在職中に転職活動を進める場合、悩みのタネになるのが面接の日程調整です。応募先の会社から面接の日時を平日の勤務時間中に指定されたものの、休みがとれず困っている方は多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、仕事を休めない場合の面接対策と日程調整の方法について解説しています。転職活動中の方はぜひ参考にしてください。
転職の面接は平日を指定されるケースが多い
転職活動で土日祝休みの会社に応募した場合、面接日程は平日の業務時間内を指定されるのが一般的です。面接を行う時間帯は応募者の都合にある程度合わせてもらえるものの、基本的には会社側で通常業務が一段落したタイミングに設定されます。多くの会社では採用面接を複数回行うため、平日が空けられないと在職中の転職活動は難しくなるでしょう。
転職活動で平日に休みたい場合の対処法
ここでは、平日に転職活動を行う場合の対処法を4つ紹介します。なかにはおすすめできない方法もありますので、実行する際は注意してください。
有給・半休を取得する
面接のために平日に休む場合、有給休暇の取得がもっともおすすめです。有給休暇は取得理由を会社に伝える義務がないため、堂々と面接に向かえます。面接の予定時間が終業間際の場合や、自分の業務が立て込んで1日休めない場合は、半休による時間調整もひとつの方法です。
仮病を使う
有給休暇の残日数が足りない場合や消化したくない場合は、仮病で会社を休む方法があります。体調不良であれば上司も納得するケースが多いため、平日に時間を作れるでしょう。しかし、仮病が露呈した際に信用をなくすおそれがあるので、この方法はあまりおすすめできません。
身内の事情を理由にする
平日にどうしても休みづらい場合は、結婚式・法事・介護といった家族や親戚の事情を理由にする方法もあります。具体的な状況と期間を伝えれば、上司にも納得を得られやすいでしょう。ただし、嘘の言い訳には違いないため、あまりおすすめはできません。
転職活動中であることを正直に伝える
上司との信頼関係があるなら、正直に転職活動の旨を伝えて日程調整を依頼するのもおすすめです。上司からの理解を得られれば、勤務時間の前倒し・後ろ倒しなどの特別措置を受けられる場合があります。また、転職の意向を伝える際はできるだけ日程に余裕をもたせましょう。
平日に休めない場合に面接日程を調整する方法
現職の都合でどうしても平日に休めない場合でも、在職中の転職活動を諦める必要はありません。ここでは、応募先の会社に対して日程調整を依頼する方法を3つ紹介します。
業務時間外に日程調整をお願いする
会社によっては、始業前や終業後など業務時間の前後で面接可能な場合があります。同じ平日勤務の会社員として状況の理解を得られやすいため、事情を説明したうえで時間調整を願い出ましょう。ただし、あまりに早朝や夜遅い時間は応募先企業の迷惑となるため注意してください。
土日に日程調整をお願いする
平日にどうしても時間を作れない場合は、土日の面接は可能か尋ねてみましょう。書類選考や一次面接の印象次第では可能な場合があります。ただし、応募先企業にとっては休日出勤になるため、合意が得られた場合は感謝の気持ちをしっかり伝えましょう。
オンライン面接をお願いする
対面より時間の融通が利きやすいオンライン面接の打診もひとつの方法です。コロナ禍を経てリモートでのミーティングが一般化したため、一次面接・二次面接ならオンラインで対応可能な場合があります。ただし、ほとんどの会社では最終的に対面での面接を行うため、いずれは平日の日程調整が必要になるでしょう。
在職中の転職活動を成功させるポイント
ここでは、在職中の転職活動を成功させるポイントを6つ紹介します。以下の方法を参考にしながら、効率よく転職活動を進めましょう。
有給を取得して複数社の面接を受ける
有給休暇を取得できる場合は、複数社の面接をまとめて受けると効率的です。平日に何度も現職を休む必要がないだけでなく、転職活動の早期終結にも役立ちます。ただし、面接が長引く可能性もあるため、ゆとりを持ったスケジュール管理が大切です。また、企業研究や面接対策を行う時間も1社ごとに十分確保しておきましょう。
面接の日程調整は主体的に行う
面接の日程調整を依頼する際は、自ら主体的に行いましょう。相手任せにすると日程確定まで時間がかかり、スムーズな転職が難しくなる場合があります。自分から候補日を複数提案し、双方に無理なく面接予定を立てましょう。
何度も日程変更を行わない
面接日を調整する際は、日程変更の必要がないようスケジュールには十分注意してください。何度も面接日が変わると応募先企業にも迷惑がかかります。確実に参加できる日だけを候補日として提案しましょう。
業務時間内に面接を受けない
現職の休みが取れなくても、業務時間内に面接を受けるのは避けてください。比較的時間の融通が利きやすい営業の外回りや在宅ワークでも、上司や同僚から緊急連絡が入る可能性があります。最悪の場合、懲戒処分の可能性もあるため、業務時間内は現職に集中してください。
入社可能日は具体的に伝える
応募先企業から入社可能日を聞かれた場合は、できるだけ具体的に伝えましょう。入社可能時期が早いほど、本気度や志望度が高いと受け取られます。ただし、現職に迷惑をかけないよう、引き継ぎなどのスケジュールも考慮して回答してください。
転職エージェントに依頼する
転職活動に時間が割けない場合は、転職エージェントの活用もおすすめです。転職エージェントでは求人紹介だけでなく、日程調整など応募先企業とのやりとりも代行してもらえます。煩わしい作業を行う必要がないため、現職が忙しい方や効率よく転職活動を進めたい方におすすめです。
まとめ
この記事では、平日に現職を休めない場合の転職活動について解説しました。多くの会社では面接日を平日に設定しているため、面接を受けるには有給休暇の取得や、業務時間外の対応を依頼する必要があります。日程調整をスムーズに行いたい場合は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。Izulの転職エージェントでは、徹底的にヒアリングしたうえで、求職者のキャリア形成を重視した伴走型のサポートを実施しています。まずは相談からでもお気軽にご利用ください。
