人材コンサルタントとは?仕事内容や必要なスキルを解説

2024年4月29日

2024年3月20日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

人材コンサルタントは、求職者や人材を募集している企業に対して支援を行う職種です。コンサルティングのなかでも社会人にとって身近な「キャリア」を対象にしているため、興味がある方もいるのではないでしょうか。この記事では、人材コンサルタントの仕事内容や必要なスキル、やりがいなどについて解説します。人材コンサルタントへの転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

人材コンサルタントとは?

人材コンサルタントとは、仕事を探している求職者や人材を募集している企業に対してキャリア支援を行う仕事です。例えば「新卒者の採用を増やしたい」、「自分に合った企業に転職したい」といった企業の人的な課題に寄り添い、適切なアドバイスを通じて解決を目指します。経営資源のヒト・モノ・カネの3つのうち「ヒト」にフォーカスしている点が特徴的です。

人材コンサルタントの業務内容

人材コンサルタントの業務内容は、主に企業向けと求職者向けの2種類に分かれます。ここでは、それぞれの業務内容について詳しく解説します。

企業向け

人材コンサルタントのなかで企業向けの業務を担当する人は「リクルーティングアドバイザー(RA)」と呼ばれます。RAの主な業務は、人材の採用に課題を抱える企業に対する採用活動のアドバイスやサポートです。新規開拓営業や採用要件の打ち合わせを行うほか、面接日程の調整や契約関連など求職者と関わる業務にも携わります。

求職者向け

人材コンサルタントのなかで企業向けの業務を担当する人は「キャリアアドバイザー(CA)」と呼ばれます。CAの主な業務は、求職者の転職活動やキャリア構築に対するアドバイスやサポートです。求職者と面談を実施して求人を紹介したり、選考対策を引き受けるほか、求職者がスムーズに退職できるような支援を行います。

人材コンサルタントの平均年収

求人ボックスの給料ナビによると、人材コンサルタントの平均年収は約522万円、月給換算では約43万円です。日本全体の平均年収443万円と比較すると、高い傾向にあることがわかります。ただし、勤務先・経験年数・スキルなどによって年収は変化するため、人によっては1,000万円を超えるケースもあります。

引用:人事コンサルタントの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)

人材コンサルタントに求められるスキル・資格

人材コンサルタントに必須の資格はありませんが、活躍するためにはいくつかのスキルが求められます。ここでは、人材コンサルタントに必要なスキルを4つ紹介します。

コミュニケーション能力

人材コンサルタントには、相手の発言意図を正確に汲み取ったうえで、自分の意見や考えをわかりやすく伝えるコミュニケーション能力が必要不可欠です。また、企業側・求職者側の両方と関わる機会が多いことから、どのような相手に対しても信頼関係を構築できる人間性が求められます。

論理的思考力

クライアントにアドバイスを行う際は、コンサルタントの主観や推測を取り除いて客観的に説明する必要があります。論理的思考に基づいた解決案を提示することで、クライアントに納得してもらいやすくなるでしょう。人材コンサルタントの面接では論理的思考が問われる課題が実施されることがあるため、日頃から論理的思考を意識して過ごすのがおすすめです。

問題解決力

クライアントの課題を解決するには、問題解決力が不可欠です。課題の本質を捉えて客観的に判断することで、より適切なアドバイスを提示しやすくなるでしょう。問題解決力も繰り返しの鍛錬によって強化できるため、日頃から意識することが大切です。

体力・ストレス耐性

人材コンサルタントとして長く活躍するには、体力とストレス耐性も重要なポイントです。クライアントの課題解決に際して具体的な数値目標が設定されることも多く、常にプレッシャーが発生します。また、残業や休日対応に追われる傾向が強く、仕事中心のライフスタイルになることが想定されます。

人材コンサルタントのやりがい

人材コンサルタントの大きなやりがいは、さまざまな企業の経営に携わって課題解決に貢献できる点です。人生の節目となるキャリア選択をサポートするため達成感が大きく、多くの人から感謝される仕事といえるでしょう。企業側・求職者側双方と関わることから、人脈が広がりやすい点もメリットです。

人材コンサルタントの厳しさ

人材コンサルタントは仕事の幅が広いため業務量が多く、残業時間が増加しやすい傾向があります。常に目標達成が求められ、クライアントに対して目に見える形で成果を出し続けなければいけません。ただし企業によって忙しさは異なるため、複数社を比較したうえで転職先を決めることをおすすめします。

人材コンサルタントのキャリアパス

人材コンサルタントからのキャリアパスとして、以下の6つの方法が挙げられます。

  • 社内でキャリアアップし、マネージャーになる
  • 事業会社の人事部門でマネジメントを担当する
  • 他の人材紹介会社へ転職する
  • 採用コンサルティングファームへ転職する
  • 外資系ファームへ転職する
  • 独立する

人材業界は成長を遂げているため、早期のキャリアアップを狙いやすい点が特徴です。また、コンサルタントとして経験を積むだけでなく、人事部門へキャリアチェンジする選択肢もあります。5年後・10年後を見据えて、中長期的なキャリアプランを立てることが大切です。

人材コンサルタントの将来性

人材業界は新型コロナウイルス感染症の影響を受けることなく拡大し続けているため、今後も高い需要が期待できます。専門分野に特化した人材コンサルタントも台頭しており、大きな注目を集めています。ただし、日程調整や求人票の作成といった簡易な事務作業はAIに代替されるおそれがあるため、コミュニケーション能力やマッチング力といった属人性の高いスキルが求められるでしょう。

未経験から人材コンサルタントになるには?

人材コンサルタントは幅広い業界・業種から挑戦しやすく、なかでも営業や人事の経験があると業界未経験でも転職活動で有利に働く傾向にあります。また、業界特化型の人材紹介会社の場合、特定の分野で高い実績を持つ人材は歓迎されるでしょう。面接で論理的思考力や問題解決力を問われる試験が出されることが多いため、事前に対策しておくことをおすすめします。

まとめ

この記事では、人材コンサルタントの業務内容や平均年収、やりがいなどについて解説しました。人材コンサルタントはたくさんの人と関わる分、感謝の言葉をもらう機会も多く、大きなやりがいを感じられる仕事です。ただし、コミュニケーション能力や論理的思考力などさまざまなスキルを求められるため、日頃から自己研鑽が必要になります。これまで培った経験やスキルを活かしながら、人材コンサルタントへの転職成功を目指しましょう。

監修者・水口 香央里

水口 香央里

WEBマーケ ベンチャー⇒LINE株式会社⇒株式会社ユーザベース⇒株式会社Izul
新卒でWEBマーケ ベンチャー企業へ入社。入社後4ヶ月の最短記録でサブマネージャーへ昇格、新人賞を受賞。 退社後はWEB制作・運用業にてフリーで活動。 その後、LINE株式会社へ転職。LINE@サービスの九州拠点立ち上げの第一メンバーとして福岡に拠点を移し、アカウントエグゼクティブとしてLINE法人サービス全般に従事。 2021年にizulの支援を受けてUZABASE、スタートアップ情報プラットフォームINITIAL事業に参画。投資家・大手事業会社向けに導入提案を担当。 ベンチャー・スタートアップの採用支援をより強化すべく、株式会社Izulへ。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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