キャリアアドバイザーとは?転職相談するメリットや利用時の注意点を解説

2023年6月5日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

キャリアアドバイザーは転職を成功させるためのさまざまなサポートや指導を行っています。転職活動に自信がない方にとって、心強い存在です。
この記事では、キャリアアドバイザーに転職を相談するメリットや利用時の流れ、注意点などを解説しています。転職を検討している方はぜひ参考にしてください。

キャリアアドバイザーとは

キャリアアドバイザーは、転職を希望する方に向けてさまざまなサポートを行います。具体的には、求人情報の紹介・履歴書や職務経歴書に関する指導・企業との日程調整・労働条件の交渉などを行っています。
似た仕事に挙げられる「キャリアコンサルタント」は、国家資格が必要であり、国が指定した登録機関に登録していなければなりません。キャリアアドバイザーとキャリアコンサルタントの業務内容に大きな違いはありませんが、キャリアコンサルタントの場合は転職希望者へのサポートだけでなく、職業選択や職業能力の開発に関して指導を行うことがあります。

キャリアアドバイザーに相談するメリット

転職の際はキャリアアドバイザーに相談することで、1人で転職活動を行うよりも多くのメリットが得られます。ここでは、代表的なメリットを5つご紹介します。

無料で相談できる

キャリアアドバイザーを利用する大きなメリットは、転職に関して無料で相談できる点です。キャリアアドバイザーを通じて採用が決まった場合、転職希望者ではなく企業から成功報酬が支払われます。そのため、転職希望者は一切の費用を払うことなくさまざまなサポートを受けることが可能です。

転職活動を効率よく進められる

転職活動を効率よく進められる点も、キャリアアドバイザーに相談するメリットのひとつです。特に初めて転職を行う場合、まずは何から始めるべきかわからなくなるケースも少なくありません。キャリアアドバイザーは転職希望者の経験やスキルを踏まえて求人を紹介してくれるため、不慣れでも安心して転職活動が行えます。

より詳しい企業情報を入手できる

キャリアアドバイザーを利用することで、企業に関するより詳しい情報を入手できます。人事担当者だけでなく現場の責任者とつながっているケースも多いため、求人サイトや企業ホームページだけでは知りえない情報を仕入れることが可能です。

非公開求人をチェックできる

通常の求人サイトなどでは公開されていない「非公開求人」をチェックできる点も、キャリアアドバイザーを利用するメリットです。一般的に、非公開求人が出されるのは「他社に内密で新規事業の立ち上げを検討しているケース」や「より具体的な条件で人材を募集しているケース」が考えられます。非公開求人は条件がよいものも多く、転職の選択肢が広がる点もうれしいポイントです。
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書類添削や面接サポートを受けられる

転職活動に自信がない人にとって、応募書類の添削や面接のサポートが受けられる点は特に大きなメリットです。企業に対する効果的なアプローチ方法がわかるため、転職活動を効率的に進められます。サポートの結果、書類選考や面接の通過率向上が期待できる点も強みのひとつです。

キャリアアドバイザーに相談する流れ

ここでは、キャリアアドバイザーに転職相談を行う際の流れについて解説します。実際の利用を検討している方は、ぜひチェックしてください。

転職エージェントに申し込む

まずは、転職エージェントに対してキャリアアドバイザーへの相談を申し込みます。専用の申し込みフォームが用意されているケースがほとんどであるため、画面に従って「希望の職種」「希望の年収」「転職希望時期」「希望の勤務地」などの必要事項を入力しましょう。

求人情報を確認してもらう

転職エージェントに転職希望者から申し込みが入ると、キャリアアドバイザーはその内容をもとに現在の求人情報を確認します。およそ数日で、キャリアアドバイザーから今後の日程やサポート内容について連絡を受けるのが一般的な流れです。

無料相談・面談を受ける

キャリアアドバイザーから連絡を受けたら、実際の面談に移ります。これまでのキャリアから自分のスキルや強み・弱みを洗い出し、転職の希望条件をもとに大まかな転職スケジュールを計画していきます。第三者の視点から客観的に分析を行ってくれるため、これまで見えていなかった可能性を発見することが可能です。

求人紹介後に面接対策を行う

面談の内容を踏まえて、キャリアアドバイザーから求人が紹介されます。具体的な企業情報や職場環境も教えてもらえるため、効率よく応募先を選定できるでしょう。応募に先立って、履歴書・職務経歴書を書く際のアドバイスや添削、面接対策も並行して受けることが可能です。

興味のある企業に応募する

キャリアアドバイザーから紹介された求人で興味があるものがあれば、いよいよ応募に移ります。もちろん、すべての求人に応募する必要はありません。応募の意思をキャリアアドバイザーに伝えると、企業に人材を推薦したうえで面接の日程調整を行います。求人ごとに進捗管理も実施するため、複数の企業に応募する場合でも安心です。

企業との交渉を行ってもらう

無事に採用が決まったあとは、キャリアアドバイザーが応募企業と入社日の調整を行います。さらに、給料や待遇面など直接伝えづらい内容も代わりに交渉してくれる点もうれしいポイントです。キャリアアドバイザーによっては、現職を円満に退社するためのアドバイスを受けられる場合があります。

キャリアアドバイザーに相談する際の注意点

キャリアアドバイザーの利用にはさまざまなメリットがありますが、注意点も存在しています。ここでは、キャリアアドバイザーに相談するうえでの注意点をいくつか紹介します。

こまめにコミュニケーションを取る

キャリアアドバイザーに対しては、こまめにコミュニケーションを取ることを心がけましょう。「メールにはできるだけ早めに返信する」「転職活動中の気づきや意見は積極的に伝える」といったように、頻繁にやりとりするのが円滑な転職活動におけるポイントです。コミュニケーションが活発化することでキャリアアドバイザーと良好な関係が築けるため、より効果的な転職サポートにつながります。

同じ企業に二重応募しない

複数のキャリアアドバイザーに相談する場合でも、同じ企業に対して二重応募しないように注意してください。応募企業に迷惑がかかるだけでなく、転職希望者に対してネガティブな印象を与えてしまいます。キャリアアドバイザーとしっかり相談し、応募管理を確実に行いましょう。

あくまでも転職支援が目的と心得る

キャリアドバイザーに相談する際は「あくまでも転職支援が目的である」ということを常に留意しておく必要があります。キャリアアドバイザーを介さず応募した求人に対して、書類添削や面接対策のみを受けることは不可能です。「転職支援」ではなく、ピンポイントでサポートを依頼したい場合は、別の機関に依頼することをおすすめします。

相性が悪いと感じたら早めに相談

「キャリアアドバイザーと相性が良くない」と感じた場合は、キャリアアドバイザーに早めに相談しましょう。紹介される求人内容や担当者のコミュニケーションスタイルなど、合わないと感じる点を具体的に伝えることで、状況が改善されることがあります。キャリアアドバイザーと良好な関係を保ちつつ積極的にサポートしてもらうには、転職活動に対する熱意や目的を正しく伝え、連絡をこまめに取り合うことが有効です。どうしても相性が悪く、転職活動をきたすと判断した場合は、転職エージェントに担当者の交代を依頼することも可能です。

最終判断は自分で行う

キャリアアドバイザーからは、転職活動に関するさまざまなアドバイスや指導を受けられます。しかし、最終的に判断するのは自分であるということを忘れないようにしてください。どの企業に応募し、どの企業の採用通知を受けるのか、そもそも本当に転職するかどうかといったことは、あくまでも自分自身で冷静に考える必要があります。

まとめ

この記事では、キャリアアドバイザーについて解説しました。キャリアアドバイザーに相談することで、不安要素を解消しながら効率よく転職活動を進めることが可能です。転職エージェントごとに企業方針が異なるため、口コミなどを参考に自分に合ったサービスを選ぶとよいでしょう。今回の記事もぜひ参考にしてください。

監修者・竹節 正輝

竹節 正輝

日本郵便 本社IT新規事業→パーソルキャリアにて個人表彰、新規事業創出プログラムDrit大賞→パーソルイノベーション株式会社 地方副業Loino PdM 霞ヶ関でキャリアをスタートしたのち、転職サイトdoda、事業立ち上げも経験。キャリアアドバイザーとイントレプレナーの2つの顔を持つ。

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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