広報への転職は難しい?転職を成功させるためのポイントを解説

2024年8月30日

2024年8月22日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

社内外に自社の魅力を発信する広報職は「会社の顔」とも呼ばれ、転職市場でも人気の高い職種です。その反面、広報職への転職は入念な対策が必要です。そこでこの記事では、広報職への転職を成功させるポイントや具体的な方法を解説します。広報職を目指している方はぜひ参考にしてください。

広報への転職は難しい?

広報職は転職市場でも人気が高く、年間を通して多数の志望者が集まります。しかし、どの会社でも広報は少人数であることが多く、競争率が高くなりやすい部門です。経験者であっても採用の難易度が高いため、未経験者の場合はさらに難しいといえるでしょう。

広報の主な仕事とは

広報職は主に3つの仕事に分類されます。ここでは、それぞれの業務内容について詳しく解説します。

社内広報

社内広報とは、自社内に向けて情報を発信する仕事です。主に、社内報やイントラネットなどを通して、企業理念や経営層からのメッセージ、今後のビジョンなどを社員に伝えます。社内広報は会社と従業員の架け橋となり、社内の雰囲気を良くしたり、従業員のモチベーションアップを促す目的で行われます。

社外広報

社外広報とは、社外に向けて自社の情報を発信する仕事です。主に、プレスリリース・SNS・自社ホームページなどを通して、自社商品や企業理念などのアピールを行います。時には、広報担当者が「会社の顔」として自ら記者会見やインタビューを受けることもあります。会社の知名度や印象をアップし、自社商品・サービスへの関心を促すことが大切です。

IR広報

IR広報とは、株主や投資家などに対して会社の経営状況を提供する仕事です。主に、四半期報告書やアニュアル・レポートの作成などを行います。商品情報や魅力を発信する通常の広報と異なり、経営状況の良し悪しにかかわらず、投資の判断になるような正確な情報を伝えることが必要です。

広報に向いている人の特徴

ここでは、広報に向いている人の特徴を4つ紹介します。広報職を目指している方はぜひチェックしてみてください。

コミュニケーション能力が高い

広報職は、業務を通じて社内外と関わる機会が多い仕事です。コミュニケーション能力が高ければ、必要な情報が伝わりやすいだけでなく、マスコミ関係者や専門家とも良好な関係を築きやすいでしょう。また、コミュニケーション能力を活かして人脈を広げることも可能です。

問題解決能力が高い

広報職にとって、問題が起きた際の謝罪やクレーム対応も重要な業務のひとつです。そのため、トラブルの現状や世間の声を読み取り、適切な解決策を選択する問題解決能力が求められます。問題解決能力が高ければ、事態の悪化を最小限に抑え、企業イメージのアップや改善に貢献できるでしょう。

情報収集力が高い

広報として情報発信をするためには、社内外の事情に通じておく必要があります。ときには、伝えるべきことと秘密にすべきことの取捨選択も必要です。情報収集能力が高い方なら、常にアンテナを張って情報を集められるため、適切な情報発信につながるでしょう。

言語化能力が高い

広報の仕事では、自社の情報をプレスリリース・SNS・ホームページなどさまざまな形で発信します。言語化能力の高い方が広報業務を担当すれば、情報を正確に届けられるでしょう。また、一般の方でも理解できるよう専門用語から平易な表現への言い換えも必要です。

広報への転職に活かせるスキル

広報職へ転職する際、スキルがあると有利に働きやすくなります。ここでは、特に役立つスキルを3つ紹介します。

マーケティング

マーケティングとは、顧客のニーズを読み取り、販売促進のための効果的な施策を企画・実行することです。マーケティングスキルがあると、市場のトレンドを把握したうえでターゲットが求める情報を的確に発信できます。また、広報活動の結果を分析し、より良い情報発信のために改善を繰り返すことも必要です。

デザイン

広報の仕事では、情報が一目でわかりやすく、読みやすいプレスリリースやホームページなどの発信が求められます。デザインスキルがあれば、文章・画像・カラーを組み合わせながらより魅力的なコンテンツの作成が可能です。情報を視覚的に訴えかければ、発信の効果をより高められるでしょう。

ライティング

プレスリリース・社内報・ホームページなどを作成する際は、情報をわかりやすい文章にまとめる必要があります。ライティングスキルがあれば、伝えたいことの羅列ではなく、表現や言い回しを工夫して情報を的確に届けられます。また、専門用語を噛み砕いて伝える能力も求められます。

未経験から広報に転職する方法

未経験から広報に転職するのは難しいですが、工夫次第で十分チャンスはあります。ここでは、未経験から広報に転職する方法を3つ紹介します。

未経験可の求人に応募する

未経験可の求人であれば間口が広がるため、広報の経験がなくても採用されるチャンスはあるといえます。ただし、未経験可の求人は応募が殺到しやすく、倍率が高くなりやすいため注意が必要です。広報経験者とも競うことになるため、応募書類や面接の対策は徹底的に行いましょう。

経験のある業界に応募する

未経験者であっても、経験のある業界なら広報職として採用されることがあります。例えば前職で食品業界にいた場合、同業界であれば「食品に関する知見を広報活動でも活かせる」と判断されやすいでしょう。この場合、業界への熱意や実績とともに、広報職を志望する理由を具体的に伝えるのが大切です。

PR会社や広告代理店で経験を積む

未経験の場合、先にPR会社や広告代理店で経験を積んでから会社の広報担当を目指すのもおすすめです。PR会社・広告代理店では会社のPRや広告活動の支援を行っているため、広報に関するスキルを身につけられます。また、未経験者を受け入れている会社も多く、経験を積むのに向いています。

経験者が広報に転職する方法

広報経験者でも別の会社の広報として転職するのは難易度が高いため、求人の探し方を工夫する必要があります。ここでは、経験者が広報に転職する方法を2つ紹介します。

仕事で繋がった人脈を活用する

中途採用の場合、転職サイト経由だけでなく、知人の紹介やヘッドハンティングなどで採用が決まる場合もあります。広報職は業務を通じて人脈が広がりやすいため、転職を検討している場合は周囲への相談もおすすめです。他社の広報担当者から、未公開の募集情報を共有してもらえるかもしれません。

ダイレクトリクルーティングを活用する

ダイレクトリクルーティングとは、会社側から自社に合った求職者を探しに行き、直接アプローチする採用活動です。経験者の場合は広報職としての実績やスキルをアピールできるため、自ら求人を探さなくても声がかかる可能性があります。より多くの会社から注目してもらうため、これまでの経歴や成果を具体的にまとめておきましょう。

広報への転職を成功させるポイント

ここでは、広報への転職を成功させるポイントを4つ紹介します。転職活動を始める前にぜひ参考にしてください。

業界研究・企業研究を徹底的に行う

転職活動を始める前に、志望する業界や会社についての徹底的な下調べが大切です。同じ広報でも業界によりトレンドや手法が異なるため、より自分の経験やスキルと絡めたアピールが可能になります。また、「広報職であれば自社でなくてもいいのでは?」と思われないよう、応募先企業について事前に理解を深めておきましょう。

広報に活かせるスキルを伝える

マーケティングスキル・デザインスキル・英語力など、広報に活かせるスキルを持っている場合は積極的にアピールしましょう。特に未経験可の求人では、ほかの広報未経験者との差別化にもつながります。また、広報に関する資格を有している場合は必ず応募書類に記載してください。

関連性の高い業務経験をアピールする

広報の経験がなくても、関連性の高い業務経験は十分なアピールポイントになります。例えば営業の経験がある場合、自社商品の売り込みや社内外との調整スキルは強みになるでしょう。すぐに思いつかない場合は、これまでの経験やスキルの棚卸しもおすすめです。

転職エージェントに相談する

未経験から広報に転職したい場合、転職エージェントへの相談もよいでしょう。特に広報に強いエージェントなら、業界のトレンドや傾向を分析したうえで効果的なアプローチ方法のアドバイスを受けられます。基本的に無料で利用できるため、興味がある場合は相談だけでも受けてみるのがおすすめです。

まとめ

この記事では、広報へ転職する方法や転職を成功させるポイントについて解説しました。広報は転職市場でも人気が高いため、十分な対策が必要です。未経験から目指す場合は特にハードルが高いため、転職エージェントを活用してみてください。Izulの転職エージェントでは、徹底的にヒアリングしたうえで、求職者のキャリア形成を重視した伴走型のサポートを実施しています。まずは相談からでもお気軽にご利用ください。

監修者・押目 隆之介

押目 隆之介

日本郵船グループにて3年間国際物流業務に従事。
リクルートに転職し、約5年間住宅・不動産領域のメディア営業およびマネジメントを経験後、前職のAbemaTV(サイバーエージェントより出向)にてコンテンツ戦略プロデューサーとして約4年間勤務しておりました。

現在は、自身の事業の経営も行いながら、リクルート時代の同僚であった中田の立ち上げたIzulにて、20~30代の方々を中心としたキャリア支援のお手伝いもさせていただいております。

著者プロフィール

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Izul広報チーム

株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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