転職エージェントとの面談内容は?準備するものや注意点を解説

2024年4月28日

2024年3月20日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

転職エージェントサービスを申し込むと、最初に担当コンサルタントと面談することになります。しかし、面談でどのような内容を話すのか、何を準備しておけばよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。この記事では、転職エージェントとの初回面談について解説します。転職エージェントの利用を検討している方はぜひ参考にしてください。

転職エージェントと面談を行う目的は?

転職エージェントと面談を行う前に、その目的を理解しておくことが大切です。ここでは、求職者側と転職エージェント側のそれぞれの目的を解説します。

求職者側の目的

求職者側の主な目的は、転職エージェント側に転職先の希望条件やキャリアプランを共有することです。転職に対する条件や考え方が明確になることで、転職エージェントから自分に合った求人を紹介してもらいやすくなるでしょう。また、転職活動における不安や疑問を相談する場としても活用できます。

転職エージェント側の目的

転職エージェント側の主な目的は、求職者のこれまでの経歴や転職先の希望条件を把握することです。転職エージェントは面談で得た情報をもとに、求職者に対して求人紹介を行います。また、求職者の人柄や得手不得手を知ることで、その人に合ったアドバイスを伝えやすくなる点もメリットです。

転職エージェントとの面談前に準備するもの

転職エージェントとの面談前に準備するものは、応募書類と転職における希望条件です。ここでは、それぞれの内容について詳しく解説します。

履歴書・職務経歴書

履歴書や職務経歴書といった応募書類は面談前に作成しておき、事前に担当者に送るようにしてください。面談でこれまでの経歴やスキルをすべて説明する必要がなくなるため、スムーズに相談が進みやすくなります。応募書類の作成に自信がない方は、その旨をあらかじめ伝えておくとよいでしょう。

転職での希望条件

面談の前に、転職先の希望条件やキャリアプランをある程度整理しておくとよいでしょう。転職に対する条件を明確にすることで、求人のミスマッチを防ぐ際にも役立ちます。また、可能であれば面談前にこれらの内容を共有しておくと、面談当日に求人を紹介してもらえる可能性が高くなります。

転職エージェントとの面談場所・時間・服装

ここでは、転職エージェントとの面談場所や時間、服装に関するポイントを解説します。面談に臨む前にぜひチェックしておくとよいでしょう。

面談を行う場所

近年では、転職エージェントとの面談はオンラインが主流になっています。オンライン面談は場所を問わない点が魅力的ですが、カフェなどで行う際は周囲の音に注意してください。一方、転職エージェントのオフィスに赴いて面談を実施する場合もあります。どちらか選択できるケースが多いため、自分のライフスタイルや居住地に合ったものを選びましょう。

面談を行う時間帯

転職エージェントとの面談は、日中の営業時間内で指定されるケースが一般的です。ただし、求職者の都合によっては18時や19時といった夜間に実施してもらえる場合があります。特に働きながら転職活動を行っている場合は、時間帯について遠慮せず相談するようにしてください。

面談にかかる時間

転職エージェントによって差はあるものの、面談にかかる時間は1〜1.5時間程度が一般的です。ただし、転職活動の方針について具体的に決まっていない場合は、さらに時間がかかる可能性があります。時間に追われて焦ることがないよう、スケジュールに余裕を持って面談の日程を組むようにしてください。

面談時の服装

面談時の服装に特定の決まりはなく、スーツでも私服でも問題ありません。ただし、ジーパンやTシャツのようにカジュアルすぎる服装は、担当者にマイナスな印象を与えるおそれがあります。あまりかしこまりすぎる必要はないものの、オフィスカジュアルのような清潔感のある服装を心がけましょう。

転職エージェントとの面談内容

転職エージェントとの面談内容には、基本的なパターンがあります。面談内容について事前に把握しておくことで、スムーズに面談を進めやすくなるでしょう。ここでは、それぞれの内容について詳しく解説していきます。

自己紹介

面談の最初に、求職者と担当者それぞれが自己紹介を行う時間が設けられます。転職エージェント側からは、簡単な経歴や得意分野、転職エージェント利用の流れなどについて説明してもらえる場合がほとんどです。具体的なサポート内容や実績について気になる点があれば、積極的に質問して理解を深めておくことをおすすめします。

職務経歴・スキルの共有

事前に提出した履歴書と職務経歴書をもとに、求職者の職務経歴や業務内容について確認が行われます。この際に転職エージェント側からいくつか質問されますので、正直に回答するようにしてください。また、ここで共有された情報は求人紹介の際に活用されます。

転職理由・目指すキャリアの共有

次に、転職を検討した理由と今後のキャリア目標についての共有が行われます。企業の面接とは異なるため、ネガティブな転職理由でも正直に伝えて問題ありません。また、目指したいキャリアが明確になっていない場合は、キャリアの棚卸しからスタートすることになります。

転職での希望条件の確認

大まかなキャリアプランを設定・共有したあとは、転職先に対する希望条件の確認が行われます。求人紹介に関わる重要なポイントになるため、できるだけ具体的な内容を伝えるようにしてください。ただし、求職者の経歴やスキルでは希望条件の実現が難しい場合、転職エージェント側から下方修正を求められることがあります。

求人の紹介

求職者の希望条件やキャリアプランを共有したあとは、その内容をもとに転職エージェントから求人紹介が行われます。また、面談時はヒアリングのみ実施し、後日条件に合った求人を紹介してもらえるケースも多く存在しています。もし紹介された求人に疑問点や不安がある場合は、すぐに担当者に確認するようにしてください。

転職エージェントと面談する際の注意点

ここでは、転職エージェントと面談する際の注意点を解説します。転職活動を成功させるためには、下記の内容を把握したうえで面談に臨むことをおすすめします。

本音を伝える

転職エージェントとの面談では、職務経歴・転職理由・条件などについてすべて本音で伝えることが非常に重要です。本音を隠したまま求人紹介を受けると、ミスマッチが生じるおそれがあります。企業との面接とは異なり自分をよく見せる必要はないため、話しづらいことでもできるだけ正直に伝えておくとよいでしょう。

経歴・給与を詐称しない

転職活動を有利に進めたいからといって、経歴や前職の給与を詐称するのは絶対にやめましょう。転職エージェントに誤った情報を伝えると求人のミスマッチが起きるだけでなく、最悪の場合は内定取り消しになるおそれがあります。自分に合った求人を紹介してもらうためにも、正確な情報を伝えるようにしてください。

最低限のマナーは守る

転職エージェントで見栄を張る必要はないものの、最低限のマナーや節度は必ず守るようにしてください。怒鳴る・暴言を吐くといった迷惑行為だけでなく、何も言わずに面談を欠席したり、面談時間を必要以上に引き伸ばすことはマナー違反です。また、マナーが悪い求職者に対しては、転職エージェント側もサポートを打ち切る可能性があります。

不平不満だけを話さない

転職エージェントに転職理由を正直に伝えることは大切ですが、不平不満だけを話して終わらないように注意してください。求職者が愚痴ばかり述べていては、転職エージェント側も建設的な対策を考えるのが難しくなります。前職や現職の問題点に対し、転職によってどのように解決できるかを前向きに検討することが大切です。

転職での困りごと・悩みごとは伝えておく

転職活動について困りごとや悩みごとがある場合は、初回の面談時にあらかじめ伝えておくとよいでしょう。例えば「応募書類をどのように作成したらいいかわからない」「転職回数が多いためマイナスイメージを持たれないか不安」といった疑問や不安を共有することで、転職エージェントから適切なアドバイスを受けられます。

転職活動の状況を共有する

転職エージェントとの面談を終えたあとも、転職活動の状況を定期的に共有するようにしてください。転職エージェントに転職への意欲が伝わりやすくなるため、優先的にサポートを受けられる可能性が高くなります。特に転職活動を初めて行う際は、ささいなことでもこまめに相談することをおすすめします。

相談だけの利用も可能

ほとんどの転職エージェントでは、相談だけの利用も可能としています。まだ転職の意思が固まっていない場合でも、転職のプロに相談することで今後の方向性のヒントが見つかることがあります。転職エージェントを利用したからといって求人への応募を強制されるわけではないため、気軽に面談を依頼してみるとよいでしょう。

まとめ

この記事では、転職エージェントとの初回面談について解説しました。初回面談は転職活動のサポートを受けるうえで重要になるため、自分の経歴や希望条件について正直に話すことを意識しましょう。また、初回面談を通して転職エージェントにマイナスな印象を抱いた場合は、担当者の交代を依頼するのもおすすめです。転職エージェントをより効果的に活用するためにも、今回の記事をぜひ参考にしてください。

監修者・竹節 正輝

竹節 正輝

日本郵便 本社IT新規事業→パーソルキャリアにて個人表彰、新規事業創出プログラムDrit大賞→パーソルイノベーション株式会社 地方副業Loino PdM 霞ヶ関でキャリアをスタートしたのち、転職サイトdoda、事業立ち上げも経験。キャリアアドバイザーとイントレプレナーの2つの顔を持つ。

著者プロフィール

Izul広報チーム

Izul広報チーム

株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

x

Facebook

LINE

CATEGORY

TAGS