業種とは?職種・業界との違いや自分にあった業種の見つけ方を解説

2023年2月12日

2024年11月13日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

業種は一言で表すと、企業が行う事業の種類のことを指します。業種という言葉自体は知っていても、詳細まで把握できていない方も多いのではないでしょうか。

今回は業種に関して、職種や業界との違い、転職活動で役立つ職種と業種を掛け合わせた4つのパターンについて紹介します。なお本記事後半では、自分に合った業種を見つけるための4つの方法も解説しています。

業種とは

業種とは、企業が行う事業の種類のことです。

なお業種は、総務省統計局が定める日本標準産業分類に準拠しています。実際に日本標準産業分類には、以下の業種が記載されています。

  1. 農業,林業
  2. 漁業
  3. 鉱業,採石業,砂利採取業
  4. 建設業
  5. 製造業
  6. 電気・ガス・熱供給・水道業
  7. 情報通信業
  8. 運輸業,郵便業
  9. 卸売業,小売業
  10. 金融業,保険業
  11. 不動産業,物品賃貸業
  12. 学術研究,専門・技術サービス業
  13. 宿泊業,飲食サービス業
  14. 生活関連サービス業,娯楽業
  15. 教育,学習支援業
  16. 医療,福祉
  17. 複合サービス事業
  18. サービス業(ほかに分類されないもの)
  19. 公務(ほかに分類されるものを除く)
  20. 分類不能の産業

業種と職種の違い

業種とよく定義を混同される言葉に、職種があります。職種とは、仕事の種類を指す言葉です。営業職や開発職など、職種の特徴を表すものが該当します。

対して業種は先述したように、企業が行う事業の種類を指します。改めてそれぞれの定義を比べてみると、大きな違いがあることがわかります。

例えばファイナンシャルプランナーの方であれば業種は金融業、職種はファイナンシャルプランナーとなります。

業種と業界の違い

業界も業種と意味が混同されやすい言葉です。業界とは、業種をより細かく区分けしたものです。例えば広告代理店は業種で表すとサービス業にあたりますが、業界として考える場合は広告業界となります。

また歯医者は業種で表せば医療業ですが、業界として表す際は歯科業界と考えられることが一般的です。

このように業界は、業種よりも細かい区分けであると理解しておきましょう。場合によっては、業界と業種は同じ意味で利用されることもあります。

転職における業種・職種の組み合わせ

職種と業種を掛け合わせた4つのパターンを整理すると、スムーズに転職活動を進めることができます。

同業種×同職種

「同じ業種かつ同じ職種」が最も希望企業に転職しやすいといわれています。そもそも中途採用は即戦力を求めています。同業種×同職種であれば前職での経験が活かされ、即戦力としての活躍が期待できるでしょう。

しかし転職しやすい一方で、入社後には経験者として厳しい要求を求められることがあります。また、向上心が生まれにくいといったデメリットがあるのも事実です。

なお以下の3つのポイントを意識すると、同業種×同職種の転職成功に近づくでしょう。

  • 応募先企業が求める経験やスキル基準を、クリアしていることをアピールする
  • その企業でなければいけない理由を明確にしておく
  • 同業種×同職種を志望する理由を明らかにする

異業種×同職種

たとえ異業種であったとしても、同職種の場合は仕事内容はほとんど変わらないため、働きやすい傾向にあります。

異業種×同職種の転職は新たな分野に関する知識が身に付くほか、興味のある分野で勤務できればより仕事に前向きになれるでしょう。

異業種×同職種の転職を成功させるためのポイントは、以下の3つです。

  • 異業種採用に力を入れている求人を狙う
  • 異業種を志望する理由を明確にしておく
  • 異業種でも活かせるスキルや経験をアピールする

異業種でも活かせるスキルには、コミュニケーション能力や計画力といった多くの業種で役立つポータブルスキルが挙げられます。

同業種×異職種

たとえこれまでとは異なる職種であったとしても、同じ業種であれば事前知識が備わっているため、知識や意欲をアピールできれば転職が現実的になります。

同業種×異職種の転職はその他にも以下のポイントを意識すると、成功しやすくなります。

  • なぜ異なる職種を志望するのか明確にしておく
  • これまでの経験が活かせる企業に応募する
  • 営業や事務、販売などの職種は未経験でも採用されやすい

同業種×異職種の転職は、自分がこれまで気づかなかった能力に気づくきっかけになります。また新しい経験やスキルが身につくため、さらにキャリアアップできるといった点もメリットです。

しかし未経験分野への転職は年収が下がる可能性もあるため、この点はデメリットといえるでしょう。

異業種×異職種

異業種×異職種の転職は全くの未経験分野に飛び込むことになります。当然前述した3つの転職と比べると難易度は上がりますが、以下のポイントを意識することで成功確率は上がるでしょう。

  • 未経験歓迎の求人を中心に申し込む
  • これまでのスキルや経験が活かせることをアピールする
  • なぜ異業種×異職種に挑戦するのか理由を明らかにする
  • これまでの業種・職種と共通点のある仕事を選ぶ

新たな経験やスキル、人脈が手に入る一方、慣れるまでに時間がかかります。また、年収が下がる可能性もあるのが異業種×異職種の転職です。

自分にあった業種や仕事を見つけるには?

自分に合う仕事や業種を見つけるためには、本章で紹介する4つのポイントを押さえることが重要です。自分に合った仕事や業種に出会えれば、仕事に取り組む際のモチベーションもアップするでしょう。

自己分析をする

自己分析とは自分の特徴やこれまでの経験、価値観を把握することで強みを見つける作業のことを指します。

自分の強みが活かせる仕事や業種が見つかれば、転職先で活躍できる可能性や満足度は高まるでしょう。自己分析の具体的な手順は以下の3ステップです。

  • これまでの仕事内容を振り返り、楽しかった・辛かった経験を洗い出す
  • これまでの経験を分析し、自分の強みを発見する
  • 自分の強みを言語化する(継続力や課題発見力など)

業種研究をする

自分に合った業種を見つけるためには、実際にどのような業種が存在するのかを把握する必要があります。

業種研究の際に有効なのが、新卒者向けの業界研究書籍です。東洋経済新報社の業界地図と日本経済新聞社の日経業界地図は、業種の組織や仕組み、動向などを把握できるためおすすめです。

業種研究で気になる業界を発見した場合は、まずはその業界に対する理解を深めましょう。特定の業界について詳しく解説している書籍も販売されているため、より深く研究したい方は活用してもよいでしょう。

なお、その業界に携わっている知人や友人がいる場合は、一度相談するのもおすすめです。書籍には掲載されていない実情を聞き出せる可能性があります。

求人サイト等で業種を指定して絞り込む

自分に合った業種が見つかった後は、求人サイトで実際にその業界の職種や仕事内容を確認します。

実際の求人で仕事内容や年収、働き方を把握することで、自分がその業種で働くイメージがより湧きやすくなります。求人を見て自分が希望する職種や仕事内容と違っていたり、働き方が自分にマッチしていないことが判明した場合は、再度業種研究を実施してもよいでしょう。

転職エージェントを活用する

転職エージェントの活用も、自分に合った業種や仕事を見つけるためには有効です。転職エージェントを利用すればキャリアの相談に乗ってくれるため、自分にマッチする業種や仕事に巡り会える確率が上がります。

なお転職エージェントの中には、キャリア相談だけでなく、面接対策・履歴書添削・内定後の年収交渉まで実施しているサービスもあるため、転職を成功させたい方にとっては非常に強い味方になります。

まとめ

業種とは、その企業が行う事業の種類のことを指します。なお転職活動を進める際は、本記事で紹介した職種と業種を掛け合わせた4つのパターンを理解すると転職先を見つけやすくなります。

また自分にマッチする業種を見つけるためには、自己分析や業種分析、転職エージェントの活用なども有効です。

監修者・竹節 正輝

竹節 正輝

日本郵便 本社IT新規事業→パーソルキャリアにて個人表彰、新規事業創出プログラムDrit大賞→パーソルイノベーション株式会社 地方副業Loino PdM 霞ヶ関でキャリアをスタートしたのち、転職サイトdoda、事業立ち上げも経験。キャリアアドバイザーとイントレプレナーの2つの顔を持つ。

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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