面接における自己PRのコツとは?よくある失敗例やポイントを解説

2023年2月9日

2023年1月7日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

転職活動における面接では、「自己PR」を求められる場面も多いです。自分のアピールポイントを相手に伝えることは、思っているほど簡単ではありません。今回は、企業が求職者に自己PRを求める理由や自己PRでの失敗例、注意すべき点について詳しく解説します。

企業が自己PRを求める理由

自己PRは話す内容を一から考える必要があり、一問一答形式の質問とは伝え方が異なります。企業はどのような考えのもとで、自己PRを要求しているのでしょうか。ここでは、企業が求職者へ自己PRを求める理由について、4つのポイントを紹介します。適切に受け答えができるようになるために、企業側の考え方を学びましょう。

求める人材に適しているか確認するため

企業は、求職者の経験やスキルだけでなく、人柄も重視しています。スキルは履歴書からも読み取ることはできますが、人柄は実際に会って話してみるまではわかりません。面接官は、自己PRの内容を通して求職者の性格や周囲の人からの評価、物事の捉え方などを知ろうとしているのです。

求職者が自己分析できているかを確認するため

面接官は求職者が自分自身の強みをどのように分析し、その内容をどのように表現するのかを確認しています。例えば、単純に事実を述べるだけでなく、企業や募集職種の内容に通じるようなエピソードなどを上手に交えていると、自己分析や場の空気を読むための能力が高いという評価に繋がるかもしれません。

入社の意欲を確認するため

面接官は、求職者の熱意や入社の意欲も重視しています。例えば豊富な経験やスキルから、ひそかに期待を寄せるような人材でも、企業や募集職種とかけ離れた自己PRしか話せないようでは、採用には至らないかもしれません。

入社後に活躍してくれる人材かどうかを確認するため

面接官は、入社したら大いに活躍してくれる人材を求めています。しかし、今後の活躍の可能性を面接だけで判断することは簡単ではありません。そこで、自己PRの中でその人が持つ長所やスキル、成長の見込みなどを推察しています。企業や所属予定の部署との相性も、判断基準のひとつと言えるでしょう。

自己PRに盛り込むべき内容

企業がなぜ自己PRを求めるのか理解したところで、自己PRで話すべき具体的な内容について考えてみましょう。自分がアピールしたい内容ばかりではなく、企業は何を知りたがっているのか、基本に立ち返り考えてみるのがおすすめです。面接官や企業側の視点で盛り込む内容を選ぶことが大切になります。

自分の強み

まず欠かせないのが、自分自身の強みです。これまでの仕事で習得したスキルや経験、実績について話しましょう。すぐに思い浮かばない場合は、周りの人よりも自分が秀でていると思う内容を書き出してみてください。内容を絞り込む場合は、「応募している職種で活かせる内容」を選ぶことがポイントです。仕事と関係の無い長所を話しても、活躍している様子はイメージしづらいです。募集内容との関連性をさり気なくアピールすることで、好印象を得られるようになるでしょう。

強みの根拠となる具体的なエピソード

次に、自身の強みを裏付ける具体的なエピソードを話しましょう。強みをたくさん羅列することは誰にでもできますが、具体的なエピソードや実績を盛り込むことで信憑性が増し、面接官の印象にも強く残ります。特に「1位を獲得した」「前年比150%の売り上げを達成した」といったように、数字を交えて説明できると理想的です。また、転職活動においては学生時代の話よりも、社会人として仕事上でのエピソードを話すべきです。「どうすれば応募先の企業で自分が活躍する姿をイメージしてもらえるか」という基準で、エピソードを選びましょう。

企業にどう貢献するか

最後に、ここまで話してきた強みを活かすことで、企業へ貢献できるという想いを伝えましょう。はじめに強みを考える時点で職種に関連した内容を挙げていれば、より自然に貢献度をアピールできます。「貢献できる」とする具体的な内容は、自分の強みにも通じる内容を心掛けましょう。

自己PRでよくある失敗例

続いて、自己PRを話す際にやってしまいがちな失敗例を紹介します。避けるべき表現をしっかりと把握して、本番での失敗を回避しましょう。

アピールポイントに具体性がない

アピールポイントに具体性や根拠が欠けていると、聞き手としては半信半疑になってしまいます。先述の「具体的なエピソード」にも通じますが、本当に体験した話を用いるからこそ信憑性が増し、説得力が増すのです。

性格上の強みしか挙げられていない

「社交的」「明るい」「我慢強い」といった性格上の強みは「営業成績1位」「資格を保有している」といった仕事上での強みと比べて、あまり魅力的に映りません。「仕事と関連付けた内容で良い印象を残す」という意識を念頭におくべきです。

面接で自己PRをする際のポイント

最後に、自己PRを伝える際に意識すべき具体的なポイントを3つ紹介します。「これを話そう」という内容を決めたにもかかわらず、話し方の問題で面接官に伝わらないようでは意味がありません。

最初に結論を述べる

話の構成を準備しておき、簡潔にまとめることは重要です。特に口頭の場合、ダラダラと長く話してしまうことは避けましょう。結果に辿り着かず要領を得ない話は、聞き手を不快にさせてしまいます。最初に結論を述べてから話を簡潔にまとめることで、伝えたい内容が正しく伝わるでしょう。

自分の強みは1〜2つ程度に絞る

たくさんの強みが思い浮かんだからといって、限られた自己PRの時間に5個も10個も話しをすべきではありません。自己PRとして伝えるべき強みを1〜2個程度に絞ることで、よりアピールポイントを印象付けることができます。

エピソードや実績は客観性が高いものを選ぶ

エピソードや実績を選ぶ際には、可能であれば客観的な評価を伝えられるものがおすすめです。「自分の仕事効率が改善した」という主観的な言い回しよりも「仕事の効率化により残業時間が半減した」と話すべきです。自分以外の関係者に聞いても根拠を示せるような内容だと、信憑性も増すことでしょう。

まとめ

「自分の強みを話して」と言われると、なんだか自慢話のように感じられてしまい、どのような話しをすべきか迷ってしまうものです。面接における自己PRでは、企業が求める内容を把握して、具体性のある強みを伝えることを意識しましょう。今回紹介したポイントを意識することで、自信を持って面接に臨めるのではないでしょうか。要点をしっかりと理解して、転職活動の成功を目指しましょう。

監修者・座間 智也

座間 智也

原宿で美容師 ⇒ リーフラス株式会社 ⇒ 株式会社スポーツフィールド
サッカー選手になる夢を断念し、美容師からキャリアをスタート、2社目では当時史上最短の入社8ヶ月でリーダー昇格、3年目の25歳で当時社員600名弱の会社で支店長として従事。その後、人材紹介会社へ転職し、入社4年で東日本エリアのマネージャーとして6拠点のマネジメントを経験。現在は個人として4つの事業運営を行いながら、Izul でキャリアアドバイザーとして従事。

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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