株式会社ラクスは、ITサービスを通じて企業の成長を支援する企業であり、経費精算や請求書発行、電子帳簿保存などのSaaS事業を展開するとともに、IT人材事業にも注力しています。
本記事では、ラクスへの転職を検討している方に向けて、企業の概要や職場環境、募集職種、面接のポイント、選考プロセスなどを詳しく解説します。
ラクスの会社概要
株式会社ラクスは、2000年11月1日に設立された企業で、2015年に東京証券取引所プライム市場に上場しました。設立以来、「ITサービスで企業の成長を継続的に支援します」というミッションを掲げ、企業の業務効率化と生産性向上に貢献する様々なITソリューションを提供しています。
事業内容
ラクスの事業はクラウドサービス事業とIT人材事業です。クラウドサービス事業では、経費精算・請求書発行・電子帳簿保存・販売管理・勤怠管理・メールマーケティングなど、多岐にわたるSaaSを提供しています。
ラクスが提供する主なクラウドサービスは下記のとおりです。
バックオフィス業務効率化
- 楽楽精算……経費精算システム
- 楽楽明細……請求書発行システム
- 楽楽請求……請求書受領システム
- 楽楽電子保存……電子帳簿保存システム
- メールディーラー……問い合わせ管理システム
- 配配メール……メールマーケティングシステム
- 楽楽販売……販売管理システム
- 楽楽勤怠……勤怠管理システム
一方、IT人材事業では、Web開発、インフラ構築、機械学習、QAエンジニアリングなど、専門性の高い分野に特化した技術者を育成し、クライアント企業へ派遣します。

ラクスの職場データ
ラクスは働きやすい環境が整っています。年齢層、残業時間などのデータについて見ていきましょう。
従業員数・年齢層
ラクスの従業員数は1,532人(2024年3月時点)で、前年の1,253人から約22%増加しています。ここ数年、継続的な成長を遂げており、2020年には538人だった従業員数が4年間で約3倍に増加しました。
また、平均年齢は32.3歳で、20代が44%、30代が42%、40代以上が14%占めており、若手社員が活躍しやすい環境です。
残業時間・有休取得率
ラクスの月平均残業時間は18.2時間で、1日あたり約1時間の計算です。コンサルティング業界の中では比較的短めの水準で、ワークライフバランスが取りやすい環境といえます。
また、有給休暇の消化率は90.0%と非常に高く、多くの社員が計画的に休暇を取得していることがわかります。「メリハリのある働き方」が推奨されており、休暇をしっかりと取得しながら生産性の高い働き方が可能です。
ラクスの募集職種一覧
ラクスの募集職種は下記の通りです(2025年1月現在)。
職種 | 役職・ポジション |
開発 | エンジニアリングマネージャー、サーバサイドエンジニア/Java、プロジェクトマネージャー/フロントエンド、リードエンジニア/フロントエンド、フロントエンドエンジニア、ブリッジSE、QAリーダー、プロダクトセキュリティエンジニア、プロダクトマネージャー、プロジェクトマネージャー、エンジニアリングマネージャー/研究開発・AI、研究開発/R&D エンジニア、テックリード(ベトナム子会社駐在)、サーバサイドエンジニア/PHP |
インフラ | 部長/インフラ、エンジニアリングマネージャー/インフラ、インフラエンジニア |
クリエイティブ | UIデザイナー/アシスタントマネージャー、UIデザイナー |
営業 | フィールドセールス、営業管理職(マネージャー)、インサイドセールス、営業企画/戦略 |
カスタマーサクセス | カスタマーサクセス、カスタマーサクセス(マネージャー) |
企画・マーケティング | 事業企画/事業戦略(ポテンシャル採用)、事業企画/事業戦略(リーダー)、プロダクトマーケティングマネージャー(PMM/プロダクト企画)、プロダクトマーケティングマネージャー(PMM/プロダクト企画)(マネージャー)、プロダクトマーケティングマネージャー(PMM/プロダクト企画)(楽楽勤怠)、プロダクトマーケティングマネージャー(PMM/BizDev)(楽楽シリーズ / マルチプロダクト戦略)、ブランディング(ポテンシャル採用)、ブランディング(リーダー)、ブランディング(マネージャー)、マーケティング戦略企画(マネージャー)、データ戦略企画(マネージャー)、データマーケティング担当(リーダー)、オンラインマーケティング(リスティング・ディスプレイ広告)、コンテンツマーケティング(SEO/サイト運営・改善・分析)、コンテンツマーケティング(メールマーケティング/リードナーチャリング)、マーケティング(展示会・セミナー)担当 |
コーポレート | IR(ポテンシャル採用)、IR(リーダー候補)、内部監査、法務、事業管理統括部(ミドルオフィス領域)、事務(請求・受発注管理)(ポテンシャル採用)、事務・業務改善(請求・受発注管理)(リーダー候補)、事業管理・経営分析(ポテンシャル採用)、業務改善・社内BPR、社内BPR(ITシステム部門)、総務/広域担当 |
ラクスの働き方
ラクスは、成長を続ける企業として、社員が最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を整えています。ラクスの働き方について詳しく見ていきましょう。
コミュニケーションを重視した戦略的オフィスワーク
ラクスでは、高い成長目標達成のため「戦略的オフィスワーク」を採用しています。組織の急成長に伴い、新たなメンバーが毎月加わるため、教育やオンボーディングの機会を充実させることが不可欠です。活発な対面でのコミュニケーションによって、業務課題の迅速な解決や、組織全体へのカルチャーの浸透を目指しています。
柔軟な勤務制度で働きやすい
働きやすさを重視し、社員がライフステージに応じた働き方を選べる制度があります。出社時間は8時~10時の間で30分単位で選択可能なシフト勤務制度を導入し、通勤の負担を軽減しています。また、毎週水曜日は「水曜在宅ワークデー」として、オフィスワークと在宅ワークを選択できる仕組みを採用しています。
さらに、子育て世代のための「ラクスマイル制度」や、社員や家族の体調不良時に利用できる「シックリーブ制度」など、多様なライフスタイルを支える制度もあります。
多様なキャリアビジョンを描ける成長機会がある
ラクスでは、複数の商材やサービスを展開し、トップシェアを誇るものから新規事業まで、様々なフェーズのビジネスに関わる機会があります。社員は事業責任者やマネージャー、リーダー、スペシャリストなど、自身のキャリアビジョンに応じた成長を実現できます。
ラクスの選考プロセス
ラクスでは、候補者のスキルや経験だけでなく、企業文化とのマッチングを重視した採用活動を行っています。選考フローや面接でよく聞かれる質問について解説します。
選考フロー
選考フローは下記の通りです。
- 書類選考
- 一次面接
- 最終選考/適性検査
- 内定
職種により選考フローが変更となる場合があります。
面接でよく聞かれる質問
ラクスの面接では、応募者のスキルや経験を詳しく確認するための質問が中心です。例えば技術的なスキルや職務経験についてです。過去のプロジェクト経験や使用した技術スタック、開発手法について詳しく問われることが多いため、実際にどのような課題を解決してきたのか、どのようなアプローチを取ったのかを説明できるようにしておきましょう。
また、ラクスではチームワークや社内コミュニケーションも重視しているため、協調性やリーダーシップに関する質問もされます。

ラクスへの転職を成功させるポイント
ラクスでは、高い成長目標を掲げ、業務の効率化やチームワークを重視しています。そのため、転職を成功させるためには、ラクスの企業文化や求められるスキルへの適応をアピールすることが重要です。ラクスへの転職を成功させるポイントについては、弊社がインタビューさせていただいている記事をぜひご覧ください!
自己管理能力をアピールする
ラクスは、効率的な業務進行を重視し、残業時間の削減やPDCAサイクルの徹底により生産性を高めています。そのため、タスクの優先順位を適切に管理し、限られた時間の中で成果を出す能力が求められます。面接では、これまでの業務でどのようにスケジュール管理を行い、タスクを効率的に進めたのかを具体的に説明できるように準備しておくことが大切です。
対面でのコミュニケーション力をアピールする
ラクスは「戦略的オフィスワーク」を採用しており、対面での円滑なコミュニケーションを通じて、チームの一体感を高めながら業務を進めています。新しいメンバーが多い環境でスムーズな意思疎通ができるかどうかは、選考の重要なポイントです。
面接では、チームで協力してプロジェクトを進めた経験や、課題解決のために積極的に意見交換を行ったエピソードを交えて、コミュニケーション能力の高さをアピールするとよいでしょう。
まとめ
ラクスへの転職成功には、自己管理能力や対面でのコミュニケーションスキルをアピールすることが重要です。また、選考ではスキルだけでなく、チームワークや企業文化への適応力も重視されるため、事前の準備が欠かせません。
こうした背景から、ラクスへの転職を目指す方は、転職市場や企業の採用動向を熟知した専門家のサポートを受けることで、よりスムーズな転職活動が可能となります。
Izulは、ラクスとパートナーシップを築いている転職エージェントの中でも、「採用決定率」において2年連続でNo.1の実績があります。ラクスへの転職を検討している方は、Izulのコンサルタントへご相談ください。