エンジニアに必要な英語レベルは?習得するメリットや習得方法も解説

2023年8月4日

2024年4月26日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

エンジニアの仕事は英語力がなくても従事できますが、基礎能力として習得しておくのがおすすめです。英語力を身につけることで、プログラミングへの理解が深まり、キャリアアップで有利になります。本記事では、エンジニアに求められる英語レベルや英語力を習得するメリット、習得方法などについて詳しく解説します。

エンジニアに英語力が必要な理由

エンジニアに基礎的な英語力は必要ですが、ネイティブレベルの取得は必須ではありません。そのため、すでにある程度の英語力が備わっている場合は追加学習すべきか慎重に考えることが大切です。ここでは、エンジニアに英語力が必要といわれている理由を紹介します。

英語をベースにプログラミング言語が作られているため

エンジニアには、プログラミング言語の知識が必須です。プログラミング言語は英語ベースで作られているため、基礎的な英語力があると理解しやすくなります。ソースコードを構成する英語のスペルを丸暗記するのもひとつの方法ですが、意味まで理解できた方がスムーズにプログラミングできるでしょう。

海外企業との関わりが増えているため

エンジニア業界は慢性的な人材不足のため、海外企業にソフトウェアやアプリケーションの開発を委託する企業も登場しています。これをオフショア開発といい、人材不足を補いつつコスト削減を実現できます。

ここで問題となるのが、オフショア開発の委託先とのやり取りに英語力が必要になることです。英語は世界の多くの地域で使用されているため、海外企業のコミュニケーションには欠かせません。英語に限ったことではありませんが、語学力が低いと細かなニュアンスが伝わらず、正確な指示を出すことが困難になります。

英語力を習得することで、オフショア開発を委託する際の窓口として活躍できます。

最新情報は英語で発信されることが多いため

エンジニア業界をはじめとした世界中で研究開発が進む分野では、最新情報が英語で発信されることがほとんどです。最新技術を習得し、競合優位性を獲得したいのであれば、英語力は必須といえるでしょう。翻訳ソフトを使用する方法もありますが、細かなニュアンスの翻訳ミスや翻訳時間のロスなどの問題があります。

速やかに最新情報を入手して、競合優位性を高めたい場合は英語力の向上を目指すことをおすすめします。

エンジニアが英語力を習得するメリット

エンジニアが優れた英語力を習得することで、キャリアアップや転職などに有利になります。エンジニアが英語力を習得するメリットについて詳しくみていきましょう。

重要なポストを任されやすい

エンジニア業界における最新情報は、英語で発信されるのが一般的です。そのため、英語力が高く最新情報を習得できるエンジニアは、重要なポストを任されやすいでしょう。また、オフショア開発で海外企業への発注窓口としても重宝される可能性もあります。

それをきっかけに国内外のさまざま案件を任されるようになり、自身のキャリアアップにもつながります。

エンジニアスキルを早く向上できる

最新情報を素早く習得できる英語力を持つことで、エンジニアスキルを早く向上できます。また、IT分野の文献も読み解くことが容易になり、英語力が低いエンジニアと比べて効率的な学習が可能になります。エンジニアスキルが高くなれば、さらなる好待遇も期待できるかもしれません。

転職で有利になる可能性がある

エンジニアは、プログラミングスキルに加えて優れた英語力を習得することで、海外でも活躍できるようになります。IT業界を代表するグローバル企業で働くチャンスも得られるでしょう。より幅広い選択肢の中から自分に合った道を選びたい方には、英語力の向上を目指すことをおすすめします。

エンジニアに必要な英語レベル

エンジニアに必要な英語力は、中学校レベルです。最低限、英検3級を取得していればエンジニア業務に支障をきたさないでしょう。キャリアアップや転職などへの有利性を獲得したい場合は、それ以上の英語力が必要です。

また、TOEICでは700点以上がビジネスに使えるレベルといわれています。プログラミングに必要なレベルにとどまらず、ビジネスを有利に進める英語力を求めるのであれば、700点以上を目指してみてはいかがでしょうか。

エンジニアが英語力を習得する方法

エンジニアが英語力を習得・向上する方法は、「独学」と「プロのサポートを受ける」の2つに分かれます。

独学

英語力の習得・向上は独学でも可能です。エンジニア向けの英語を学べるテキストを使用することで、効率的に学習できます。書店や通販で簡単に入手できるため、すぐに学習を始められるでしょう。ただし、独学はエンジニアとして働きながら自分で勉強時間を決めて学習する必要があります。

自己管理が苦手な場合、英語学習の時間を十分に確保できず、業務に支障をきたす恐れがあるため、自分に合っているかどうかは十分に検討が必要です。

英会話スクール

英会話スクールの中でもビジネス英会話に特化したスクールでは、エンジニアに欠かせないレベルから重宝されるレベルまで、幅広いケースに対応しています。受講時間や曜日などはさまざまなため、働きながらでも通いやすい条件のスクールを探しましょう。不明点が出てきても、プロの英語講師から指導を受けることができるため、正確な英語を効率的に学べる点がメリットです。

ただし、英会話スクールの利用料金がかかるため、収入事情によっては短期間だけ通うことも検討しましょう。独学と組み合わせれば、短期間の通学であっても英語力の向上が期待できます。

プログラミングスクール

プログラミングスクールによっては、未経験者だけではなくエンジニアとして成長したい人も通えるコースが設けられています。中でも英語力の向上を目指せるコースでは、プログラミングスキルと英語力の両方を効率的に高めることができます。

また、独学ではエンジニアと関係がない英語も学んでしまう可能性がありますが、プログラミングスクールではエンジニアと関係がある英語だけを学習できるため、時間のロスがありません。

まとめ

エンジニアに必要な英語力は中学校レベルです。キャリアアップや転職などの有利性を獲得したい場合は、独学や英会話スクールなどで英語力の向上を目指してはいかがでしょうか。英語力が高くなると、海外企業との窓口や管理者など重要なポジションを任される可能性が高まります。今回解説した内容を参考に、エンジニアに役立つ英語力の向上を目指してください。

監修者・植草 陽光

植草 陽光

日本製鉄株式会社⇒株式会社リクルート⇒株式会社Izul

1社目では製鉄所での生産管理、本社でのグローバル購買職などバックオフィス系の業務に従事。29歳で営業未経験でリクルートに入社し、地場大手会社の深耕営業を実施し入社半年で表彰を獲得。自身が転職を通じて人生を変えた経験から、Izulのビジョンに共感し、現在は同社のキャリアアドバイザー職として従事。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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