転職エージェントは費用がかかる?無料で利用できる仕組みを解説

2024年5月8日

2024年4月1日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

転職エージェントの利用を検討している方のなかには、求人紹介や内定獲得といったタイミングで費用を払わなければいけない、と考えている方もいるのではないのでしょうか。結論からいうと求職者は、ほぼすべての転職エージェントを、無料で利用できます。この記事では、転職エージェントを無料で利用できる理由や、費用に関する注意点について解説します。転職エージェントを安心して利用したい方は、ぜひ参考にしてください。

転職エージェントは無料で利用できる

求職者は、原則として転職エージェントを無料で登録・利用できます。また、転職エージェント経由で転職先が決まった場合でも、成約料や手数料など支払う必要はありません。なお、ビズリーチのみ有料会員を設けていますが、課金しなくてもほぼすべての機能を使用できます。

転職エージェントで受けられるサービス内容

転職エージェントで受けられるサービス内容は、以下のとおりです。

  • 事前面談
  • カウンセリング
  • 求人紹介
  • 応募書類添削
  • 面接対策
  • 面接日・入社日などの日程調整
  • 年収など入社条件交渉

転職エージェントは取り扱う求人によって総合型や特化型などに分類されますが、提供サービスの種類は、ほぼ同じです。

転職エージェントが無料で利用できる仕組み

求職者が転職エージェントを無料で利用できる理由は、大きく分けて2つの要因があります。ここでは、転職エージェントを無料で利用できる詳しい仕組みについて解説します。

転職エージェントは企業から報酬を受け取っている

転職エージェントでは、採用が決定したときに企業側から手数料として成功報酬を受け取るビジネスモデルをとっています。転職エージェントは企業側から収入を得ているため、求職者に利用料や成約料を求めていないのです。ただし企業から報酬を得るために、転職者に対して強引に内定承諾を勧めてくる転職エージェントも存在するため、注意が必要です。

法律で定められている

職業安定法では「有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。」と定められています。つまり法律上、転職エージェントをはじめとする有料職業紹介事業を運営する会社は、求職者に費用を請求できないのです。そのため、転職エージェントは企業側から報酬を受け取ることで事業を成立させています。

引用:職業安定法 第三十二条の三

企業が転職エージェントに支払う金額相場

企業が転職エージェントに支払う成功報酬の相場は、理論年収の30〜35%程度とされています。理論年収とは、従業員が年度のはじめから1年間在籍した場合に支払う年収のことです。たとえば理論年収500万円の人材を採用した場合、企業は150〜180万円前後の成功報酬を支払う必要があります。そのため、求職者が採用された時点の年収が高いほど、転職エージェントが企業から受け取る報酬額は高くなります。

企業が転職エージェントを利用する理由

企業にとっては、成功報酬を支払ってでも転職エージェントを利用したほうが、メリットを得られる場合があります。ここでは、企業が転職エージェントを利用する主な理由を2つ紹介します。

採用活動の手間を省きたい

企業が採用活動を行う場合、求人票の作成・広告出稿・応募者の選定・面接といった業務を本職と平行しなければならず、多くの時間やコストがかかります。そこで転職エージェントを利用することで、企業は採用活動にかかるリソースを削減し、効率よく人材を獲得しやすくなります。

自社とマッチする人材を採用したい

企業が転職サイトやハローワークなどに求人広告を出した場合、採用条件とは異なる人材からも多数応募される可能性があります。しかし転職エージェントでは、条件に合う求職者に対してのみ求人を紹介するため、自社とマッチする人材を採用するのに効果的です。企業によっては、一般の転職サイトには公開しない「非公開求人」に絞って採用活動を行うケースもあります。

一部有料のサービスを提供している転職エージェント

ビズリーチでは、「プレミアムステージ」と呼ばれる有料会員制度を設けています。利用料はWeb版とアプリ版で若干異なりますが、どちらも月額5,500円程度です。有料会員になると、すべての求人の検索・閲覧・応募が可能になるほか、すべてのスカウトに対応できる・有料会員限定のコンテンツを利用できるといった特典を得られます。ただし、無料会員でも転職活動は問題なく行えます。

転職エージェントの費用に関する注意点

ここでは、転職エージェントの費用に関する注意点を3つ解説します。求職者が誤解しやすいものもあるため、転職エージェントを利用する際は参考にしてください。

途中退会・複数併用しても違約金は発生しない

転職エージェントを途中で退会した場合でも、違約金は発生しません。万が一担当のキャリアアドバイザーとの相性が悪いと感じた際は、すぐに変更してもらうのが望ましいでしょう。また、複数の転職エージェントに登録しても費用はかからないため、転職活動を効率よく進めたいなら、複数の転職エージェントの併用がおすすめです。

内定を辞退しても違約金は発生しない

転職エージェント経由で獲得した内定を辞退した場合でも、違約金は不要です。ただし、内定辞退によって企業に迷惑がかかる場合があるため、辞退する際はできるだけ速やかに転職エージェントへ知らせましょう。転職エージェントを通さず内定辞退の旨を伝えてしまうと、信用問題にかかわるため、厳に慎みましょう。

すぐに退職しても違約金は発生しない

転職エージェントを利用して転職した企業をすぐに退職したとしても、求職者側に違約金は発生しません。企業と転職エージェントの間で「採用した人材が早期退職した場合は成功報酬を返還する」といった規約が定められているケースが一般的です。とはいえ求職者には何の影響も与えないため、自分の基準で判断する必要があります。

転職エージェントを利用して費用が発生するケース

転職エージェントの利用には費用は発生しませんが、転職活動にかかった費用は原則自己負担です。ここでは、転職エージェントの利用に関する費用を3つ紹介します。

転職エージェントとの連絡のための通信費

転職エージェントと電話やオンラインツールなどを使って連絡する場合、通信費が発生します。ただし電話は、キャリアアドバイザー側からかかってくることが多いため、電話料金の負担は少ないと考えられます。データ通信量の制限が気になる場合は、Wi-Fiを使うかスマホのプランを見直すとよいでしょう。

面接のための交通費・宿泊費

キャリアアドバイザーと対面で面談を行う場合、現地までの交通費は基本的に求職者が負担します。できるだけ費用を抑えたい方は、電話やWebでの面談が可能な転職エージェントを選ぶとよいでしょう。また、Uターン・Iターンなどで遠方の企業に応募する場合、交通費や宿泊費が発生します。企業によっては支給してもらえるケースもありますが、原則自己負担のつもりで用意しておきましょう。

転職活動で必要な道具の購入費

転職活動で必要となるスーツ・ビジネスカバン・靴といった道具は、基本的に求職者の負担で購入するものです。スーツ着用の職種を志望する場合は、転職後も長く着用できるものを選ぶのがおすすめです。また、求職者によってはオンライン面談用のパソコンを新調するケースもありますが、スペックが過剰にならないように用途を判断して購入しましょう。

まとめ

この記事では、転職エージェントを無料で使える仕組みや、費用に関する注意点について解説しました。どの転職エージェントを利用しても基本的に費用はかからないため、サービスのクオリティやキャリアアドバイザーの質などを基準に選ぶことが大切です。Izulの転職エージェントでは、丁寧なヒアリングと求職者のキャリア形成に寄り添った転職サポートを行っています。満足のいく転職を目指したい方はぜひご相談ください。

相談予約はこちら(https://izul.co.jp/contact/

監修者・矢木 麻織香

矢木 麻織香

全日本空輸株式会社→WEBデザイナーとして独立→株式会社Izul
青山学院大学 経営学部を卒業後、客室乗務員として国内線・国際線共に乗務し、ビジネスクラスのサービスも経験。WEB関連の副業をスタートし、その後、WEBデザイナーとして独立。
WEBデザインを通じて、さまざまなクライアントの集客サポートを行う。並行して、ベンチャー企業でのアプリの集客や新規事業の立ち上げにも従事。現在はIzulでキャリアアドバイザーを担当。

著者プロフィール

Izul広報チーム

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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