eラーニングとは?使用するメリット・デメリットや教材を選ぶときのポイントを解説

2022年10月24日

2023年5月30日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

インターネットや電子機器を活用した教育手法のことを、eラーニングといいます。従来実施してきた教育体制から、eラーニングへの切り替えを検討している企業も多いでしょう。しかし、eラーニングを導入するうえでは、利用によるメリットやデメリットを把握しておかなければなりません。
今回は、eラーニングの基本や導入事例、選定ポイントについて紹介します。
eラーニングが注目されるようになった背景や、実際に導入するうえでのプロセスもあわせて解説しています。自社にeラーニングを導入すべきか悩んでいる、導入したものの活用しきれていない企業はぜひ参考にしてください。

eラーニングとは

eラーニングとは、インターネットを経由して実施する教育方法のことです。パソコンや、タブレット、スマートフォンなどの端末を活用して学ぶ方法の総称でもあります。
対面で行うことを前提とした従来の教育方法と並行し、自発的に学習できるeラーニングを取り入れている企業も増えています。また新型コロナウイルスの感染拡大防止として、従来の対面による教育体制からeラーニングへ完全移行する企業もあるでしょう。

eラーニングが普及した背景

1990年代に米国で登場したeラーニングは、2000年に打ち出されたe-Japan構想をきっかけに日本でも注目が集まりました。徐々に注目度が高まり、モバイル端末が急速に進化した2010年代後半から、多くの企業が取り入れていくようになりました。
近年ではPCだけでなく、スマートフォンで受講できるeラーニング教材も増えています。外出先でも手軽に学習できるため、現代のビジネスシーンにおいて非常に重要なコンテンツとして活用されています。
また、昨今のコロナ禍により対面での教育が難しくなったことも、eラーニングがより注目される理由です。eラーニングの教材とオンライン会議ツールなどを併用し、完全在宅で教育を実施する企業も増えました。
このようにeラーニングの普及・変化には、時代と共に変わるオンライン需要が背景にあることがわかります。

eラーニングの導入プロセス

eラーニングを導入する際は、提供されているコンテンツをそのまま使用するか、カスタマイズして使用するかを選択します。そのうえで、利用を開始する時期や運用体制などを構築します。
準備段階を終えたら、以下の手順でeラーニングを導入しましょう。

  1. eラーニングを提供するベンダーとシステム契約を締結
  2. eラーニングをスムーズに活用できる動作環境の構築
  3. 初期設定
  4. 動作確認
  5. ユーザー登録
  6. 公開設定

ここまでの手順を踏んだうえで、運用を開始できます。製品の決定から運用開始までは数ヵ月かかるため、余裕を持った導入計画を立てましょう。

eラーニングを利用するメリット

eラーニングを利用することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。従業員目線でのメリットについて解説します。

自分のペースで学習できる

eラーニングによる学習は企業内で実施される研修とは異なり、自分の都合に合わせて実施できます。学習する場所を選ばないことも、eラーニングならではのメリットです。
また、自分のペースで学ぶ習慣をつけることで、継続しやすくなるという特徴もあります。気軽に、かつ確実に学べるため、ストレスなく知識を身につけられるでしょう。

簡単に復習できる

eラーニングのメリットは、一度受講した後でも繰り返し同じ講座を学習できる点です。
対面での研修などは、一度きりで終わってしまうことがほとんどです。対してeラーニングであれば、自分のペースで何度でも反復学習ができます。反復学習により学習内容に対する理解度も高まるため、企業全体の知識レベル向上にもつながります。

情報の信頼性が高い

eラーニングの多くは、専門家の監修を受けたベンダーが制作し、提供しています。そのため、インターネット上に溢れる間違った情報に左右されることがありません。誤った情報を活用しての学習は、逆効果でしかありません。エビデンスを確保できない情報ではなく、eラーニングを活用して正しい知識を身につけましょう。

評価につながりやすい

eラーニングのほとんどは、受講者の学習履歴が残ります。自分が学習してきた軌跡が視覚化されるため、正当な評価材料として活用されます。学習履歴が残ることで、より正当に評価してもらえるでしょう。また企業側にとっても、従業員の評価指標が明確になるといったメリットがあります。

eラーニングのデメリット

eラーニングの学習で、従業員がデメリットを感じることもあります。ここでは、eラーニングのデメリットを4つ紹介します。

eラーニング自体が負担になる

「時間や場所を問わず学習できる」というeラーニングのメリットが、かえってデメリットになる場合があります。eラーニングでいつでも学習できる環境が責任感や焦燥感をかり立てて、負担になることもあるでしょう。
eラーニングによる圧迫感を緩和できるように、企業側が学習期間や教材数をあらかじめ調整することが大切です。

モチベーションを維持しづらい

eラーニングは自分のペースで学習できますが、自分だけでは学習意欲をキープできないという人もいるでしょう。従業員が集まって学ぶ機会のほうが、かえって集中しやすいと感じる人もいます。個人のモチベーション維持は、eラーニングにおける重要な課題です。

学習環境の整備に手間がかかる

eラーニングでの学習には、インターネット環境の整備が必須です。万が一インターネット環境が用意できない場合、学習の機会が制限されてしまいます。インターネットの利用にはコストがかかるため、企業の負担にもなります。

実技の習得には不向き

eラーニングはインターネットを経由して学ぶものであるため、あくまで画面上の学習です。そのため、実際に手を動かして知識や技術を習得する「実技研修」との相性は悪いといえます。eラーニングと実技研修を使い分け、効率的かつ実践的な教育体制を確立しなければなりません。

eラーニングは企業の導入事例も増えている

研修を担当する講師や時間の不足を理由に、多くの企業がeラーニングを導入しています。ここでは、eラーニング導入による利点や注意点を、企業目線で解説します。

eラーニング導入による企業側のメリット

eラーニングを導入することで企業が得られるメリットは、以下の通りです。

  • 従業員全体の進捗管理が容易になる
  • 研修会場費用など必要なコストを削減できる
  • 研修資料の用意にかかる時間を節約できる
  • 従業員のスキルレベルを統一できる
  • 教育の質を均一にできる

先ほど紹介した従業員目線でのメリットも踏まえ、自社にeラーニングを導入すべきか検討しましょう。

導入する際の注意点やリスク

eラーニングを導入する際、企業が把握しておくべき注意点やリスクは以下の通りです。

  • 自社の教育体制に合致した教材の用意が必須
  • モチベーションを維持させる環境・施策を用意しなければならない
  • 実習面での教育には不向き

従業員目線のデメリットと関連しているものがほとんどのため、メリット同様、従業員目線での検討が必要です。

研修用のeラーニングを選ぶときのポイント

最後に、eラーニングを導入する際の選定ポイントを3つ紹介します。

長期的な目線で計画を組んでから選ぶ

目先の課題を解決するためだけの導入はおすすめできません。あくまで中長期的な目線で「eラーニングの導入で教育体制をどう整えるか」を考えましょう。市場ニーズや働き方の変化に対応できるように、柔軟性のある計画を立てることも大切です。

目的に合った機能・種類を定義する

eラーニングにはさまざまな機能が備わっているため、どれを選べばいいかわからなくなるかもしれません。eラーニングを導入する際は、自社の業務内容や従業員の特性に合わせて、必要な機能の備わったものを選びましょう。
「機能が豊富だから」と安易な理由ではなく、企業・従業員の適性を判断したうえで選定することが大切です。

従業員の適性や使い心地を考慮する

eラーニングを実際に利用するのは、企業ではなく従業員です。従業員の視点に立って、実用性などを加味して導入することが大切です。導入前に教育側が受講者として利用するなどして、従業員と同じ目線を意識できるよう配慮しましょう。

まとめ

インターネット環境さえあれば、時間・場所を問わず学習できるeラーニング。コロナ禍による働き方・学習環境の変化もあり、注目度がより高まっています。
eラーニングは、事前準備や実行プロセスの重要性を理解したうえで導入しましょう。企業・従業員双方の視点に立ってメリット・デメリットを把握することも大切です。eラーニングにより、従来の教育体制に関する課題を解消できる企業も多いでしょう。今回紹介した内容を参考にeラーニングを導入し、自社の教育を変えてみてはいかがでしょうか。

監修者・髙木 香奈恵

髙木 香奈恵

新卒でリクルートの求人広告営業に従事。高い顧客満足度とリピート率をキープした業績が評価され、その後事業部の数字管理やシステム改善業務に従事。
2社目に当時創業3年のファッションテック系ITベンチャーに転職し社長室に所属。秘書業務全般から、新規事業としての法人立ち上げ、人事部への事業推進や社内教育の企画実行、エンゲージメント施策の運営など、経営者に近い目線で幅広い業務に従事。それらの経験から、仕事は辛いものでも収入のためでもなく人生を豊かにするための手段に過ぎないと考え、キャリアアドバイザーとしてIzulにジョイン。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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