大学院卒業後新卒で大手メーカーに入社し、インフラ関連のお仕事をされていたFさん。大企業だからこその悩みを抱え、自分のキャリアに悩んでいたといいます。
そんなFさんが導き出した答えは「コンサルへの転職」。まったくの異業種からの挑戦は、どのような経緯から行われたのでしょうか? Fさんと担当コンサルタント西本に聞いてみました!
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大学院卒だからこそ考えた「30歳の壁」
―Fさんの前職は、誰もが知るような大企業ですね。お仕事内容を教えていただけますか?
電力系統の制御システムの開発部署に属し、品質管理の仕事をしていました。この部署の全体の流れとしてはクライアントである電力会社から「こんなシステムが欲しい!」といったリクエストをもらい、要件定義、設計、そして要件通りに動くかテストをします。私はこの「要件通りに動くかテストをする」部分を担っていました。
とはいえ、テストをするだけで終わりではありません。テストで浮かび上がってきた問題を整理し、修正指示を出す。そしてクライアントに「こんなシステムを作り、テストをした結果御社にリリースします」といったところまでがワンセット。電力系統の仕事ですから、なにかひとつでも上手く作動しないと、大規模な停電や事故につながりかねないんです。
―大変なお仕事ですね……。私たちが今当たり前に使っている電気をつかさどっていたわけですね。その分やりがいもあったのではないでしょうか?
仕事をやっていくうちに、どんどんやりがいを感じられるようになっていました。大規模プロジェクトを任せてもらった時に、ちょっとしたトラブルを解決してクライアントから「Fさんありがとう」と声をかけてもらったんです。会社に対してではなく、私個人に向けて感謝されたのはなんだか恥ずかしくもうれしかったですね。
―やりがいはありつつも、Fさんは入社2年目での転職を決意されます。この理由はなんだったのでしょうか?
やりがいはありましたが、正直今後もずっとテストからリリースまでを担当していくのは違うかなと感じるようになったんです。大企業なので、”社内転職”という制度もあったのですが、これが使えるのは入社4年目から。私は大学院を卒業しているので、入社4年目になると30歳になります。30歳にもなると、未経験転職は厳しくなってくるなと。
そのお話を聞いたとき、すごく計画的に転職を考えられているんだなと思いました。たしかに30代での未経験転職はぐっと難しくなってくる。それでも「今回転職に失敗したら、社内転職を待ちます」ともおっしゃられていましたね。
そうですね、優先順位としては「転職できたらしたい」「社内転職まで待っても、まあいい」の順番。今回転職に成功していなかったら、おそらく社内転職ができるまで同じ仕事をしていたと思います。
内定後に「本当に転職するべきか」を相談できた
―Izulを知ったのはどのようなきっかけだったのでしょうか?
転職をうっすら考え始めた時に、転職サイト経由で西本さんから連絡をいただいたのがきっかけです。
Fさんのプロフィールに「コンサルに興味がある」と書かれていたので、ご連絡をしたんです。私自身がコンサル出身で、コンサルへの転職を軸にされている方には積極的にお声がけをしていました。
実はIzul以外にもたくさんのエージェントから連絡をもらっていて。初めての転職ということもあり、なにを基準に選べばいいかわからなくて、結果すべてのエージェントと初回面談は組んでもらったんです(笑)。結果Izulのやり方……というよりも、西本さんのやり方が一番自分に合いそうと思い、Izulに支援してもらうことを決めました。
うれしいですね(笑) そのうえで、本当にコンサルに転職するべきなのかは深く話し合ったポイントです。Fさんの話し方はとてもわかりやすくて、心をストレートに伝えようとしてくれるんです。そんななかで、困っている人を助けたり、社会課題を解決したいという強い想いがあることもわかりました。それなら、お客様の課題を直接的に解決できる、コンサルに向いているのかなと。
その結果に至るまでの自己分析には、かなりの時間をかけていただきましたね! 幼少期のころまでさかのぼって話をしたときはさすがに驚きました(笑)
―Fさんの職務経歴書を見せていただいたのですが、すごくわかりやすくFさんのやってきたことやできることがまとまっている印象でした。
職務経歴書にはこだわりましたね。Fさんは経歴からすると第二新卒に当たります。これだけ仕事にやりがいを感じていて、できることもあるのに、「第二新卒」というレッテルだけで転職のチャンスを逃してしまっては残念だと思ったので……。とにかく企業にFさんのよさを伝えるエピソードを、どのように記載していくかは綿密に話し合いました。
この部分は、自分ひとりじゃ決してできなかった部分だなと思います。自分のことを深く知っている西本さんとだからこそ作り上げられた職務経歴書かなと。この職務経歴書について面接で掘り下げられることも多かったんですよ。
―その後正式にコンサルへ軸をすえ、見事内定が出るわけですが、その後も少し話し合いがあったと伺いました。
そうなんです。思った以上に転職活動もうまくいき、コンサル企業からの内定が出たときに「本当に自分はコンサルに行っていいのかな」と迷ってしまったんです。
コンサルは前職と比較すれば、おそらくとても忙しくなると思いますし、そんな部分から不安を感じられてしまったんだと思います。でも「絶対転職したほうがいい」とは言いませんでしたね。とことんFさんが悩んで、考えて決めるべきだと思ったので……。
そこがよかったなと思っています。転職エージェントって、私が転職しなかったら費用が発生しないわけじゃないですか(笑)。なのに、「Fさんが納得できる方向性で行きましょう」と西本さんは言ってくれました。この点がすごくうれしくて、本当の意味で自分と伴走してくれているんだなと。結局西本さんの経験談なども踏まえて転職を決意しましたが、コンサルを経験した西本さんにすぐ相談できて本当によかったと思います。
これからはイチエージェントではなく、「コンサルの先輩」として
―数日後には新天地へと向かうFさん。転職後の未来に、どんな期待をしていますか?
4月1日の転職なので、新卒入社の人とも肩を並べて入社します。コンサルって、結構新卒が多いんですよね。私は未経験での転職ですから、コンサルとしてのスキルは皆無。だから、前職でのスキルをどう活かしていくかを考えていきたいなと思います。せっかく大手の事業会社を経験したんだから、その経験を活かさないテはないですよね!
未経験のコンサルって結構多いんですよ。だから落ち着いて、自分のペースで結果を残していってほしいなと思います。Fさんは前職で「コンサルされる側」の気持ちも十分にわかっているはず。その経験を活かして、ぜひ活躍してほしいです!
―最後に、率直にIzulのご支援の感想を教えてください!
満足のいく結果になって、本当によかったと思います! もし西本さんに支援いただきながら転職に失敗したとしても、それは自分の責任。納得のいく支援をしていただいたと思います。
今後は西本さんは「コンサルの先輩」になります。イチエージェントとしてではなく、社会人の先輩として、西本さんには今後もアドバイスいただけると嬉しいです!!
もちろんです! いつでもご連絡おまちしています!