履歴書に職歴を書ききれないときの対処法は?ポイントや注意点を詳しく解説

2023年3月31日

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Izul広報チーム

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転職活動において、避けては通れないのが履歴書の作成です。特に書類選考がある場合は履歴書の印象で結果が大きく左右されるため、少しでもよい内容に仕上げる必要があります。しかし、パートやアルバイト経験が豊富な方や転職回数が多い方の中には、職歴を書ききれないというケースもあるのではないでしょうか。この記事では、履歴書の職歴欄に書ききれない場合の対処方法や注意点を詳しく解説します。職務経歴書を記入する際のポイントもあわせて紹介しているので、転職をお考えの方はぜひ参考にしてください。

履歴書に職歴を書ききれない場合の対処法8選

履歴書には、これまでに経験した全ての職歴を記載します。そのため、転職回数が多いとどうしても記入欄が足りなくなってしまうでしょう。履歴書に職歴を書ききれなくなってしまった場合の対処方法を紹介します。

パート・アルバイト・派遣の職歴をまとめる

パートやアルバイト・派遣など非正規雇用の職歴が多い場合、正社員として働いた経歴よりは多少重要度が下がるため、それらをまとめて記載しましょう。「接客業のアルバイトとして飲食店2社に勤務」などとまとめることで、記入できるスペースが多くなります。

入社と退社を1列に記入する

履歴書の記入例としてよくあるのが、1つの企業への入社と退社をそれぞれ1列ずつ使う書き方です。しかし、行数が足りない場合は「平成◯年◯月 株式会社◯◯に入社(平成◯年◯月一身上の都合により退社)」のように、1列で記入しても問題ありません。

支店名や部署名を省略する

勤務先の情報は正確に記入すべきですが、支店名や部署名については応募先への関連がない場合省略が可能です。社内での支店異動などの情報も、重要でない限り割愛しましょう。ただし、会社名や「株式会社」「有限会社」といった正式名称は省略すべきではないため注意してください。

中学校の学歴を割愛する

学歴と職歴を同じスペースに続けて記入する場合、中学校の学歴を省略することでスペースを作り出せます。中学校卒業の学歴から記載している見本も多いものの、差し支えないと判断できる場合は高等学校卒業から書き始めて職歴欄を確保しましょう。

学歴と職歴の行間を空けない

学歴と職歴の境目をわかりやすくするため、行間を空けるのが一般的です。しかし、どうしても職歴を書ききれない場合は学歴と職歴の間を空けずに続けて記入しても問題ありません。行間が空いていたほうが見やすい履歴書になるものの、記載すべき情報を優先しましょう。

記入欄が多い履歴書を用意する

履歴書の種類によって、記入欄の広さには差があります。特技や自己PR欄など項目の多い履歴書は、職歴欄が狭くなっているでしょう。転職者用の職歴欄が広く取られた履歴書も販売しているので、自分に合ったものを探してみることをおすすめします。

「現在に至る」「以上」を1行で表記する

職歴欄の最後には「現在に至る」と書き、さらに1行下の右端に「以上」と記入することが一般的です。しかし、職歴を書ききれない場合は「現在に至る」と「以上」を1行にまとめて表記しても問題ありません。「見本では全て2行になっている」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、重要なのは伝えるべき本質がきちんと伝わるかどうかです。1行にまとめても、記載内容はそのままなので問題ありません。

別紙に詳しい内容をまとめる

履歴書だけでは職歴を書ききれない場合、別紙として職務経歴書に全ての職歴をまとめる方法もおすすめです。履歴書の職歴欄には代表的なものや直近2〜3社の情報だけを記載して「詳細は別紙職務経歴書に記載しています」という一文を添えましょう。職務経歴書では具体的な職務内容や習得したスキルも詳しく記載できるので、より明確なアピールにつながります。

書ききれない職歴を別紙に記載する際のポイント

履歴書に職歴を書ききれない場合は、職務経歴書を用意することが推奨されます。ここでは、実際に職務経歴書を作成するにあたってのポイントを5つ解説します。

履歴書の内容と関連付ける

応募書類を見る企業の担当者は、履歴書と職務経歴書を同時に見比べながら採用の可否を判断します。そのため、履歴書の内容と職務経歴書の内容に違いがあってはいけません。それぞれの書類があまりにもかけ離れた内容になっていると、経歴詐称の疑いや、仕事上でもミスが多いのではないかと疑念を持たれてしまいます。誰が見てもわかりやすいように、客観的な視点で書くことを心がけてください。

全ての経歴を記載する

職務経歴書には、原則的に全ての職歴を記載すべきです。勝手な判断で一部の職歴を割愛してしまうと、後から企業の信頼を失ったり、トラブルの元になったりといった事態を引き起こすこともあるでしょう。たとえ1ヶ月未満の在籍であっても、全ての経歴を漏れなく記入してください。

誤字・脱字や書き漏れがないように確認する

誤字脱字や記載忘れにも細心の注意が必要です。履歴書にも共通して言えることですが、特に職務経歴書は文字数が多くなるため、間違いにも気づきにくくなってしまいます。応募書類のミスは「確認不足」「熱意が足りない」など企業からの悪い印象に繋がってしまうので、何度も読み返すことが重要です。

退職理由も明記する

職務経歴書では、退職したという事実だけでなく退職理由も明確に記入しましょう。もしも会社都合での退職だった場合、自己都合退職とは印象が大きく異なります。また、自己都合退職を繰り返している場合は「またすぐ辞めるのではないか」と思われるかもしれません。その場合は「キャリアアップのため退職」「資格取得のため退職」などポジティブな理由を添えることで、好印象につなげられるでしょう。

別紙がある旨を記載する

職務経歴書を作成する場合、履歴書にも「詳細は別紙職務経歴書に記載しています」などと、別紙もある旨を記載しておきましょう。企業の採用担当者が封筒を開けて履歴書だけを取り出してしまった場合でも、この一文があるだけで職務経歴書の存在に気づくことができます。トラブル防止のためにも必ず明記するようにしてください。

職歴を書く際の注意点

ここでは、実際に職歴を記入する際の注意点について解説します。書類選考を通過するためには細かな表現方法も重要になるため、ぜひ参考にしてください。

留学・勉強等で空白期間が長い場合はその旨を記載する

仕事をしていない期間が長い場合、採用担当者は「なぜこの期間働かなかったのだろう」と疑問を抱きます。しかし、留学や勉強などスキルアップのための空白期間である場合、前向きな姿勢をアピールするチャンスとなるでしょう。そのため「英語習得のため1年間◯◯に留学」「資格取得のため1年間勉学に専念」などと、空白期間に取り組んでいた内容を簡潔に記載してください。

パートやアルバイトは雇用形態を明記する

パートやアルバイト、派遣などの経験がある場合、雇用形態についても必ず記載しましょう。雇用形態が明記されていないと、採用担当者にとっては正社員として働いていたのかアルバイトとして働いていたのか判断できません。「アルバイトとして入社」など、正確な雇用形態を全ての経歴に添えて記入してください。

まとめ

今回は、履歴書に職歴を書ききれない場合の対処法について紹介しました。職歴が多い場合など、履歴書をどのように作成すべきか悩んだ際の参考にしてください。また、履歴書に職歴を書ききれない場合は、職務経歴書を用意することもおすすめです。職務経歴書を作成するにあたってのポイントも紹介しているので、本記事の内容を転職活動用の書類作成にお役立てください。

監修者・植草 陽光

植草 陽光

日本製鉄株式会社⇒株式会社リクルート⇒株式会社Izul

1社目では製鉄所での生産管理、本社でのグローバル購買職などバックオフィス系の業務に従事。29歳で営業未経験でリクルートに入社し、地場大手会社の深耕営業を実施し入社半年で表彰を獲得。自身が転職を通じて人生を変えた経験から、Izulのビジョンに共感し、現在は同社のキャリアアドバイザー職として従事。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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