転職の挨拶はどう伝える?転職初日・転職前最終日それぞれの例文や注意点を紹介

2023年9月14日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

転職先での最初の勤務日は、まず所属部署の従業員や上司に挨拶しましょう。初日ということもあり緊張し、思うように言葉が出てこないかもしれません。この記事では転職初日の挨拶で伝えるべきことは何か、実際の例文や注意点も交えて紹介します。また転職前最終日の挨拶に関する疑問にも回答していますので、ぜひ参考にしてください。転職の挨拶は、初日・最終日ともに重要な行動です。本記事の内容を参考に、スムーズかつマナーに沿った挨拶を心がけましょう。

転職初日の挨拶で伝えるべきこと

転職初日の挨拶では、まず自己紹介を行います。名前や年齢、出身地など、自分を知ってもらうための基本的な情報をクッションにして挨拶を始めてください。その後、転職前の企業でどのような業務を担当していたか、大まかな成果なども含めて紹介しましょう。「こんな経験があるから、この仕事を任せよう」と、上司や同僚に感じてもらうきっかけになります。
転職前の経験を伝えたら、その経験を活かして何をしたいか、新しい職場への意気込みを伝えましょう。前職でいかに優れた実績があっても、転職先では新人です。これまでの経験を活かし、どのように貢献していくか伝えると好印象につながります。

転職初日挨拶の例文

転職初日の挨拶で伝えるべきことを理解したうえで、以下の例文を参考に挨拶の原稿を作成してください。

おはようございます。

本日よりこちらの部署(会社)に配属となりました○○と申します。
年齢は○○歳で、北海道出身です。上京して10年ほど経ちます。

前職では、○○の業務を行い、入社から半年で○○(成果)を実現しました。

今後は、前職での○○を活かし、1日でも早く戦力となれるよう努力してまいりますので、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

転職初日の挨拶に関する注意点

転職初日の挨拶は、今後の印象にも関わる重要な行動です。以下に挙げる注意点を意識し、今後の働きやすさにつなげましょう。

明るさと笑顔を忘れない

明るく笑顔で挨拶しなければ、好印象にはつながりません。この人に業務を任せて大丈夫?と、仕事をする前から上司や同僚の不安をあおることになります。できるだけ明るく、笑顔ではっきりと挨拶することは、ビジネスマナーにおける基本です。今後の業務におけるやり取りをスムーズにするためにも、まずは挨拶で好印象を与えるよう心掛けましょう。

謙虚さを大切にする

明るく元気に挨拶することを、自信過剰に話すことと混同してしまう人がいます。あくまで新人であることを前提に、謙虚に挨拶することを意識してください。謙虚さのない人間に重要な業務は任せられないと考える人も多いため、今後のキャリア形成にも関わる重要なポイントです。

挨拶の長さを意識する

自分の挨拶で他の従業員の業務時間を圧迫しないよう注意してください。転職初日の挨拶は、朝の貴重な時間に行われることが多いでしょう。長々と自分の挨拶だけで時間を使ってしまっては、好印象にはつながりません。伝えるべきことだけを簡潔かつわかりやすく伝えましょう

専門用語は使用しない

前職の経験などを話す際にやってしまいがちな行動が、前職の人間しかわからない専門用語で話してしまうことです。過去の実績にいつまでもとらわれていると誤解されるため注意してください。専門用語の可能性がある言葉は、一般的な単語に言い換える準備をしておきましょう。

転職前最終日の挨拶で伝えるべきこと

挨拶は転職初日だけでなく、最終日に求められる場合もあります。基本的には、退職することとこれまでの感謝の気持ちを伝えるだけでいいでしょう。退職に至るまでの経緯や、どのようなキャリアを積んでいきたいかなど、いわゆる「今後」について詳しく触れる必要はありません。退職する人間に対し、多くの人は詳細な経緯までは求めていません。あくまでビジネスマナーとしての「お礼」の範疇で、簡単に挨拶しましょう。

転職前最終日挨拶の例文

転職前最終日の挨拶は、場面別で伝えるべき内容や伝え方が異なります。いくつかの場面を想定した例文を以下に掲載しているので、参考にしてください。

一般的な例文

私事ではございますが、本日をもちまして退職することとなりました。
入社から今までご指導いただき、大変感謝しています。
今後も皆様からご指導いただいたことを大切に頑張っていきたいと思っています。

最後になりますが、皆様の今後のご活躍をお祈りしております。
これまでありがとうございました。

朝礼で挨拶する場合の例文

朝礼前の貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
私事ではございますが、本日をもちまして退職することとなりました。
入社から今までご指導いただき、大変感謝しています。

本日で最後になりますが、どうぞよろしくお願いします。
これまでありがとうございました。

取引先に挨拶する場合の例文

○○様には大変お世話になりました。
これまでご指導いただき、ありがとうございました。

今後は○○が後任を務めさせていただきます。
○○ともども、弊社を引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いします。

送別会で挨拶する場合の例文

本日はお忙しい中、私のために送別会を開いていただき、ありがとうございます。
私事ではございますが、○月○日をもちまして退職することとなりました。

これまで、○○に関わらせていただき、皆様には大変ご迷惑をおかけしましたが、温かいサポートや支えがあって無事完遂できました。
今後は新たな道に進みますが、皆様からご指導いただいた経験を活かして今後も頑張ってまいります。

これまで、本当にありがとうございました。

転職前最終日の挨拶に関する注意点

転職するからといって、挨拶を適当に済ませることは避けましょう。ここで紹介する注意点を参考に、ビジネスパーソンとして正しい締めくくりを意識してください。

退職日をしっかり言及する

いつ退職するのか、挨拶時にしっかり言及してください。特に朝礼時に挨拶する場合は、退職日を明確にしないとその日にやるべき仕事や引き継ぎのスケジュールが曖昧になってしまいます。

話すスピード・目線を意識する

初日の挨拶同様、相手にしっかりと退職することを伝えられるスピードを意識して話してください。また退職することに後ろめたさを感じ、目線が下に降りてしまうことも避けるべきです。話すスピードや目線といった基本的なマナーはしっかり意識して挨拶してください。

会社に対する感謝を伝える

前向きな理由で退職しない場合でも、会社に対する感謝の気持ちを伝えてください。会社への不満を挨拶の際に伝えることは、ビジネスパーソンとしてのマナーに反しています。今後も働き続ける従業員がいることを念頭に置いて、後味の悪い挨拶にならないよう意識しましょう。

まとめ

今回は転職初日・転職前最終日の挨拶について解説しました。基本的なビジネスマナーである挨拶も、初日と最終日とで意識すべきポイントが異なります。本記事で紹介した例文やポイントを把握したうえで、ビジネスパーソンとして正しい挨拶ができるよう意識してください。

監修者・續 慶一

續 慶一

同志社大学を卒業後、教員兼某大学サッカー部監督を経て、大手外資系金融機関へ転職。その後、国内大手人材会社の人事を経て、起業。現在は人事コンサルティング、採用コンサルティングを自身が経営する会社で行いつつ、株式会社Izulには1人目の社員として入社し、現在は執行役員として従事。また九州大学の起業部にて事務局長を務める。
現在は、急成長のベンチャー企業、第二創業期に入っている企業など、様々な企業の役員や人事責任者とやりとりを行いコネクションを築いており、また自らキャリアセミナーや人事交流会などを積極的に開催しております。

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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