザーとタッグを組んで、営業活動のサポートを行う仕事です。原則として契約社員での採用になりますが、キャリアチャレンジ制度を活用することで正社員登用を狙えます。
パーソルキャリアの選考フローと対策
パーソルキャリアへの転職を成功させるためには、選考の傾向や特徴を事前に把握しておくことが大切です。ここでは、選考フローと面接の傾向・対策について解説します。
パーソルキャリアの選考フロー
パーソルキャリアの一般的な選考フローは以下のとおりです。
- 書類選考
- 1次面接
- 適性検査
- 2次面接
- 最終面接
- 内定
パーソルキャリアでは面接が2〜4回実施され、1次面接は現場管理職や人事担当者、2次面接は現場の統括責任者、最終面接は役員が面接官になる傾向にあります。また、選考フローのなかでWebによる適性検査が行われます。
面接の傾向と対策
パーソルキャリアの面接では、これまでの経歴や前職の退職理由といった一般的な質問のほかに、今までの業務で失敗した経験や今後のキャリアプランなどについて尋ねられるケースがあります。突飛な質問をされることは少ないようですが、経営理念や「企業をよくするためにできること」など、パーソルキャリアに関する質問をされることが多いため、企業リサーチを徹底的に行っておくとよいでしょう。

パーソルキャリアへの転職に向いている人
ここでは、パーソルキャリアへの転職に向いている人の特徴を3つ紹介します。パーソルキャリアへの転職を目指す方はぜひチェックしてみてください。
顧客志向が強い
パーソルキャリアでは、求職者や法人が抱える課題を引き出し、解決に向けてさまざまな支援を行うのが主な仕事です。そのため、クライアントのニーズや要望を最優先に考える「顧客志向」が強い人は選考においても評価されやすいといえるでしょう。また、顧客志向は実際の業務でも非常に重要になります。
チームワークが高い
パーソルキャリアでは、クライアントの課題を解決するために社内のさまざまな部署と連携を取ることになります。そのため、チームワークの高さや誰とでも円滑な関係を築ける社交性が必要不可欠です。また、社内外問わず優れたコミュニケーション能力が求められます。
パーソルキャリアのバリューを体現している
パーソルキャリアではビジョンとして「はたらいて、笑おう」を掲げており、従業員には「外向き」「自分ゴト化」「成長マインド」の3つの価値観を求めています。このバリューを体現し、世の中の動向に常に目を向けながら、積極的に学び続ける人材は高く評価されやすいといえるでしょう。
まとめ
この記事では、パーソルキャリアの転職難易度や選考フロー、具体的な会社概要などについて解説しました。パーソルキャリアは中途採用を積極的に行っているものの、転職市場で人気が強く倍率が高い傾向にあります。パーソルキャリアへの転職を成功させるためには、自力での活動ではなく転職エージェントの支援を受けるのがおすすめです。Izulの転職エージェントでは、徹底的にヒアリングしたうえで、求職者のキャリア形成を重視した伴走型のサポートを実施しています。まずは相談からでもお気軽にご利用ください。