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面接で使うべき正しい敬語は?使用してはいけない表現や敬語を使うときのポイントを解説

2023年4月11日

2023年4月2日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

面接時において、敬語を正しく使うことは基本的なマナーです。社会人にとって敬語の使い分けは必須スキルですが、正しい敬語を使えているか自信がないと感じている方も多いのではないでしょうか。今回は、面接時における正しい敬語、使用してはいけない表現や敬語について紹介します。面接時の活用はもちろん、社会人としての常識を見直すうえでも重要な観点となっているため、ぜひ役立ててください。

面接における正しい敬語の重要性

転職面接において準備・対策すべきことは、面接官からどのような質問がくるかを想定することです。しかし実際には、質問への回答だけでなくその際の言葉遣いを意識することも大切です。質問に対しての受け答えができていても、正しい言葉遣いで回答できていなければ意味がありません。敬語を正しく使用することは、社会人としての基礎が身についているかどうかを判断する重要な指標になります。

敬語の使い方が理由で面接に落ちることはある?

面接で不適切な言葉遣いをした場合、企業からビジネスマナーに欠けていると判断され、適性などを見ることなく不採用にされる可能性があります。

ビジネスシーンにおいては、敬語で会話することが常識です。面接で正しい敬語が使われていないと、クライアントや上司に対しても失礼な対応をする人材だと判断されます。

面接での言葉遣いには、人柄が表れると考えている面接官もいます。誤った言葉遣いをしてしまうと、常識がない・マナーが悪いと面接官からマイナスな判断をされる可能性があります。尊敬語・謙譲語について正しく理解し、丁寧に会話することを意識しましょう。言葉遣いだけで合否が決まるわけではないものの、選考を左右する大切な要素であることに変わりはありません。

尊敬語・謙譲語について理解を深めることが大切

尊敬語と謙譲語は、どちらも相手を立てた言葉遣いとなります。ただし、主体となる「対象」に違いがあることを認識しなければなりません。

相手が主体か、自身が主体かで使い方が変わるため、それぞれの使い方を覚えておく必要があります。面接対策を行う際、自身が何気なく使っている敬語が、どちらが主体となっているか判断し、正しく使い分けましょう。

尊敬語とは

尊敬語とは、相手やその場にいない目上の人が主語となる敬語です。主語の対象が「相手」になるので、相手の行動を指して使用します。「見る」を「ご覧になる」と言い換えたり、「行く」を「いらっしゃる」と言い換えたりと、使用する機会が多いため覚えておきましょう。

ただし、自身の行動については使えないので注意してください。あくまで、自分以外の誰かが動作をおこなった際に使う敬語だと覚えておきましょう。

謙譲語とは

謙譲語とは、自身が聞き手や話中の人に対して敬意を表すために、自分または自分の側に立つと思われるものや動作などをへりくだって言い表す敬語です。目上の人に対して使いますが、主語が自身であることを理解して使用しましょう。

「見る」を「拝見する」と言い換えたり、「行く」を「伺う」と言い換えたりして使用します。面接時は自身について話すことが多いため、使い方や尊敬語との相違点を認識しておかなければなりません。

面接で使用してはいけない表現一覧

ここでは、面接で使用してはいけない尊敬語と謙譲語の例を合わせて紹介します。

<尊敬語>

良い例悪い例
〇〇についてご指導ください〇〇について教えてください
〇〇様がおっしゃったように〇〇様が言うように
エントリーシートをご覧くださいエントリーシートを見てください

<謙譲語>

良い例悪い例
先ほど申し上げましたように先ほど言ったように
時間をいただき、ありがとうございます時間をもらい、ありがとうございます
はい、かしこまりましたはい、わかりました

面接時に正しく使い分けできるように、使用してはいけない言い回しを覚えておきましょう。

面接の場は緊張しやすく、いつも通りに振る舞うことは困難です。追い込まれたときに誤った敬語を使わないように、普段から意識して練習しましょう。

面接で敬語を使用する際のポイント

ここでは、敬語を使用するポイントを4つのパターンに分けて紹介します。

■自分のこと:わたくし

面接で自身を指すときは「わたし」か「わたくし」で迷う方がいます。「わたくし」を使うことで、「わたし」よりもかしこまった表現になります。応募先企業が堅い業種であった場合は、「わたし」よりも好印象を与えるでしょう。になるでしょう。

■文末:です・ます

面接では文末の言葉遣いにも注意が必要です。文末に丁寧語を使うことで文章全体の印象が柔らかくなり、相手に失礼のないように伝わります。語尾を伸ばさずはっきり応えることで、応募先企業から好印象を持たれるでしょう。

■応募先企業:御社

面接では応募先企業について語ることも多いですが、企業名を挙げて話すことはマナー違反なので必ず「御社」と言いましょう。「貴社」という言葉がありますが、こちらは書面で言及する場合のみなので間違えないよう注意してください。

■正しいクッション言葉を使う

正しく敬語を使い、よりスムーズな面接でのコミュニケーションをとるには「クッション言葉」を使うと良いでしょう。自身から尋ねる場合、「恐れ入りますが」や「お手数おかけしますが」などを会話の中でよく使います。

フィラーは避ける

面接時には、フィラーを避けなければなりません。フィラーとは「え~」や「あの~」といった間を埋めるための言葉です。

プライベートの会話では無意識に話しているので、気づきにくいものです。普段から自分が発する言葉に注意を向けて、口癖を少しずつ矯正してみましょう。緊張するとフィラーが増える人が多いので、落ち着いてゆっくりと話す練習をすることが大切です。

面接でフィラーを使ってしまうと、面接官に自信がないように感じ取られてしまいます。マイナスイメージにつながりやすいので、使用しないように意識しましょう。

抽象的な表現は使わない

面接の場では抽象的な表現は避けましょう。「あれ」「それ」などの言葉は普段から自然に使うことも多いですが、面接の場では使用を避けてください。また「とても」や「しばらく」といった程度を表す言葉は、人によって捉え方が異なります。自身の経歴や能力を説明する場合は、具体的に相手に伝わりやすい言葉に置き換えて話しましょう。

まとめ

この記事では、面接時に使う敬語の重要性や正しい言葉遣い、間違えやすいポイントについて解説しました。敬語は社会人にとって基本的なマナーであり重要なスキルです。敬語の使い方を意識することで、面接を有利に進められるのはもちろん、入社後の印象も良いものにできるでしょう。面接対策の一環として、ぜひ正しい敬語の習得を目指してみてください。

監修者・押目 隆之介

押目 隆之介

日本郵船グループにて3年間国際物流業務に従事。
リクルートに転職し、約5年間住宅・不動産領域のメディア営業およびマネジメントを経験後、前職のAbemaTV(サイバーエージェントより出向)にてコンテンツ戦略プロデューサーとして約4年間勤務しておりました。

現在は、自身の事業の経営も行いながら、リクルート時代の同僚であった中田の立ち上げたIzulにて、20~30代の方々を中心としたキャリア支援のお手伝いもさせていただいております。

著者プロフィール

Izul広報チーム

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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