未経験から経営企画へ!「仕組みを考える」という得意を活かして転職

2023年8月3日

2023年8月5日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

経営企画とは、「企業の今後目指していく方向性」を企画したり、「目標としている経営を達成するためにどうすべきか」を中長期的に考えていく仕事。論理的思考力やコミュニケーション能力など、さまざまなスキルが求められ、求人の多くは「企画経験者」という条件がついていることもしばしば。

そんななかHさんは、未経験から経営企画への転職に成功。もともと地方銀行で働いていたHさんが考えた「自分の強みを活かす道」とは……? 担当コンサルタント齊藤と共に深掘ります。

目次

同じ商品を効率的に売っていく……それがやりたかったわけじゃない。

―Hさんの前職は地方銀行で法人営業を行っていたと伺いました。前職でやっていたことを改めて教えてください。

Hさん

新卒時は「営業としてクライアントの課題を解決したい」という軸で就職活動をしていました。その中でも地方銀行を選んだのは、地元に密着した企業に対して課題解決支援ができると考えたからです。

前職は伝統を大切にする文化が根付く土地の地方銀行。クライアントは繊維業などが盛んではありましたが、近年は後継者問題など厳しさもあり、そこに向かっていく難しさとやりがいを両方感じていましたね。

―そういったやりがいと魅力を感じつつも、転職を決断。この理由はなんだったのでしょうか?

Hさん

そうなんです、仕事内容としては正直最高でしたね。やりたいことはこれだ、と思える機会も多々ありました。ですが、銀行の商品は「お金」です。クライアントの事業内容は様々で、そこに対し個別に差別化して提案する余地は金利や金額といった量的な違いに限られていました。

それぞれ違う課題を抱えているお客様に対しても、質的には同じ商品を提案しなければならない。ここにはがゆさを感じていました。

齊藤

ご相談を受けた時は、「成長意欲が高く、課題解決をしていきたい」と前向きに考えるHさんに対し、仕事内容やカルチャーにミスマッチが起きているかもしれないと感じました。前職でも得ていきたい経験や身につけていきたいスキルを習得できる環境はもちろんあるけれど、Hさんが目指している結果が出るまでには時間もかかる。20代の一番吸収できる時間に、もっと最短で力をつけていきたいという気概を感じましたね。

Hさん

そうですね、自分のやりたいことって「決まったことを決まったやり方でやっていく事なんだっけ?」と考えた時、違うなと。もっとその時その時の対面した課題に対し、その時その時の工夫を通じて適切に対処する、時には会社内の横のつながりと連携するなどして、巻き込んで課題解決に向かっていきたいという希望がありました。

未経験だけど「仕組みを考える」という強みを持って企画職にチャレンジ

―齊藤さんとの最初の面談のことはおぼえていらっしゃいますか……?

Hさん

おぼえてます! 齊藤さんがもうシンプルに「いい人そう」という印象で(笑)。僕自身のことを親身に考えてくれているし、転職活動における情報を豊富に持っていると感じ、この時点で僕は転職エージェントはIzul1本に絞っていました。

齊藤

ありがとうございます! 私は、Hさんの第1印象は「論理的に本質を考える人」というイメージを持っていましたね。とても真面目で誠実な方というのがファーストインプレッションでした。

でもお話を聞いていくと、「目の前の課題をどうにかしていきたい」「世の中に対して・人に対してエネルギーを使いたい」という意思がしっかりしていたんです。

―そんななかで、「企画職」というキャリアプランにたどり着いたのはどんな経緯があったのでしょうか?

齊藤

私、最初からHさんは企画職だなぁと思っていて。ものごとの本質をとらえ、ロジカルに考えることが求められるポジションだからこそ、向いているなと。また経営企画は、より経営・事業観点の視座を持ち、構造的に組織の課題を捉え戦略を考えていくことが必要なので、思考力が必要です。

またHさんはコミュニケーション能力が抜群だったので、もとから持っているソフトスキルはマッチしていました。企画職は様々な部署・役職・立場の違う方とやりとりする必要があるポジションのため、人を動かしていくコミュニケーションスキルはとても重要になってきます。

Hさん

今まで行っていた法人営業職も、「社会に影響を与えたい」という面で企画職と似ているなとも思っていました。さらに課題を解決するためにものごとを構造的に捉え、「仕組みを考える」ことが好きで。企画職と営業職の違いは、企画職が「仕組みを考える仕事」だとしたら、営業職はその「仕組みの中で顧客に対し課題解決を行う仕事」だと思うんですよね。なら仕組みを考える方が自分にマッチしているのではないかと思いました。

齊藤

Hさんは前職が銀行だったので、定量・財務の視点でも強みがありました。そのスキルとベーススキルである論理的思考力・コミュニケーションを掛け合わせることで、経営企画ポジションもポテンシャルでチャレンジできるのではと思いましたね。

―とはいえ、経験者採用の多い企画職に未経験で挑戦するのは大変だったのでは……?

Hさん

たしかに大変ではあったんですが……そこは齊藤さんのサポートがあったからこそ乗り越えられたのかなと思っています。

例えば面接の時は、「Hさんは面接練習でも安定しているから、こちらも安心して待っていられますよ」とポジティブなFBをたくさんくれました。実は僕、自分で「今までこんなことを頑張ってきました!」って人に話すのが苦手で……。そんな一面も齊藤さんは理解してくれましたね。「話しにくいならこういう方向性で会話を作っていったら?」など、まさに伴走型の支援をしていただいたと思います。

齊藤

いやいや、Hさんは「頑張れ」って言わなくても頑張れちゃう方でしたから。例えば面接対策で「これをやってきてね」と課題を渡したら、それ以上のものをやってきてくれる。私もその頑張りに応えなきゃと必死でした。

転職ってスキルマッチだと思うのですが、「Hさんがこれまでやってきたことは、未経験の経営企画職でも活かせます!」ということを、面接官にどう見せていくのかというのは何回もすり合わせましたね。ポテンシャルはあるのに、「やったことがないから難しい」と切り捨てられてしまうのはもったいないですから。

やりたいことはやっぱり「企画職」じゃないとできなかった

―転職後の今、転職してよかったと思いますか?

Hさん

心から思っています。ラクなことばかりじゃないけれど、「そのときそのときで手段を考える」「仕組みを考える」ことができていると感じます。それはやっぱり企画職じゃないとできないことでした。

周りの同僚たちも頭のキレる人ばかりで、毎日刺激をもらっています。社内のすぐ近くに「刺激になる人がいる」って幸せなことだなとかみしめていますね。

―率直にIzulのご支援はいかがでしたか?

Hさん

すごくよかったです。転職を考えた時も「職種」にこだわりはあまりなかったのですが、軸を一緒に見つけてくれて、自分のキャリアプランをとことん考えてくれる人と一緒に転職活動ができたのはありがたかったですね。

転職して今、もちろんスキル不足の面で大変なことはありますが、それ以上に自分が成長できている自覚があります。この選択肢を与えていただけたのは、やっぱりIzul、そして齊藤さんだったからだったのかなと思います!

齊藤

今Hさんがいる会社は変化が激しいフェーズ。辛いこともあるかもしれないけれど、前向きにお仕事をされているHさんを知れてとても楽しくなりました。この先も自分の「will」を見つけていってほしいなと思います!

この支援を担当した人

コンサルタント・齊藤 穂奈美

齊藤 穂奈美

新卒で大手専門商社に入社し、コンビニエンスストア向けの原料調達・営業を経験。入社3年目で大手コンビニエンスストア商品本部に出向し、中食部門の商品開発・マーケティングに従事して、リブランディングを通じ売上の最大化を図る。産休・育休を経て、WEB制作・マーケティング事業で独立。Izulのキャリア支援の考え方に賛同してジョイン。

著者プロフィール

Izul広報チーム

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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