「Izulを活用したからこそ自分では見つけられない企業に出会えた」ワーママがキャリアも子育ても諦めない企業を見つけた話

2024年9月27日

2025年3月3日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

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ワーママという言葉をご存知でしょうか?これはワーキングマザーの略称で、育児をしながら働く女性を指す言葉です。厚生労働省の2021年度国民生活基礎調査によれば、18歳未満の子どもがいる世帯の母親が仕事をしている割合が75.9%。世のお母さんは実に4人に3人の割合で仕事と育児の両立をしている計算になります。

育児で時間の制限は出てしまうものの、より良いキャリアを築いていきたいと思うのは当然のこと。

今回ご紹介するのは、産休・育休を経て仕事復帰をしたものの、キャリアや仕事内容に対してもやもやを抱き転職活動をスタートし、スタートアップ企業に見事転職されたOさんの転職活動です。
現職のお仕事と育児の両立の中で行われた転職活動のリアルなお話を弊社コンサルタントの仁科と振り返ります。

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2社の経験で見えてきた自身のやりたい仕事像

―はじめにこれまでのキャリアを教えていただけますか?

Oさん

新卒から8年間、メガバンクで勤務していまして、2つの支店と「シンジゲートローン」という大型ローンを専門に扱う本部で法人営業を経験しました。その後、5年前に人材系大手ベンチャーに転職し、M&A事業の新規事業立ち上げからインサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスと様々な経験をしてきました。

もともと新規事業に携わりたいという思いが強かったんですが、新卒のキャリア選択ではチャレンジングな環境に飛び込むことに勇気が出ず金融機関を選んだ経緯があったんです。なので銀行でのキャリアが安定してきたと感じた頃に、改めてスタートアップや新規事業に挑戦したいと思い、1回目の転職をした形です。

―新規事業に挑戦したいと思ったきっかけは何だったんですか?

Oさん

大学時代に、同級生と一緒に地元でフリーペーパーを立ち上げた経験がありました。手出しの資金を使わずに広告枠を営業して資金を集め、デザイナーも学生の中から募って、すべて自分たちでやり遂げました。その経験が非常に楽しく、0から1を生み出す楽しさを感じた原体験があるんです。1社目でスタートアップ企業のご支援もする中で、自分もこういった経験をまたやりたいなと思った形ですね。

―私も大学生の時にフリーペーパーに関わっていて、広告営業をしていた経験があるのでとても共感できます。2社目ではM&A事業の新規立ち上げに参加されたんですよね。いかがでしたか?

Oさん

銀行ではすべてのことが手続きで定められていて型が決まっているのに対し、2社目では最初の5日間の導入研修以外は何も整っていない状況でした。何が正解か分からない状態で、トライアンドエラーを繰り返して進めていくのが一番大変でしたね。

―銀行とはまったく違う環境で大変そうです。そのタイミングでライフステージにも変化があったんですよね?

Oさん

はい。入社して2年ほど経った時に、産休・育休をいただきました。その後、1年半ほど休み、約2年前に復帰しました。

産休前はお客様を担当するフロント最前線の業務が中心でしたが、復帰後は子供のことも考慮して、バックオフィス的な業務が増えました。

―そんな中で2回目の転職を考えられたのはなぜですか?やりたいことが叶えられないもどかしさなどがあったんでしょうか?

Oさん

そうですね。元々0→1の事業立ち上げをやってみたいと思って入社して、いろいろ経験させていただいたんですが、産休・育休中に事業の方向転換があったんです。

復帰してみると、自分の働き方ややりたいことと事業の方向性が合わなくなっていることに気づきました。最初はモヤモヤしながら仕事を続けていたんですが、保育園2年目になると仕事と子育てとの両立も出来るようになってきたので、外の世界を見てみるべきだと思い、転職活動を始めました。

ワーママが悩む転職の壁〜仕事条件と未来のキャリア〜

―そして転職サイトに登録されたんですね。Izulを利用しようと考えた決め手はなんだったんでしょうか?

Oさん

転職サイトを通じていくつかの転職エージェントと面談しましたが、自分の求める働き方や条件をお伝えすると、初回面談から求人票を出していただき、似たような求人紹介を受けていました。半年後、スカウトメールの中で実際に子育てされている女性の仁科さんからのメールを見つけて、同じ立場・目線で考えてくださるのではないかなと思い、お話を聞いてみたいと思いました。

そして初めての仁科さんとの面談で、Izulはまずしっかりヒアリングして振り返りをしてから求人票を出すというフローをお聞きしました。そのアプローチの方法に「しっかり自分を見てくださって合う企業を選んでくださるんだろうな」と思い、仁科さんにお願いすることに決めました。

―仁科さんもワーママとして子育てとお仕事を両立されていると思うんですけれども、ワーママさんの転職支援にあたって難しいポイントってどういったところなのでしょうか?

仁科

ワーママさんの難しいところは、子育てと仕事の両立がしたいと思っていても、時間の使い方が自分の思い通りに行かないことだと思っています。

「子供が生まれてからの1年間は育休を取りながら子育てに専念できるのですが、復職と同じタイミングで保育園に通い始めた後は突然の呼び出しも多く、仕事が思うように進まないことがある」であったりとか、「小学校1年生の時期に突入する”小1の壁”」など予想ができない難題が続く一方で、仕事で高みを目指したい・チャレンジしたいといった気持ちもある。そういった意味で仕事と家庭のバランスを取るのは非常に難しいんですよね。

仁科

そのため転職を視野に入れたときに、どうしてもフレックスやリモートといった環境要因が第一優先になってしまいがち。

ですが、その軸で進めてしまうと、いくらいい企業だったとしても条件が当てはまらないと聞く耳を持てなかったり、環境がいいからここにしようと思っても新たな不安が押し寄せてきてしまったりするんです。

納得度の高い転職にするために、「自分がどんなことを大切にしていて今なぜ転職したいのか?どんな形が理想なのか?」をはっきりさせていく自己分析をしっかりとすることが大切だと考えています。Oさんとも細かく自己分析しましたよね!

Oさん

自己分析にはかなり時間をかけましたね。最初は週1回のペースで進めていたのですが、思っていた以上に大変でした。笑

自分一人では言語化できなかった思いも整理することができて、自分の考えや認識を深めることができたのは非常に助かりましたね。

仁科

仕事後も土日も子どもがいるので使える時間が全然ない中で、朝ちょっと早起きしてもらったり、夜中にやってもらったりと、ワーママ同士同じ時間帯にログインしていることがよくあって、本当にお忙しい中で時間を作っていただいて課題に一生懸命取り組んでいただけたのは本当に感謝でしかないです。

―仁科さん、Oさんの支援にあたって心掛けていたことがあれば教えてください。

仁科

1点目は妥協しないこと。現職が確かにやりたい仕事内容はMAXで出来ていないものの、お給料や労働環境、育児との両立という点ではOさんの条件を満たしていたので、絶対に転職しないといけない状態ではなかったんですね。

熱中はできないけど仕事としては成立するといった働き方をされている方は世の中にもたくさんいらっしゃると思いますし、そういった選択肢もある中で、あえて転職を選ぶのであれば、本当にこの会社に行きたい!という気持ちになれる企業に出会わない限りは、無理して転職しなくていいんじゃないかみたいな選択肢を持ちながらご支援していました。

2点目は家庭と仕事、そして転職活動を両立させること。ただでさえお忙しいので、エントリー数を最小限に絞り、2社だけに集中して選考を進めました。ただ、その2社も結構面接回数が多くて志望者にコミットされる企業様だったので、企業側に対してOさんのご状況の接続など、連携を取りながら調整を進めていきました。

出来るだけパンクしないようにを念頭に進めましたが、それでもピーク時はかなり忙しかったですよね。

Oさん

6月のエントリー開始した頃は、時間を調整するのにやっぱり苦労しましたし、多分一般的に見るとエントリー社数2社はかなり少ない方だとは思うんですけれども、現職の仕事も当然あって、夜は子育てで何もできない中での面接の準備などは大変だったので、社数で簡単に語れない大変さはありましたし、かなりハードでしたね。

自分のありたい姿から決めた未来の選択肢

―エントリーした2社はどういう風に選定されたんでしょうか?

Oさん

仁科さんから、たくさんの企業を教えていただいた上で、模擬面接でIzulの他の社員の方も含めて、いろんな角度で私を見ていただいて、10数社の中から絞った2社なので、どっちに行っても大丈夫っていう感覚を持てていた2社でした。最終的には迷いなく進めたかなと思っています。

―仁科さんはどういった企業選定基準でご提案されてたんですか?

仁科

Oさんがスタートアップに興味関心が厚いところは前提としてあったんですけども、現職と同じような環境に入ってしまうと、カオスな環境であれもこれも業務をやることで自信がつけれずにキャリアとして積み上がっていかないみたいなことは避けたいなと思っていました。

とはいっても働き方重視の大手IT系では現職から転職するほどなのかなと悩んでいて、Oさんが本当に仕事で楽しめて、コミットして事業成長に貢献したいという気持ちになれそうな企業を探しまくりました。

Izulのコンサルタントにもスタートアップに詳しい方がいらっしゃるので、話を伺ったりしながら、情報を取りに行きましたね。良い企業はたくさんある中で、Oさんにぴったり合う企業がなかなか見つからなかったんですが、ちょうどいいタイミングでIT系スタートアップとのお取引が始まって。ここはOさんしかないっていうのが、 ビビっと来て、私も働きたい会社を見つけました!みたいな感じでしたよね(笑)。

Oさん

正直内定いただいた企業は紹介を受けるまで知らなかった会社だったんですが、スタートアップでありながらもしっかりとした土台を持っている企業って結構少なくて探し出せていなかったんです。なので、こんな会社があるんだ!というのが第一印象で、自分で調べていくうちに非常に魅力的な企業だなと感じるようになりました。

1回目の転職の時は、転職サイトを活用してエージェントは利用していなかったので、単視眼的に自分が選ぶ企業だけが候補になってしまっていました。今回は必ずエージェントさんを活用しようって決めていて、それは自分だけじゃ見つからない・出会えない企業に出会いたかったからなんです。

狙い通り、素敵な企業に出会わせてくれて本当に感謝です。

―最終的に決めた企業様の決め手はなんだったのでしょうか?

Oさん

2つあります。1つ目はビジョナリーな経営理念を持っていること。ミッション、ビジョン、バリューってどの会社も掲げてはいるものの、浸透させるのはすごい難しいことだと思っているので、面接の際、採用の決め手はビジョンに沿った人材かどうかと伝えていただいていて、現場に根差したミッションビジョンバリューなのだと感じることができたのが大きかったです。

2つ目は働くママ・パパが活躍できる環境だということをイメージできたこと。
「働きやすいよ」と言葉で伝えるだけじゃなくて、 「コアタイムがあって、重要な会議はそのコアタイムにしか絶対入れない。なぜなら、そういう会議は夜になりがちだと働くママ、パパは参加できない、もしくは家庭を犠牲にするのは、目指すべきところじゃないから」としっかりとしたルール決めがあると伝えていただいたのが、他社との違いに感じました。

仁科

面接中に、まだワーママは多くはないがぜひ新しい働き方を作り上げていってほしいというメッセージも企業側からありましたよね。

Oさん

はい!期待を持たせていただいたのもこの環境で頑張りたいなって思えた要因でしたね。

―最後にIzulのご支援はいかがでしたでしょうか?

Oさん

今回のインタビューも、5段階評価の3・4ぐらいの評価だったらやらないと思うんです。今回の転職でIzulと仁科さんにご支援いただいて本当に良かったなと思っています。

仁科

私としても働くママとしてキャリアを作るのにすごい悩みながら歩いてきた人生だったので、同じような方へのお力添えができたらなという思いで仕事をしてきたので、お力になれて本当に嬉しいです・・・!

Oさん

前職でM&Aの仲介をしていて、売りたい会社と買いたい会社をダイレクトに結びつけるっていう仕事をやってきたんですね。でも売りたい会社、転職でいうと求職者は候補の会社が良い会社なのかといった判断は難しいのがネックなんですよね。

だからこそ、エージェントさんや仲介のアドバイザーっていう価値があるなと感じていて。色んな転職エージェントさんを見ましたが、自分で直接やっても変わらないなと思った転職エージェントとは2回目・3回目は会わなかったので、Izulは、本当に友達にも自信を持って紹介したいなと思える転職エージェントさんです。

―ありがとうございました!

実はお子さんも遊びに来てくれていました!

この支援を担当した人

コンサルタント・仁科 裕美

仁科 裕美

大学卒業後、リクルートに入社してライフスタイル領域のメディア営業を大阪、福岡、東京にて経験。23歳でリーダー任用、25歳で第一子を出産後、産休育休を取得し復職。仕事と家庭の両立を目指しフレックス制を活用しながら16時半退社を行うワーママロールモデルとして活動の場を広げる。また、キャリアアップのため子連れで東京転勤を受け、最大120名の営業組織のマネジメントを経験。マネージャーとして業績拡大をベースとした組織運営、採用育成、研修設計、講師などに従事。個人、組織共に事業表彰を多数獲得。現在は三児の母となり、プライベートの拠点を福岡に移す。副業は農業。

著者プロフィール

Izul広報チーム

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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