「目の前の仕事は一生懸命にやってきた。でも自分に自信がなかった」過去の自分を認めて自信に変えた、転機の4ヶ月

2024年12月25日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

目次

これまでのキャリアを振り返った時、「目の前の仕事は一生懸命に頑張ってきたけど、専門性が身についていないのではないか」と不安に思うことはありませんか?せっかくたくさんの経験があるのに自信を持てず、面接で上手く伝えられないのは非常に勿体ないです。

そんな時に助けになるのがキャリアアドバイザーです。経験豊富なキャリアアドバイザーは、転職希望者の性格や経歴を把握し、一人ひとりに合う次のステップへと導いてくれます。

今回ご紹介するのは、これまでの人生でにおける意思決定の理由を上手く言語化して伝えられずに苦労されていたSさんのお話です。決して一人では叶えられなかった転職を成功させたSさんの転職活動を、弊社コンサルタントの谷川と振り返ります。

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やっと生まれた「○○になりたい」気持ち

―これまでのキャリアについて教えてください。

Sさん

新卒では石鹸メーカーに入社しました。

私はそもそもやりたいことがなく、新卒の就活時から何をするべきか分からなくなっている状態でした。そんな時に見つけた前職は、良い意味でも悪い意味でも新卒扱いをしないと宣言している企業で、挑戦の幅も広くやりたいことを見つけられるのではと思い入社しました。

―やりたいことを見つけるには良い環境だと思いますが、なぜ転職しようと思われたんですか?

Sさん

前職では営業、商品企画開発、採用担当、研修企画など幅広い仕事にチャレンジして、まずはやりたいことではなくできることを広げようと思って取り組んできました。

その過程で、人事や採用担当の仕事をさせていただいていたときが一番熱量高く働けていたのではと思うようになりました。それから人のキャリアの悩みについて解決していきたいという気持ちが強くなり、キャリアアドバイザーになりたいと思って転職を考えました。

谷川

人事として後輩社員のキャリアを考える中で、「この後輩はこの環境じゃない方が良いのではないか」という気持ちを抱いたこともあったというお話もありました。

「もっと他の環境の方が良いんじゃないか」と思っても、人事は自社内しか紹介ができないというところのもどかしさを感じたりもしていて、それをきっかけにキャリアコンサルタント資格を取ったりもしていましたよね。

Sさん

そうですね。キャリアコンサルタントの資格について学んでいく中で、組織と個人の方向性を一致させて組織全体を良くするという考え方にも惹かれていったということも、キャリアアドバイザーへの転職を決意した理由の1つですね。

―その後Izulとはどうやって出会われたのでしょうか?

Sさん

人材業界に行きたい求職者向けの動画を色々と見ていたときに、オススメのエージェントとしてIzulが紹介されていました。当時から他の転職エージェントの話も聞いていたのですが、そのエージェントとあまり上手くやれていなかったことも話を聞きたかった理由としては大きいです。

―上手くやれていなかったというと?

Sさん

他社のエージェントでは選考に進んでいる企業も何社かあったのですが、面接では本音を隠して伝えるようにずっと言われていまいた。内心で思っていることとのギャップが生まれてしまい、このまま転職を決めても心から納得は出来ないのではないかと思って悩んでいました。

―やや不信感がある状態だったんですね。Izulでの初回面談はいかがでしたか?

Sさん

すごく私の話を聞いてくださるなと思いました。本当にちゃんと向き合ってくれて、寄り添ってくれている感じがあったので、話し下手の私でもすらすらと話すことができました。

谷川

お話を聞いていて、心の中で感じてることや抱えてることがあるんだろうけれど、それをあまり理解してくれる人が周囲にいなくて大変なんだろうな、ということはなんとなく伝わってきていました。正直このときは、言語化されてない思いがまだありそうだなと感じている部分もありましたね。

自信がない自分を助けてくれた棚卸し

―谷川はIzulの中でも自己分析をかなり丁寧にやるイメージなんですが、Sさんはどうでしたか?

Sさん

そうですね、すごく丁寧に進めていただいたと思います。幼少期から振り返ってもらいましたが、自分のことなのに自分が一番分かっていないんだなと感じるくらいでした。

私はこれまでの人生でずっとふわふわした意思決定をしてきていて、新卒の就活時にも突然イラストの道に走ったりしていたこともありました。当時はギリギリで前職から声がかかり入社したという経緯だったんですが、私はこれをずっと黒歴史だと思っていたんです。

谷川

Sさんの仰る言葉だけを聞くと、確かに軸のない意思決定をしてきているように聞こえました。実際に、3回くらい質問しただけだと浅い回答しか出てこなくて、正直最初は僕もどうしようかなと思ってしまったくらいでした(笑)。

でも「何かしらの軸はちゃんとある」感じはすごく伝わってきていて、これまでの人生きちんと頑張ってきている人なのに、言語化できていないせいで自分に自信を持てていないのはもったいないなと思っていました。

諦めずに「これだ!」と思えるような答えを探し続け、色々な角度から深堀りをしていくと、「自分が心からワクワクするような理想に向かっていること」、「人の奥深くにある気持ちを汲み取って、人の人生が少しでも良い方向に進むようにサポートすること」であれば、Sさんは目の前のことに全力で打ち込める人なんだ、ということが分かりました。

Sさん

自分の考えに本当に自信がなかったのですが、谷川さんが自己分析に時間をかけてくださったおかげで「自分の価値観や充実している時の要素」をきちんと言語化することが出来たと思います。マイナスに捉えていた過去を転職軸に繋げていただきました。

谷川さんのお陰で、過去の自分を少し肯定することができて、なんだか心が救われました。この自己分析の時間のおかげで、自分の軸が少し見えてきたので、すごく重要でありがたい時間でした。

―自己分析を通して軸を整理された後、転職活動の過程で苦労したことはありましたか?

Sさん

仕事の棚卸しだと思います。大変だったというか、谷川さんにものすごく迷惑をかけたと思います。言語化が苦手だったので上手く伝えられなかったり、色々なことを経験しすぎて後から思い出すことが多かったり。

幅広い仕事をしてきたことに感謝している一方で、専門性が身についていないのではないかと自信がなかったことも上手く話せなかった原因かなと思います。

谷川

Sさんはご自身がたくさんの職種を経験してきて、その分いろいろな立場やポジションで頑張っている人を近くで目にしてきているので、どの仕事も大変だと身を持って経験しています。そのため「身の回りにある物が当たり前ではなく、誰かが頑張って働いたからここにある物なんだ」という感覚を持てている人でした。

Sさんが目指している人材業界の仕事は、その求職者の市場価値を毎日のように考える仕事です。その一方で、市場価値が低いから人としての価値が低いというわけではないんです。だからこそ「みんな頑張っているから世の中が成り立っている」というSさんの感覚は、キャリアアドバイザーとして求職者に向き合ううえで大切だと感じました。

キャリアドバイザーになりたいというところは伝わってきてたので、どこの部分を引き出してあげれば企業に刺さるんだろうなと思って、結局全部の仕事を棚卸ししましたね(笑)。

―全部!すごいですね。全ての棚卸しをしてみてどうでしたか?

Sさん

正直、最初はまだ不安に感じていましたね。棚卸ししてもらって目先のことを頑張ってきたこれまでは見えてきたけど、だからといって他社で通用するとは限らないので不安に思っている部分はありました。

ただ、谷川さんがずっとフォローしてくださって、これだけ幅広く経験していることの何が良いのかを教えてくださって、だんだんと不安な気持ちも拭い去ることができました。

谷川

20代のキャリア形成においては、まず目の前の仕事を全力で頑張って、自分ができることの幅を広げることが大切だと思っています。Sさんはそれを体現してきたので、今後キャリアアドバイザーとして目の前の求職者に伝える内容にも説得力が増すと思うよ、という話を根気よく続けましたね。

―棚卸しを経て面接対策されていると思うんですが、これはどうでしたか?

Sさん

私は思いを伝えるように話せるタイプではあったと思うんですけど、根本的に話が長くなりがちで。

あと、話し方がゆっくりすぎてふわふわして聞こえちゃうので、話し方のテクニックみたいな部分も含めてたくさんアドバイスをいただきました。

谷川

Sさんは強い思いはあるんですが、それが中々表出してこない方です。なので、結論から先に話すようにというのは何度も伝えましたし、コミュニケーション設計もたくさん行いましたね。

先ほどあった通り、他社エージェント経由で面接を受けた際に本心と違うことを言うのが嫌だったという出来事があったので、Sさんの思いがちゃんといい形で面接官に伝わるようにとも心がけていました。

―面接対策は何回ほどされたんですか?

谷川

4ヶ月で40回ちょっとは面談してたので、本当に10回以上は面接対策してますよね。

Sさん

そうですね。でも全然苦痛ではなくて本当に楽しかったです。

純粋に、「あっ、できるようになるんだ」とか、「自分ってこういう面あるんだ」とか、そういう気づきもありましたし、いろいろ教えてくださるからこそたくさんの学びがあって良かったです。

1人前のキャリアアドバイザーを目指して

―今回の転職活動を振り返って、印象に残っていることはありますか?

Sさん

私は 新卒の就活に失敗してるんですよね。その挫折を谷川さんは「それも私の経験だから特徴として捉えていい」とおっしゃってくれて、そうなんだと思えたことが印象に残っています。

他のエージェントさんの時は、そこは隠して、綺麗に生きてきた感じを出すようにと。そこにもやもやを感じて、「自分はいっぱい失敗してるし、そんな綺麗な人間じゃないのに」と思っていました。本当の自分の思いじゃない感じの面接をしてたと思います。

谷川

実は、Sさんの就活時の軸は前半と後半で変わっていたんですよね。ただ本当にSさんが大切にされてきた部分は一貫してたので、そこはあえて言った方が真実味が出るかなと思いました。

背景までちゃんと話せば、きちんと理解してもらえて採用になるんじゃないかなと思ったので、あえて入れるように伝え方を考えていきました。結果的に、7社エントリーして7社書類選考を通過して、3社から内定をもらえたのでよかったです。

―転職されて1ヶ月程度経つかと思いますが、今後の展望を教えてください。

Sさん

まだまだ一人前ではないのでまずは一人前にならないといけませんね(笑)。ただ、現職が掲げるミッションにすごく共感しているので、そこの実現に自分が携わってるという実感を持てるようになるくらい頑張ります。

将来的にはキャリアアドバイザーを増やしてくという話も聞いていて、マネジメントのポジションも必要になるそうなので、チーム全体を底上げできるようなマネジメントにも関わっていきたいなと思ってます。

谷川

一応先輩のキャリアアドバイザーとして言えるのは、人に向き合うことを続けて欲しいということですね。

表面的には問題なく見える人でも、内心は独りで抱え込んで、どうすればいいかわからず悩んでいる人って意外と多いのかなと思っています。でも、1人でもその人に向き合ってくれる人がいたなら、その人にとっても見える世界が違ってくるはず。

転職という自分の人生に真剣に向き合うターニングポイントで、その人の今までの頑張りが報われるように支援したい。その人が、他人の軸や世間一般の軸に流されずに、自分の軸を持って、その上で、魅力を発揮して仕事に打ち込めるようになってほしい。そんな思いを持って仕事することも大切なのかなと思っています。

―Izulの支援の感想を教えてください。

Sさん

本当にIzulさんで、谷川さんに支援していただいてよかったです。この転職活動が、私にとって大きなターニングポイントだったんです。現職に出会うためには、Izulさんでの40回以上の面談が必要だったと感じていますし、時間をかけてしっかり向き合ってくださったからこそ出た答えだなという部分がたくさんあるので、本当に感謝でいっぱいですね。

でもここからがスタートなので、しっかり現職で活躍をしている姿も見せることで一つの恩返しと出来たらと思っています。

―Sさんからみて、どんな方にIzulをおすすめしたいですか。

Sさん

キャリア全般に対して迷ってる人にはおすすめだと思いますね。私みたいに悩みから始まって、思いはあるけど言語化がうまくできなくてもやもやしてる状態の方とか。

仕事って本当に人生において大きなものだと思うんです。ただお金を稼ぐものでもないと思うので、そういう価値観を持ってる人はすごく合うなと思いますし、なにより真剣に向き合ってもらえる時間やその人に合う転職活動を進めてくださるのがIzulさんなので、そういう方には本当に向いてるかなと思います。

―ありがとうございました!

この支援を担当した人

コンサルタント・谷川 亮太

谷川 亮太

大学卒業後、大手人材紹介会社に入社。キャリアアドバイザーとして、通算2000名以上のキャリアに向き合う。Best Player賞、MVP賞など、合計7回の社内表彰を受賞。主に20代〜30代前半の営業職・管理系職種の方々を支援。その他、メンバーマネジメント、新組織の立ち上げに従事。頑張っている人が報われるよう、圧倒的な伴走がしたいと想い、Izulにジョイン。

著者プロフィール

Izul広報チーム

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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