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「転職活動を始めてみたものの、なんだかモヤモヤしている」
そんな方は意外と多いのではないでしょうか。
以前転職を経験された方であれば
「内定もらったし、ある程度納得出来てはいるけど、絶対こことは思えてないな」
なんて思いながら転職を決めたケースもあるかもしれません。
今回ご紹介するのは、一度内定を獲得したにもかかわらず、転職活動を再度ゼロからスタートさせることを決め、見事人材企業への入社を決められたWさんです。転職活動を再度始めてまで得たかったものは何だったのか。Wさんの転職活動を、弊社コンサルタントの小原と振り返ります。
内定獲得済、からの転職活動再スタート
―これまでのキャリアについて教えていただけますか。
大学を卒業後、新卒でウェディング関連の会社に入社し、約5年間勤務しておりました。主な業務内容は、結婚式や披露宴の企画立案、そして当日の運営までを一貫して担当しておりました。
―転職活動を始めたきっかけは何だったのでしょうか。
ウェディングプランナーとして5年間働かせていただく中で、30代を迎える前に、自分の今後のキャリアについて改めて考えるようになりました。長期的にこの業界で働き続けることに対して、将来のイメージが持ちづらくなってきたのが正直なところです。そうした背景もあり、転職を意識するようになり、エージェントに相談させていただきました。
―転職活動は、もともと他のエージェントをご利用されていたんですよね。
はい、最初は別のエージェントを利用していて、人材系の企業から内定もいただいていました。ただ当初聞いていた新卒領域の支援という業務内容から、中途領域の立ち上げにも関わってほしいという話になり、未経験の分野で3名体制、しかもメンバーもまだ確定していないという状況に不安を感じました。
チャレンジへの興味はあったものの、自分がそこでしっかり成長できるのか疑問が残り、もう一回転職活動を検討し始めました。
―再度転職活動を検討している中で、転職エージェントを変えようか、と思われたのはなぜだったのでしょうか？
正直に申し上げると、エージェントに対しても不安を感じていて・・・。大手のサービスで求人の数は豊富だったのですが、届く情報の中には、自分の経験やスキルが応募条件に合っていない企業も多く含まれていました。それでも「とりあえず受けてみましょう」と勧められることが多く、自分が何を軸に企業を選べばいいのかがわからなくなってしまったんです。
一度に100件以上の求人が届く中で、一つひとつを精査しきれないことへの負担も感じていましたし、「またこれを繰り返すのか」と思うと、前向きになれませんでした。自分ひとりでは進めづらいと感じ、別の視点からアドバイスをもらえる方にも相談してみたいと思うようになりました。
よく言われることではありますが、大手エージェントはやはり求人数の多さが圧倒的である一方、サポートの豊富さという観点では不安が残ってしまうんだと思うんですよね。
もちろん大手エージェントと転職活動をする方が良い、というケースもあるとは思うのですが、今回のWさんの場合は棚卸しを必要とされていたので、このタイミングでお話ができて本当に良かったなと思います。
再スタートした転職活動をIzulとすると決めた理由
―初回面談の印象はいかがでしたか？
以前利用していたエージェントでは、「100社受けて1社内定が出れば良い方です」といったスタンスで、とにかく数をこなすことを勧められていました。ただ、私はそのスピード感に気持ちが追いつかず、常に焦りを感じながら転職活動をしていたのが実情でした。
一方で、小原さんとの初回面談では、まず私がすでに退職しているという状況を踏まえた上で、「いきなり求人を紹介する」のではなく、これまでの経験を丁寧に振り返りながら、今後どういった方向を目指していきたいのかという点にしっかり向き合ってくださいました。自分の気持ちにも寄り添ってくださったという印象が強く、そこがこれまでのエージェントとの大きな違いだと感じました。
―すでに退職が決まっている状態で「早く働き始めたい」という焦りと、「今もらっている内定先で本当に良いのか」という迷いがあったと思います。Izulのように自己分析や棚卸しを丁寧に行う支援スタイルに対して、スケジュール面での不安は感じませんでしたか？
もし改めて転職活動をする場合、いつまでに内定・入社できるように進めるかを明確にスケジュール含めて提示していただけたので、安心感がありました。
実際、週に複数回面談を組んでいただいたり、面接のスケジュールも柔軟に調整していただいたので、自分の気持ちに寄り添いつつも、しっかりとゴールに向けた計画を立てていただけた点がとてもありがたかったです。
現職中の方を支援する場合、週1回のペースで約15回ほど面談を重ね、内定獲得まで伴走するケースが一般的です。そのため、おおよそ3カ月間を目安にサポートを行うスピード感で進めることが多いんですよ。
一方でWさんの場合は、前職を退職されてからすでに1カ月が経過したタイミングでご相談をいただきました。
離職期間が長引くことは転職活動において不利に働くリスクが高いため、初回面談時にその点を最重要リスクとして共有し、「いつまでに内定を取るか」を明確にしたうえで、逆算したスケジュールを一緒に設計しましたね。
その上で、面接準備や企業選定の優先順位を見極め、通常よりもスピード感を持った支援を意識して進めていきました。
―内定を辞退して再度転職活動を始めることって、すごく覚悟がいる決断なのかなと思います。どのような点が一番背中を押したのでしょうか？
大きく二つ理由があります。
一つは、「この仕事を選んでよかった」と心から思える環境にしたいという想いが強くあったことです。そもそも前職も嫌になって辞めたわけではなく、やりがいを感じながら働けていました。だからこそ、次の職場も心から納得して、やりがいを感じながら働ける場所を選びたい。そういう思いがあった中で、このまま内定承諾して本当に後悔しないか？という不安を感じていることに違和感を持っていました。
もう一つは、小原さんとの面談で、私の気持ちに深く共感してくださり、「ぜひ任せてください」と力強く言っていただけたことです。どのようなサポートをしてくださるのかも丁寧に説明してくださり、信頼できると感じました。その安心感が、再スタートの決断を後押ししてくれました。
Wさんは、高校時代からウェディングプランナーに憧れ、新卒でその夢を叶えた方で、しっかり努力を積み重ねてこられた印象を強く持ちました。その経験を次のステップにつなげたいというお気持ちも面談でひしひしと伝わってきました。
初回面談の時点では、かなり迷われていて涙ぐまれる場面もありましたが、それだけ真剣に向き合っていらっしゃったのだと思います。その覚悟の強さを感じたので、「Izulで、私が支援すれば、今内定を得ている企業以上に納得のいく選択ができる」と確信しました。
実際、当時紹介されていた求人は、対策なしでも通りやすいものが中心で、本当に挑戦したい企業にはまだ応募されていない段階でした。だからこそ、もう一段階上のチャレンジも可能だと思い、「一緒に挑戦しましょう」とお伝えしました。
―ある意味既に転職活動を1周しているともいえる状況下で、「もう一段上の企業に挑戦してみませんか」と小原から提案されたときは、どう感じましたか？
率直に、迷いはありました。ですが小原さんがそう言ってくださったことで、「この会社は多分受からないだろうな」と、挑戦する前から諦めていたのではないか？という自分への疑問も浮かびました。
小原さんから「Wさんならできますよ。一緒に頑張っていきましょう」と言っていただけたことで、初めて「挑戦してもいいのかもしれない」と思えるようになりました。以前のエージェントさんでは「難しそうだから、とりあえずたくさん受けましょう」と言われていたので、支援のスタンスの違いがすごく印象的でしたね。
また小原さんだけでなく、代表の中田さんともお話しする機会があり、会社全体としてしっかりサポートしてくださるという安心感も持てました。Izulに出会えて本当によかったと思っています。
大手転職エージェントとIzul、両方やって分かったこと
―今回の転職では、他社転職エージェントでもIzulでも内定を獲得するところまでいけたと思うんですが、仕事の棚卸しや面接対策などを通じて、「これは違いがあるな」と感じた点はありましたか？
そうですね。大手転職エージェントでは、そもそも面接対策そのものがほとんどなかったと記憶しています。面接後に電話で振り返りをする機会はあったのですが、「こう答えようと思っているのですが、どうですか？」と相談すると、「いいと思いますよ」と返ってくるようなやり取りが多かったです。
そのときは、「プロの方がそう言うなら」と思って従っていたのですが、具体的な改善点や新たな視点をもらえることはほとんどなく、自分自身の回答の質が高まっている実感はあまりありませんでした。
一方、Izulでは、小原さんだけでなく他の方々にも面接対策の時間を取っていただき、それぞれ異なる視点から具体的なフィードバックをいただけたことが大きな違いでした。そのおかげで、自分の回答をどんどんブラッシュアップすることができました。
また、面接官によって質問の傾向が異なることも多いので、さまざまな方と模擬面接を行えたことは、自分の引き出しを増やすうえでも非常に良い経験になりました。最終的には、自信を持って本番の面接に臨めるようになったと感じています。
―模擬面接はIzul内で当たり前に行われていることなので、社内チャットでも依頼が飛んでるのをよく見ますね。Izulで対策をした後の面接では、それまでとどのような違いを感じましたか？
盛ってると思われてしまうかもしれないんですが（笑）、本当にどんな質問にも自信を持って答えられるようになりました。そもそも大手転職エージェントで活動していた頃は、自己分析や過去の振り返りを深く行っていなかったため、いざ面接で「なぜこの大学を選んだのですか」といった質問をされた時に、うまく答えられないことが多くありました。仕事の内容はある程度説明できても、背景や動機まで掘り下げて考えられていなかったんだと思います。
Izulでは、最初に小原さんと一緒に過去を丁寧に振り返りながら自己分析を進めているので、大学選びの理由や価値観の変遷まで整理することができた状態がスタート地点になります。だからこそ、例えば対策してなかった質問が来たとしても、落ち着いて答えることができました。
また、職務経歴書も小原さんが「ここはぜひ面接官に聞いてもらえるように」と意図を持って作り込んでくださったので、それに沿った面接対策をすることで、自分が伝えたい強みや成果を自然に引き出してもらえる流れができたと感じています。
結果的に、準備してきたことをそのまま誠実に伝えるだけで、自信や成果、数字面も含めてしっかりと面接官に届くようになったと思います。面接そのものに対する手応えも、大きく変わったと実感しています。
「目標達成に向けてどんな考えを持ち、どのような行動を取り、その結果として何を成し遂げたのか」といった点を、構造的に、かつ他者との差分がわかりやすくすることが重要だと考えているので、職務経歴書でも意識的に盛り込んでいます。
例えば”他のメンバーが受け身の姿勢で業務にあたっていた中、Wさんは自ら情報を収集し、課題を見立てた上で提案し、アップセルにもつなげていた”というように、「他の人との違い」や「自発的な行動」を際立たせる工夫を意識的に行っていました。
面接対策でも、そうしたエピソードをきちんと語れるように調整していきましたね。「このポイントは面接でも必ず伝えてください」といったアドバイスを繰り返しお伝えしていたと思います。
―もともとの大手エージェントでは、15社受けて1社内定というお話もありましたが、Izulでは何社に応募して、どのような結果だったんでしょうか？
Izulでは10社に応募し、そのうち8社で選考が進み、最終的に3社から内定をいただくことができました。
すべて、希望していた人材系の企業ではありましたが、長期的に働くことを見据えたときに、自分の働き方や、将来的なビジョンにつながるスキルが身につけられるかどうか、という点を重視して最終的な決断を行いました。この決断は、小原さんにもサポートしていただいて相談しながらだったので、きちんと納得しきって決めることができました。
―当初感じられていた不安を解消して納得して進むことができたんですね。Izulの支援について、振り返ってみていかがでしたか？
一言で言うと、「とても温かく、深く向き合ってくれる支援」だったと感じています。特に小原さんは、常に私の気持ちに寄り添い、本音で話せるような空気を作ってくださいました。自己分析や仕事の棚卸しの中でも、私がうまく言語化できなかった部分を、日常の会話の中から丁寧に拾い上げ、「それってこういうことですか？」と確認しながら整理してくださったことが特に印象的でした。
また、選考が進む中、面接前には「今日最終面接ですね、頑張ってください」といった温かいメッセージをくださったりと、時間や状況を問わず、常に寄り添っていただきました。ときには遅い時間でも連絡をいただくこともあり、「一人で戦っているのではなく、一緒に伴走してくださっている」という感覚がありました。
こうした支援の積み重ねがあったからこそ、自分を取り繕うことなく、本音で向き合いながら転職活動を進めることができました。前回の転職活動では、内定をいただいても決めきれなかった私が、今回は自然に「ここで頑張っていきたい」と思えたのは、小原さんをはじめとする皆さんのおかげです。本当に感謝しています。
私がここまでWさんと一緒に頑張ろうと思えたのは、自分自身がかつてIzulの支援を受けて転職を経験したことが大きいと思います。当時の私も不安の中で選考を受けていたので、今は支援する立場として、同じように悩む方に対して、少しでも自信を持って前に進んでいただけるように力になりたいという想いがあります。
Wさんには本当に努力していただきましたし、その頑張りがしっかり成果につながったことを嬉しく思っています。今回の転職を通して「Izulで良かった」と思っていただけたのであれば、それが私にとって何よりの喜びです。そして、そんな方々が増えていくことが、今後の私の原動力にもなると感じています。
―二人三脚の支援だったことがお二人の雰囲気から伝わってきます。本日は、お話聞かせていただきありがとうございました！
実はIzul代表中田の元求職者でもある、コンサルタントの小原。現在の小原の支援に対する想いの基礎となった当時の支援のお話も、ぜひご覧ください。
