転職活動では何社受けるべき?社数の決め方のポイントを解説

2024年8月18日

2024年7月30日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

転職活動を始める際、最初に悩むのが「何社受けるべきか」という点です。転職は人生の大きな転機であり、慎重な準備と計画が必要です。受ける社数を決定する際には、自身の目標や市場の状況、応募先企業の選定基準など、さまざまな要素を考慮することが重要です。本記事では、転職活動時の平均応募社数と、応募社数の決め方について詳しく解説します。

転職活動時の平均応募社数

マイナビの「転職動向調査2022年版(2021年実績)」によると、転職活動における平均応募社数は8.4社でした。閲覧した求人数は平均32.6件のため、平均応募社数はその25.8%にあたります。また、実際に面接を受けた企業数は3.5件で、応募した企業数の42.1%に該当します。

なお、内定を獲得した数は平均1.6件と、面接を受けた企業数の44.5%となります。

求職者が閲覧する求人の数は非常に多いものの、実際に応募する企業は限られています。これは、求職者が自身のスキルや希望条件に合致する求人を慎重に選定していることを示しています。

次に、応募した企業の約半数に対しては面接を受けられていない点に注目すべきでしょう。面接まで進むためには、応募書類の作成や企業ごとの準備が必要です。企業研究の段階で自分に合わないと判断した、または他に魅力的な企業が見つかった、書類選考に通過できなかったなどの理由が考えられます。

転職活動の応募社数を決めるときのポイント

転職活動の応募社数は、多ければ多いほどよいとは限りません。応募社数を決める際は、次のポイントを押さえましょう。

確率の問題ではない

転職活動では、応募する企業の数が多ければ多いほど成功率が上がるという考え方は誤りです。むしろ、無差別に応募することで自分の希望や適性に合わない企業に応募してしまい、結果的に面接の機会を無駄にしてしまう可能性があります。

例えば、希望する業種や職種、勤務地が明確でないまま多くの企業に応募すると、自分に適していない企業にも応募してしまいます。その結果、内定を得ても辞退する可能性が高くなります。

条件に合わなければ採用されない

転職活動では、応募する企業の数だけではなく、各企業の条件に対する適合度が重要です。特に他業界への未経験転職を希望する場合、この適合度が重要な要素となります。

例えば、マーケティング業界からIT業界へ転職を希望する場合、IT関連の基本的な知識やスキル、関連する資格を持っていないと、採用される可能性は低くなります。どれだけ多くの企業に応募しても、必要な条件を満たしていなければ選考を通過できないでしょう。

働きながらの転職活動は負担が大きい

働きながら転職活動を行うことには、多くの負担が伴います。現職の業務と転職活動を両立させるのは難しく、特に企業研究やスケジューリングが課題となります。

応募する企業の業務内容や社風、将来性などをしっかりと調べる必要がありますが、現職で忙しい中でこれを行うのは容易ではありません。また、現職の業務と重ならないように面接の日程を調整する必要があります。

さらに、働きながらの転職活動は体力的にも精神的にも大きな負担となります。毎日仕事が終わってから履歴書の作成や企業研究、面接準備を行うことで、疲労が蓄積しモチベーションが低下する可能性があります。

転職活動の応募社数を抑えるメリット

転職活動の応募社数は、抑え気味にすることも検討しましょう。スケジュールに余裕ができることで、次のようなメリットを得られます。

企業研究に割く時間を確保できる

応募する企業の数を抑えることで、1社に対する企業研究により多くの時間を割くことができます。企業の文化、ビジョン、職場環境などを深く理解することで、応募先が自分に本当に合っているかを見極めやすくなります。

焦らずにリラックスして臨める

応募社数を抑えることで、転職活動に対するプレッシャーを軽減できます。多くの企業に応募すると、書類選考や面接が頻繁に行われ、スケジュールが過密になりがちです。例えば、10社以上に応募すれば、連日の面接に追われることになります。しかし、応募社数を減らせば、各面接にリラックスして臨むことができるでしょう。

自信を持って自分をアピールすることができ、内定獲得率も上がる可能性があります。

転職先を慎重に吟味できる

応募社数を抑えることで、転職先を慎重に吟味する時間が増え、ミスマッチのリスクを抑えることができます。転職活動において重要なのは、自分のスキルやキャリアプランに合った企業を見つけることです。応募社数を絞り込み、各企業の募集要項や社員の口コミ、業界の動向などを徹底的に調べることで、自分の目指すキャリアに最も適した企業に出会える可能性が高まります。

転職活動の応募社数が多い場合のメリット

転職活動の応募社数は、できるだけ多い方が良いとの考え方もあります。応募社者数が多いメリットについて詳しく見ていきましょう。

自分の市場価値のヒントを得られる

多くの企業に応募することで、自分の市場価値を知る手がかりを得られます。例えば、二次選考に進める企業とそうでない企業の違いを分析することで、自分の強みや弱みを具体的に把握できます。自分が評価されやすいポイントと、改善が必要な点を明確に理解することで、真に適性のある企業を見つけやすくなるでしょう。

未経験の業種への転職成功率が高まる

多くの企業に応募することで、未経験の業種への転職成功率が高まります。異なる業界や職種に挑戦する際、経験不足のために転職は難しいと思う方もいるでしょう。多数の企業に応募することで、異業種でも評価されるポイントを見つけることができます。例えば、書類選考に通過した企業の傾向から、自身のスキルや経験のどこが評価されたのかを想定し、次に活かすことが可能です。

本当に働きたい業界や企業をイメージしやすくなる

多くの企業に応募することで、本当に働きたい業界や企業をイメージしやすくなります。異なる企業との面接を通じて、企業文化や業務内容の違いを体験することで、自分にとって理想的な職場環境が具体的に見えてきます。

まとめ

転職活動における応募社数は、少なすぎても多すぎても問題があります。それぞれの状況に応じて適切な数を決めることが重要です。応募社数を抑えることで企業研究に時間を割け、リラックスして面接に臨むことができ、転職先を慎重に選ぶことができます。一方、多くの企業に応募することで自分の市場価値を把握し、未経験業種への転職成功率を高め、本当に働きたい業界や企業を見つけやすくなります。自分の状況や目標に応じて、最適な応募社数を決め、効率的な転職活動を行いましょう。

「実際に何社受ければ良いのか」「どのようにアピールすればいいのか」などは、Izulのエージェントが伴走してサポートいたします。転職に悩んでいる方はお気軽にご相談ください。

監修者・安藤 優也

安藤 優也

大学院まで英語教育を学び、公益財団法人 日本英語検定協会に入社。
教育委員会・大学へのセールス、アメリカでの教員研修、公開試験実施の企画運営等に従事。

その後株式会社リクルートに入社し、営業経験者へのキャリアアドバイザーとして複数回の表彰もいただきました。
チームリーダー・育成者としての実績が認められ、キャリアアドバイザー育成を行う部署に異動。全社のキャリアアドバイザー向けの研修企画や研修講師を経験しました。

大手人材会社でのサービスを経験したからこそのもどかしさや限界を感じ、現在はIzulでコンサルタントを行っています。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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