転職初日の流れとは?事前準備や注意点、リモートでの勤務について解説

2024年3月7日

2024年4月26日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

さまざまな苦難を乗り越え、無事に内定を受けたら、やがて迎える転職初日にはどのような準備が必要かを考える方も多いでしょう。本記事では転職初日の流れと事前準備、注意点について解説します。記事の後半では、多くの企業で導入するリモート勤務についても解説しているので、参考資料として役立ててください。

転職初日の基本的な流れ

転職初日は、配属先の上司や人事部担当者に迎え入れられたあと、手続きや入社説明を終えてから所属する部署の社員と挨拶するのが一般的な流れです。ここでは転職初日の流れに合わせて注意点を解説します。

1.出社

転職初日に出社する必要がある場合は、指定時間の5~10分前を目安に到着するよう心がけましょう。あまりに出社が早すぎると、案内役の人事部担当者や所属する部署の上司が出社していない可能性があります。時間通りの出社ができない場合も、社会人としてのマナーが守れないと判断されてしまうため、出社時間には十分注意しましょう。

なお、電車やバスなどで通勤する予定の方は、予期せぬトラブルに見舞われる可能性もあります。転職初日という大切な日は、できる限り時間に余裕を持って出社しましょう。出社時間よりも早く会社に着きそうな場合は、会社から近いカフェや公園などで待機すると良いでしょう。

2.配属先へ移動

会社に到着したら、人事部担当者や上司と挨拶を済ませ、配属先へと移動しましょう。なお、社内に入ったときは自分から挨拶するよう心がけてください。これから多くの人と関わることになるので、進んで挨拶して、自分の顔を覚えてもらいましょう。

3.直属の上司へ挨拶

直属の上司が出社していたら、必ず挨拶を済ませてください。後ほど挨拶する時間が設けられますが、これからお世話になることを想定し、元気で明るい挨拶を心がけましょう。

なお、挨拶が終わったら、専用のデスクやロッカーなどを案内される場合があります。説明を聞くときは、ハキハキとした受け答えを心がけてください。

4.定例会や朝礼での挨拶

転職初日は新入社員の挨拶として時間や場所が設けられます。一般的には、社員全員が集まる定例会や各部署の朝礼で行われます。

自分の挨拶が回ってきたときは、企業に入社した目的や目標などを織り交ぜながら、上司や諸先輩方への挨拶を済ませましょう。

5.入社手続き

入社したときに手続きを済ませていない場合は、一通りの挨拶が終わった段階で進められる場合もあります。入社手続きでは必要書類への記入のほか、備品の受け取り、事務手続きなどを行います。

このとき、企業によっては人事部担当者へ年金手帳や雇用保険受給資格証などを提出するケースもあるため、持参している場合は鞄から出しておくと良いでしょう。

6.業務開始

企業によっては業務用のパソコンが支給されることもあります。パソコンを使用して作業する上では、上司や先輩からの指示に従って操作してください。

使い慣れたパソコンであっても、企業によっては使用方法が異なる場合があります。上司や先輩の説明を聞く前に操作するのは失礼にあたり、操作方法を誤ってトラブルを招く可能性もあります。説明を受けてから、正しい手順で業務を開始しましょう。

7.退社

転職初日で一連の流れを体で覚えたら、退社の準備をしましょう。ただし、企業によっては退社時間になっても誰も帰宅する人がいない場合もあります。このようなときは、帰宅しても良いか先輩や上司に確認を取りましょう。

なお、仕事を早く覚えたい気持ちがある場合は、仕事の邪魔にならないタイミングで先輩や上司に相談してみましょう。指示を受けたときは、ハキハキとした受け答えを意識しながら説明に沿って作業を進めます。

もし退社の許可が出たときは、明日から本格的にお世話になることを挨拶した上で、打刻を済ませてから帰宅しましょう。

転職初日までに準備しておきたいこと

転職初日にマイナスイメージを与えないために、準備しておきたいことを4つ紹介します。

社会人としてのマナーができていて、かつ安心して仕事を任せられる人材であることを知ってもらうためにも、必ずチェックしておきましょう。

身だしなみ

転職初日は第一印象で人となりが決まることから、身だしなみは細かくチェックしましょう。社会人としての身だしなみには清潔感が必要不可欠です。

髪が肩より下の長さの場合は、一つにまとめてから出社しましょう。ひげが生えている方は、ひげを剃るなど、だらしない印象に見えないか鏡で入念にチェックしてください。

また、スーツにシワがあるとそれだけでもだらしなく見えてしまいます。シワがついているときは、スチームアイロンで伸ばしておきましょう。

挨拶・自己紹介

転職初日には、必ず挨拶する時間が設けられます。当日になってから挨拶文を考えると、内容がまとまらず、伝わりにくい挨拶になります。ぼんやりとした挨拶でマイナスイメージを与えないためにも、入社した目的や配属先の部署で成し遂げたいことなどをピックアップしながら挨拶文を作成しておきましょう。

なお、入社の挨拶は業務開始前に行うのが一般的です。これから仕事に入る社員の方たちの時間を無駄にしないように、自己紹介は1分程度、文字数にして300文字程度のものにまとめておくと良いでしょう。

企業・業務に関する予習

転職初日から完璧な作業を求められることはありませんが、スムーズに取りかかれるよう企業や業務に関する予習をしておくと安心です。

事前に業務資料を支給されている場合は、一日のスケジュールをイメージしながら工程や内容を予習しましょう。

なお、業界未経験の企業に転職した方は、検索エンジンなどを活用しながら予習しておくと落ち着いて作業が進められます。

出社時間・場所の確認

転職初日は入社において大切な日です。社会人として最低限のマナーを守るためにも、出社時間や場所を今一度確認しましょう。

電車やバスなど交通機関を利用する場合は、企業にほど近い場所までの所要時間や到着時間を入念に調べておくと安心です。

転職初日に関する注意点

転職初日の行動にはいくつかの注意点があります。企業の一員として働き、企業の人員として大きく活躍するためにも、それぞれの項目をしっかりと押さえておきましょう。

従業員の顔と名前を覚える

企業で働く上では、多くの人と関わることになります。すでに入社している諸先輩と挨拶を交わしたときは、必ず顔と名前を覚えるよう留意しましょう。

特に入社してしばらくはわからないことも多く、先輩に質問しながら環境や業務に慣れていく日々が続きます。積極的に仕事を覚えたいと考えるのであれば、円滑なコミュニケーションを図れるように先輩や同僚の顔と名前は一通り覚えるよう心がけましょう。

わからないことは積極的に聞く

先輩や上司から業務について指示を受けてもわからないことがあるときは、積極的に質問しましょう。わからないことをそのままにしておくと、質問するタイミングを逃し、業務に支障をきたす場合があります。

わからないまま業務を進めることで、大きなトラブルにつながる危険性もあります。疑問に思うことや自分で解決できないことがあれば、必ず質問するよう心がけましょう。

メモを忘れずとる

上司や先輩から業務にまつわる説明を受けている間は、必ずメモを取りましょう。メモの内容は説明を簡潔にまとめるだけでも構いません。

重要なのは、同じ説明を何度も受けない・させないことです。転職初日は覚えることが多くあります。しかし、いち早く業務に慣れるためにも、そしてスムーズに働ける環境を作るためにも、細かくメモを取る癖をつけましょう。

上司・先輩に敬意をはらう

どれだけ年齢が近くても、またどれだけ話しやすい人であっても、上司や先輩には敬意を払うよう努めてください。人によっては敬語を使わなくても良いと話す先輩がいる場合もありますが、転職初日から打ち解けてしまうのは厳禁です。新入社員としての立場を踏まえた対応を心がけましょう。

失敗するたびに落ち込まない

転職初日からなんでもできる人はいません。たとえ業務経験者であっても、企業によっては作業の流れや内容も異なるため、失敗も経験するでしょう。

しかし、失敗したからといって落ち込む必要はありません。次に同じ失敗をしないように、正しい手順を覚えるよう努めましょう。

転職初日をリモートで迎える場合のポイント

転職初日をリモートで迎えるときは、リモート勤務の流れについて詳しく知っておくことが大切です。前職でリモート勤務に就いたことがない場合、必要性について理解はしていても、流れや必要な環境について知っておかないとスムーズに進められません。

ここでは、転職初日をリモートで迎える方へ、チェックしておくべきマナーと環境などについて紹介します。

リモートでのマナー

リモートで転職初日を迎える場合は、対面と相違ない笑顔と明るさで挨拶するよう心がけましょう。特にリモートだと、環境によっては表情が見えづらかったり、受け答えが聞こえにくい場合もあります。

リモート中は普段よりもやや大きな声でハキハキと答えること、そして口角をしっかりと上げて話すよう心がけてください。なお、リモート中は対面での会話がイメージできるように、Webカメラのレンズを見ながら会話するよう意識しましょう。

リモートワークに必要な環境を整えておく

リモートワークには、インターネットの環境整備が欠かせません。インターネット回線が不安定だと、業務そのものが進められません。業務開始後にトラブルにならないためにも、リモートワークに適した環境かどうかを今一度確認しましょう。

現在、インターネット回線の利用において容量制限がある場合は、業務開始前に契約内容を制限なしに変更しておきましょう。また、自宅のインターネット回線がリモートワークに適しているかも忘れずに確認してください。検索エンジンなどを使って「ネット環境 速度」と検索すると、速度テストが実施できるサイトが利用できます。環境に不備はないかをチェックし、万全な体勢を整えておきましょう。

コミュニケーションへの意識をより高める

リモートワークが中心の企業の場合、Webミーティングやテキストコミュニケーションが中心です。対面での会話が減少することから、知らないうちに相手に不快感を与える言動や表情をしていないか、コミュニケーションへの意識を高めるよう努めましょう。

Webミーティング中はできる限り笑顔で過ごすこと、テキストコミュニケーションではやわらかい言葉を意識的に取り入れるように配慮することで、円滑なコミュニケーションが図れるでしょう。

まとめ

転職初日を迎えるまでは、不安と緊張で複雑な心境に陥る方も多いでしょう。しかし、あらかじめどのような流れであるかを押さえておけば、冷静に対処できます。初日から完璧にこなそうとはせず、わからないことは質問して、少しずつ業務や環境に慣れることを重点に置きましょう。

監修者・植草 陽光

植草 陽光

日本製鉄株式会社⇒株式会社リクルート⇒株式会社Izul

1社目では製鉄所での生産管理、本社でのグローバル購買職などバックオフィス系の業務に従事。29歳で営業未経験でリクルートに入社し、地場大手会社の深耕営業を実施し入社半年で表彰を獲得。自身が転職を通じて人生を変えた経験から、Izulのビジョンに共感し、現在は同社のキャリアアドバイザー職として従事。

著者プロフィール

Izul広報チーム

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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