「伴走型」はto求職者だけでなく、to企業とも│株式会社Resilire様

2023年8月31日

2024年9月12日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

コロナ禍以前から問題化し、現在はウクライナ情勢や自然災害の急増なども起因して特に混乱を見せているサプライチェーン。モノの安定供給の実現が難しくなり、社会的にも大きな影響を及ぼしております。

そんなサプライチェーンに着目し、データの一元管理、可視化を実現するサプライチェーンリスク管理クラウド「レジリア」を開発しているのが、株式会社Resilireです。

Izulは、株式会社Resilireの採用をご支援しています。サプライチェーンのリスク管理クラウドという新しい領域に対し、どのようにご支援をしていくべきか、そして求められているのか。株式会社Resilire代表津田さん、人事担当伊弉末さんに伺います。

目次


<プロフィール>

津田 裕大(つだ ゆうだい)さん:兵庫県西宮市生まれ。Webコンサルティング会社でのUI/UXデザイン、営業代行会社での営業・セールスチームのマネジメント業務、法人向けWebコンサルティング企業の起業・経営等を経験。その後2018年9月、Tech Design(現Resilire)を創業。世界を変える30歳未満が選ばれるForbes JAPAN 30 UNDER 30 2022及びForbes Asia 30 UNDER 30 2023に選出。

伊弉末 大悟(いさまつ だいご)さん:2014年4月に新卒でSIerのSEとして、不動産系システムの開発、大手電力系のインフラ設計、構築に従事。2016年7月にIT系人材紹介会社でキャリアコンサルタントとして従事。プレイヤー兼マネージャー、NPS向上pjtのリードを経験。2018年7月にプレイドで人事として、主にプロダクトサイドの採用(中途・新卒・インターン、採用広報・技術広報)を中心にIPO後までの組織づくりに従事。2022年7月にサプライチェーンのリスク管理SaaSを開発・提供する「Resilire」にコーポレート立ち上げメンバーとして参画。

藤原 祐(ふじはら たすく)さん:2008年新卒で電子部品メーカーの日本航空工業入社。主要製品であるコネクタの部品の購買調達・生産管理業務に従事。ソーシング・オペレーション・取引先管理・社内製造現場の生産管理・システム構築など、関連業務をひと通り経験。2018年7月に日本IBMへ転職。大企業向けの間接材領域における調達改革支援を実施。主にお客様先でコスト低減に向けた戦略ソーシング実行支援を担当。

續 慶一(つづき けいいち):株式会社Izul 執行役員 https://izul.co.jp/consultants/tsuzuki/


気候変動や世界情勢……サプライチェーンのリスクを可視化する「レジリア」

ーさっそくですが、株式会社Resilireの事業内容を教えてください

津田:「データでサプライチェーンをアップデートする」をミッションに、サプライチェーンリスク管理クラウド「レジリア」の開発を主に手掛けている企業です。

コロナや紛争、激しい気候変動によって、モノが買えない、届かない、そして作れない……。そういったリスクに逐一阻まれ、モノづくりが止まってしまう状況がここ最近、立て続けに起こっています。

では、リスクをデータで一元管理し、予防のためのイノベーションを生み出せないか。そういった想いから創業したのが株式会社Resilire、そしてクラウドの「レジリア」です。2021年のローンチ以降、メーカーや商社など大手企業にも導入いただいており、複雑化したサプライチェーンを取り巻くリスクをいかにわかりやすく、一元化できるかに挑戦しています。

―代表の津田さんは、なぜこの「サプライチェーン」に着目されたのでしょうか?

津田:元々、増加していく気候変動リスクを予防するイノベーションを生み出す必要があるという想いから会社を創業しており、リスク予防という観点で最もペインが大きいところを探索しているフェーズでした。

そんな中、とある製薬会社から、「サプライチェーンのリスク予防がクラウドでできないか」という問い合わせを頂いたことをきっかけにサプライチェーンに着目することになりました。当時サプライチェーンについて色々調べた結果、実はサプライチェーンは高頻度に寸断が起きており、モノづくりに関わる企業にとっては極めて重要な経営イシューになっていることに気づきました。寸断の要因は多岐に渡りますが、特に重大な課題は、上流サプライヤーデータのブラックボックス化だと認識しました。

ブラックボックス化によって潜在的なリスクの認識が困難で予防が進まず、リスク発生時には影響把握が遅延するという問題がありました。これらはソフトウェアで解決できるのではないかと考え開発を始める判断に至りました。

續:サプライチェーン領域は興味があったものの、実際にResilireの業務内容を聞いて「これは日本から世界に輸出できる産業だ」と感じました。領域としてまだまだイシューが大きく、高度成長期を支えた製造業など、「古き良き」を保ったままここまで来てしまっている産業。そういった企業が今後まさに必要とするのが「レジリア」だと思いました。

「Izulじゃなかったら、採用見送りのままだった」

―Izulにご連絡いただいたのは、どのようなきっかけだったのでしょうか?

伊弉末:実は前職にてIzulを利用しておりまして、その時から素敵な方を多くご紹介いただけるエージェントさんだなと思っていました。そして私がResilireへ転職。ここでもぜひIzulのお力を借りたいとご連絡したのがはじまりです。

續:ありがとうございます! 伊弉末さんの前職では多数のご紹介をしていましたが、条件を聞いたとき正直「これは大変だ……」と思ったのも覚えています(笑)。サプライチェーンやSaaSへの理解というだけでもハードルは上がりますが、そのうえ「チームを作っていける人」という条件もあり……。

伊弉末:そうですよね(笑)。というのも、まだまだResilireは社員10名未満のスタートアップです。今入ってもらう1人が、会社の方向性に大きな影響を与える人になります。大企業で入社する1人と比較して、この段階での1人の影響力は莫大なもの。その分わたしたちもとことんこだわって採用をしたいと考えています。このフェーズに飛び込むのは会社側だけの問題ではなく、社員側の覚悟も問われるため、候補者と会社お互いにとっての相性を確認するとどうしてもマッチする人が限られてしまいますよね。

―2023年の7月にはIzul経由で1人目、藤原さんの採用がありました。このエピソードについても教えていただけますか?

續:求めている要件は高いといいつつも、お話を聞いているなかでぼんやりと「藤原さんはどうかな……」と思ってはいました。そこですぐにご本人にアクションをし、ご本人がResilireに強い興味を持たれてたこともあり、伊弉末さんにアクションをとりました。

藤原:續さんからResilireのことを聞いて、「僕のこれまでの経験がすべて活かせる会社だな」と。それからスタートアップへの挑戦は、僕自身全然気にしてもいなくて。むしろ新しい環境にチャレンジできることにワクワクしていました。

伊弉末:初めてお会いしたときから「こんなに素敵な人がいたのか」と感じたくらい、弊社の条件に合う方でした。ただ、續さんが当時おっしゃるとおり、スタートアップへの転職というところがネックでした。ベンチャーを1社でも経験されているのであれば話は別ですが、さらにシード期のスタートアップとなるとあまりのスタートアップ具合に少し驚かれてしまうのではないかと。お互いの擦り合わせをしていく中で、どうしてもその部分の不安が拭いきれず、どこかではご一緒したいと感じましたが、最初の1人目としてはお見送りも仕方ないと續さんにご連絡をしました。

續:お見送りのご連絡をいただいてからしばらくして、藤原さんにそのことを伝えたんです。でも僕、本当にResilireに合う方だと思っていたので「もう一回勝負しませんか」と伝えました。

藤原:僕自身も「ぜひ行きたい」と思っていた会社でした。前職では自社やお客様の購買・調達業務をしてきましたが、津田さんとの面談を通じて「自社のプロダクトを通じて購買・調達業務を変革できる」という点は、今まで以上に広く・長く顧客価値にインパクトを与えられるものなのだなと。また、それをアーリーフェーズのスタートアップでプロダクトを作り上げながらチャレンジしていくという点に強く惹かれていました。だから「Resilireに対する熱量の高さ」を言語化しました。續さんはその熱量をそのまま伊弉末さんに伝えてくださったんですよね。

津田:そのご連絡をいただいて、藤原と再度打ち合わせをした際、藤原の強い覚悟と購買・調達領域への強い思いを感じることができ、むしろ社内にはないものを持って飛び込んでいただけると感じ、最終的にご入社いただきました。結果、藤原が仲間になってくれて本当によかったです。現在は全社を巻き込んでぐいぐいと引っ張ってくれる、なくてはならない存在です。

もし藤原がIzul経由でなかったら、僕たちは彼の覚悟や熱量を引き出しきれなかったままでした。續さんが「お見送りになってしまったけど、もう一度だけチャンスをください」とご連絡してくださらなければ、今のResilireはなかったかもしれないと思います。

續:Izulの「伴走型支援」は、候補者に対してはもちろん、企業に対しても同様に伴走していきます。きっと今後こんなポジションが必要になるだろうなと寄り添い、適切な時期に適切な候補者をご紹介するのが、我々の価値提供だと思います。

インパクトの大きな1人を支援してほしい

―Resilireの今後の展望を教えてください

津田:サプライチェーンのリスクは、1社で解決できるものではありません。数万、数十万、数百万社……と企業をつなげ、データの基盤を作っていくことが将来に向けて必要になってきます。

そのためには、プロダクトを大幅に進化させる必要がある他、再現性のあるビジネスプロセスの仕組みづくりが必要です。そんな状況下では、今入る一人一人の存在が会社にとって大きなインパクトを生むと考えております。会社の将来を一緒に作っていっていただける方との出会いの機会が重要となりますので、そのご支援をIzulには期待しております!

―ありがとうございました!

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