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コンサルティング業界の特徴とは?代表的な職位や業界構造、転職に向けたポイントを解説

2023年10月5日

2023年8月17日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

コンサルティング業界への転職が注目される昨今、業界の構造や仕組みの理解を深めたいと考える方も多いでしょう。またコンサル業界について把握するためには、業界としての現状と今後、さらにコンサルティング業界の代表的な職位について知る必要があります。どのようなキャリア形成の道筋があるのかを知ることも、コンサル業界への就業を検討するうえで重要な知識です。

今回はコンサルティング業界とはどのような業界なのか、業界構造や現状・今後、職位やキャリアの積み重ね方について解説します。コンサルティング業界への転職を検討するうえで重要な内容となっているため、今後のキャリア形成などにぜひお役立てください。

コンサルティング業界とは

コンサルティング業界は、クライアントとなる企業・機関の抱える課題を、さまざまな施策のもと解決するのが仕事です。ここではコンサルティング業界の構造と仕組みについて詳細に解説します。

業界の構造と仕組み

コンサルティング業界に属する企業は、クライアントが抱える以下のような課題について、解決策を考案、提案します。

  • 経営
  • 戦略
  • 会計
  • IT
  • 組織
  • 人事

クライアントが抱える課題において、専門的な知見・実践経験をもとに、クライアントごとに最適な施策を考案・実行するのがコンサルティング業界での仕事です。経営戦略・事業開発・業務開発の視点から、企業・機関としての成長をサポートします。

コンサルティング業界は、企業の課題を見抜いて解決する「コンサルティングファーム」ごとに、以下のような業種に分かれています。

  • IT系コンサルティングファーム
  • 戦略系コンサルティングファーム
  • 人事系コンサルティングファーム
  • 金融系コンサルティングファーム
  • シンクタンク系コンサルティングファーム
  • 国内独立系コンサルティングファーム
  • 総合系コンサルティングファーム

業種ごとに求められる知見や成果が異なるため、今後目指すべき業種別の転職対策が必要となります。各業種に関する詳細は、以下の記事で解説しているので参考にしてください。

「コンサルタントの仕事内容とは?仕事の流れや業界としての特徴もあわせて紹介」

コンサルティング業界の現状と今後

ここでは、コンサルティング業界における現状・今後について解説します。提供価値やクライアントニーズ、働き方の変化に関する内容を紹介しているので、コンサルティング業界への転職に向けた知識として活用してください。

提供価値の変化はない

コンサルティングファームが提供する価値は、クライアントにとっての「支援」です。クライアントが自分たちだけで解決できない課題を、別の視点から支援して解決に導くことがコンサルティングファームの提供価値といえます。コンサルティングの提供価値は、クライアントがコンサルティングファームに抱く「イメージ」そのものが確固たるものとなっています。

「自社の課題を、自社の知らない視点から解決したい」

こういった基本的なニーズを専門的な知見によりサポートすることが、コンサル業界が提供し続けているコンサルティングファームの価値なのです。

クライアントのニーズには変化が見られる

コンサルティングファームが提供し続けている価値といえば、事業戦略・経営計画などの「ピュア戦略」です。さらに昨今では、多くの企業が最新テクノロジーを活用した経営体質の改善を求められるようになっています。これは、クライアント企業にピュア戦略のノウハウが蓄積され「コンサルの基本」を把握する企業も増えていることが理由です。

より上流のコンサルティングを求める企業が増えたことで、コンサル企業に対するニーズが変化したといえるでしょう。そのため、大手・安泰とイメージされているコンサルティングファームであっても、著しく変化するクライアントのニーズに対応し、変革することが求められています。

新しい働き方の影響を受けている

コンサルティング業界は、新型コロナウイルスの影響を少なからず受けている業界です。通勤を避け、完全リモートで業務を行う業界が増えており、かつてから注目されていた「DX化」をより強化する業界も増えました。コンサルティング業界でもこれらの動きが見えており、クライアントとの接見をオンライン上で行い、最新テクノロジーの導入を急ぐといった変化が見られています。先ほど触れた「クライアントニーズの変化」にもつながりますが、クライアントニーズと新しい働き方の相性が良いこともあり、多くのコンサルティングファームで改革が必要とされています。

コンサル業界の代表的な職位

ここでは、コンサルティング業界の職位を紹介します。それぞれの職位がどのような立ち位置なのか、把握するための参考にしてください。

アソシエイト・アナリスト

アソシエイトやアナリストは、コンサルタントの「見習い」に位置します。情報収集・データ分析・議事録や資料の作成など、いわゆる「現場の仕事」に近い位置の業務を担当するのが一般的です。作業中心ではあるものの、より能動的な行動やバリューの発揮が見られないと、コンサルタントとしての価値がないと判断されてしまいます。

コンサルタント

プロジェクトにおける「実務部分」を担当するのがコンサルタントです。アソシエイトやアナリストが収集した情報をもとに、プロジェクトを推進していく役割を持ちます。クライアントの課題を解決しながら、アソシエイトとアナリストの育成を担当するのも、コンサルタントの大切な役割です。

マネージャー

コンサルタントのキャリアステップとして挙げられる職位が、現場責任者であるマネージャーです。プロジェクトの初期段階から課題の構造化や仮説の構築、作業設計を行います。作業の方向性が定まった段階で、チーム内の役割分担を行うのもマネージャーの仕事です。またクライアントとのコミュニケーション内容を整理し、プロジェクトの方向性を変更していく役割も担います。

パートナー

パートナーとは、コンサルティングファームにおける最高職位です。プロジェクト全体の責任者として、ここまで紹介してきた各職位のメンバーを管理します。またクライアントの役員レベルに対し、直接セールス活動を行うこともあります。数億円規模の売上を一定期間キープしないとパートナーになれないことから、実力や責任感が求められる非常に重要な職位です。

コンサル業界ではどのようにキャリアを積み重ねるのか

ここからは、コンサルティング業界でどのようにキャリアを積み重ねるべきかを解説します。

将来像から逆算してキャリアプランを明確化する

コンサルタントとして職位を上げていくのか、事業会社に移ってキャリアを築いていくかによって、キャリアプランは変化します。自分が将来的にコンサルティング業界での経験をどう発揮していきたいのかを明確にしないと、コンサルタントとしてのキャリアプランを明確にすることは困難です。年収やブランド、今後身につけたい知識など、さまざまな要素も客観的に分析したうえで「なぜコンサルティング業界なのか」をはっきりさせることが大切です。

エキスパートという職位もある

コンサルティングファームの最高職位は「パートナー」ですが、「エキスパート」という職位を用意するファームもあります。名称の通り、より専門性を高め、パートナー以上の知見・実績をもつ人材がエキスパートです。コンサルティング業界でとことん戦い抜きたい場合は、パートナーより上位のエキスパートを目指す道もあるでしょう。

自身のスキルを把握したうえでファームを選ぶ

コンサルティングファームには、さまざまな種類があります。仮に未経験からコンサルタントになるとしても、自身のスキルを活かせる業種があるかもしれません。これまでの経験を活かせる業種を選んだうえで、キャリアプランの明確化を行うのもおすすめです。

まとめ

今回はコンサルティング業界の構造や仕組みについて解説しました。コンサルティング業界へ転職するのであれば、業界としての現状や今後、代表的な職位について把握しておくことが大切です。またキャリアの積み重ね方も知識として得ておけば、よりリアルなイメージを持ちながらコンサルティング業界を目指せるでしょう。さまざまな企業から求められているコンサルティング業界への転職を、本記事の内容を参考に実現してみてはいかがでしょうか。

監修者・西本 威昭

西本 威昭

・国内大手SIerに新卒入社
 SEやPMとして多くのプロジェクトを経験

・KPMGコンサルティング株式会社に転職
 シニアコンサルタントとしてジョイン
 製造業を中心に複数のSCM案件に参画

・アビームコンサルティング株式会社に転職
 マネージャーとしてジョイン
 製造業を中心にSAP関連プロジェクトに参画

・株式会社Izulに転職
 副業のフリーコンサルタントとして活動する傍ら、
 同社キャリアアドバイザーとして従事

著者プロフィール

Izul広報チーム

Izul広報チーム

株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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