出産後の転職活動におけるポイントとは?成功させるコツや転職先に適した条件を解説

2023年4月12日

2023年4月2日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

女性は出産を機に生活が一変してしまい、それまで所属していた環境で働き続けられなくなることがあります。新たなライフスタイルの中で働くことを望む女性は、転職を検討するでしょう。しかし出産後の転職活動が難航したり、職場選びに迷ったりする人も多く、思うように転職できずに困っている方も少なくありません。今回は、出産後の転職活動を成功させるためのコツや、子育てしながら仕事をするのに適した転職先の条件について解説します。

出産後に転職を検討する要因

ここでは、出産後に転職を検討する代表的な4つの要因について解説します。

会社の環境に変化を感じた

出産直前から産休と育児休暇を経て、仕事に復帰するのは約1年から1年半後、人によっては2年後となる場合が多いでしょう。その間に会社では人事異動や業績などで職場環境が変わることが多いため、復帰した職場に対して違和感を覚える人もいます。職場の雰囲気が大きく変わり、思うような仕事ができないことは、転職を考えるきっかけになるでしょう。

子育てと仕事の両立に不安を覚えた

出産前には子育てと仕事を両立させるつもりだったとしても、実際に働き始めると想定以上に困難であると感じることがあります。一般的に産後1年間は、心身ともに不安定な健康状態で、体調を崩しやすくなります。身近に頼る人がいない状況で子育てをしている場合は、心身ともに辛い時期が続くことになるでしょう。

会社の子育てに対する理解が無いと気づいた

子育て中の母親が置かれている状況に理解がなかったり、度重なる早退や欠勤などで引き継ぎをする人手が足りていないような場合は、同僚から厳しい目で見られることもあります。会社側で改善してもらえそうにないと分かったときに、転職を選択する人も少なくありません。

希望する働き方が叶わなかった

時短勤務など、働き方における選択肢の柔軟性がない会社だと、出産後に復帰しにくいといえるでしょう。反対に責任のある環境・立場で働きたくても「いつ休むかわからない」といった理由で補助的な仕事に移動させられた場合、転職することを考える人もいます。

出産後にできる転職活動の種類

出産後に転職したい場合、転職活動をどのように進めればよいのでしょうか。ここでは、出産後における転職活動について解説します。

マザーズハローワークに相談する

ハローワークの中でも、子育てや介護中の女性を対象にした「マザーズハローワーク」を利用する方法があります。子育てと仕事の両立を目指す人向けの求人情報が豊富にあり、転職活動もサポートしてくれます。乳幼児のいる母親が施設を利用しやすいように、授乳室やチャイルドコーナーなどを設置している場合が多く、子どもと一緒でも転職活動を進めやすいでしょう。

転職サイトを利用する

転職サイトは自宅にいながら簡単に転職先を検索できます。時間に追われながら子育てをしていても、短時間で求人を探せるでしょう。転職サイトには女性向け専用サイトもあり「育児中」「残業なし」など条件を絞って検索できます。そのため、自分のライフスタイルにあった求人を素早く見つけることができます。

転職エージェントを活用する

転職エージェントに登録することで、キャリアアドバイザーによる求人の紹介や、提出書類や面接についての相談を依頼することが可能です。一人で転職活動をすることに不安があったり、転職サイトを検索しても自分が望む求人を検索できなかった場合は、転職エージェントを利用してみましょう。転職サイトに掲載されていない求人を、担当者から紹介してもらえる可能性もあります。

出産後の転職を成功させるためのポイント

働く女性が増え、子育て中の女性歓迎の求人も増加しています。ここでは、出産後の転職を成功させるために有効な手段について、ポイントを押さえながら解説します。

子育てと仕事の両立に理解がある会社を選ぶ

最も重要なことは、転職する会社が子育てと仕事の両立に理解があることです。乳幼児期は数年ですが、小学校低学年までは子育てに時間を割かなければならない場面も多いでしょう。長く働ける職場を選ぶために、時短勤務・フレックスタイム制度・振替勤務・在宅勤務などが可能か確認しましょう。職場に子育て中の母親が複数勤務している会社であるかどうかも重要な観点です。

経験がある職種を選ぶ

出産後でも転職しやすいのは、これまでのキャリアをアピールできる職種です。時短勤務で就業したい場合は、短い時間で業務をこなすスキルも必要です。経験のある職種であれば、急な早退や欠勤などで周りにフォローをお願いすることがあっても、効率的に仕事をこなしておくと引き継ぎの負担も減ります。円滑な職場環境をつくるためにも、身に付けたスキルを活かすことが重要です。

子育てを通じて得た成長やスキルもアピールする

短時間で取り組める資格の勉強方法や、急なタイミングでのスピーディな引き継ぎ方法など、子育てを通じて獲得できたスキルを自己PRとして活用しましょう。子育てと仕事を両立させていきたいという情熱が伝わり、仕事に対する姿勢などが好印象につながります。

出産後の転職先に適した条件

出産後の転職先はどのような体制を整備した会社を選べばよいのでしょうか。子育てと仕事の両立に適した、転職先の条件について解説します。

在宅勤務が可能

職種によっては在宅勤務が可能な求人もあります。また、週に3日はオフィス勤務、2日は在宅勤務などの体制を取る会社もあるため、幅広く探してみましょう。在宅勤務であれば、子どもの急な体調不良に対応したり、仕事をしながら家事も同時にこなせるため、時間に追われる環境から解放されます。

短時間勤務が可能

子どもを保育園に預けて働くとなると、毎日の送迎時間が決まっている場合がほとんどです。そのため、短時間勤務で働ける職場を探しましょう。子どもが成長してから預ける時間を伸ばし、8時間のフルタイム勤務に切り替える人もいます。3歳未満の子どもがいる場合は、法律により短時間勤務制度を利用することが可能です。徐々にライフスタイルを変えることを視野に入れながら転職先を探しましょう。

会社主導型保育園や託児所を併設している

職場の近くに保育園や託児所がある会社で仕事ができれば、送迎時間に追われることなく仕事に集中できる環境を構築できます。保育園や託児所がある会社には子育て中の人も多く、子育てで起こるトラブルなどにも理解を示してもらいやすいでしょう。

まとめ

子育てと仕事の両立は、想像以上に難しいことです。出産後の転職を成功させるためには、視野と選択肢を広く持つことが大切です。子どもと自分のためにも、ライフスタイルにあった職場で地道にキャリアを積み上げていきましょう。

監修者・齊藤 穂奈美

齊藤 穂奈美

株式会社日本アクセスで原料の調達・営業を担当→株式会社ファミリーマートへ出向し中食部門の商品担当として従事→出産を機に会社を退職。WEBクリエイターとして独立し、経営者の集客・広報全般をサポート。 現在はIzulで両面コンサルタントと広報を担当。プライベートでは2人の子を育てる母。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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