技術面接とは?評価項目や質問例、成功に結びつくポイントを紹介

2024年3月4日

2024年4月26日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

ITなど、テクノロジー業界に関係する仕事を対象として行われる採用面接に「技術面接」があります。今回、本記事では技術面接を控えた方に向けて評価の基準や質問例、押さえておきたいポイントなどを紹介します。技術面接に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

技術面接とは

技術面接とは、IT関連の業界に関係する仕事を対象として行われる面接方法です。企業は技術面接を通じて、自社で働ける人材であるか、自社で働けるだけのポテンシャルを秘めているかどうかを判断します。また、チームで成果を出せるだけの協調性や、即戦力となり得るスキルを持ち合わせているかどうかを判断するのも技術面接の目的のひとつです。

技術面接で評価される項目

技術面接にて評価される5つの項目を紹介します。

  • 技術力
  • 課題解決力
  • 論理的思考力
  • プレゼンテーション能力
  • コミュニケーション能力

技術面接を成功させるためには、これらの能力があることをアピールすることが欠かせません。

技術力

面接官に即戦力だと判断してもらうために、研究の実績や身につけたスキル、学んできた知識などを、わかりやすく面接官に伝えましょう。

技術職や研究職を募集している企業の多くが商品開発に注力している場合が多く、基礎知識の基盤ができているかチェックされることでしょう。また、未経験の分野でも積極的に学習し、成長する姿勢をアピールすることもポイントです。

課題解決力

面接では、課題ごとに適切な解決策を考えたり、臨機応変に対処したりできる人物かをチェックされます。そのため、これまで研究生活の中でどのように課題解決してきたか、課題解決までのプロセスも重要な評価のポイントとなります。

論理的思考力

課題解決に向けての仮説構築やアプローチ方法、結果についての考察など、仕事を進める上で必要な基本的な能力が論理的思考力です。今までの経験をもとに物事を結論と根拠に分け、面接に臨みましょう。また、ロジカルシンキング関連の書籍などでトレーニングを積み、普段から論理的な思考を身につけておくことも大切です。

プレゼンテーション能力

入社してからは商品開発について、社員や取引先へプレゼンテーションするといった場面が頻繁にあるでしょう。そうした状況でも分かりやすくプレゼンを行い、的確に質疑応答を行う必要があります。

コミュニケーション能力

技術職や研究職であっても、1人で作業・仕事をするわけではありません。研究内容の説明や進捗報告などは頻繁に行われます。その際、専門知識がない人に対して論理的に分かりやすく説明することは必要な技術として評価ポイントとなります。また、チーム内で円滑に課題を解決するといった面でも、基本的なコミュニケーション能力があるかはチェックされるポイントです。

技術面接で聞かれる質問の傾向

ここでは、技術面接の際によくある質問の傾向とその例文を掲載しています。

・あなたがこれまでで一番満足しているプロジェクトと、そのプロジェクトにどう貢献したかについ て教えてください。
・ある仕事を頼まれたものの進め方が分からない場合、どうしますか?
・あなたの学歴はこの仕事に役立つと思いますか?
・あなたが一番慣れているコーディング言語を教えてください。

また技術面接では、以下4つの種類の質問が多い傾向にあります。

  • 一般的な面接と同様の行動に関する質問
  • 設定された状況に関する質問
  • 学歴に関する質問
  • 専門知識に関する質問

技術面接を成功させるポイント

技術面接を成功させるために意識すべきポイントを7つ紹介します。

  • 評価基準を意識しておく
  • 自分の言葉で伝える
  • 面接官の専門性を素早く判断する
  • 見やすい資料を作成しておく
  • エピソードに具体性を持たせる
  • できるだけ柔らかい口調を意識する
  • 一方的なプレゼンテーションは避ける

ここで挙げるポイントを意識すると、採用の可能性がより高まることでしょう。

評価基準を意識しておく

今まで培ってきたスキルや研究内容も大事な要素ですが、相手に伝えるプレゼン能力や相手に伝えようとする熱意も見られています。

自分の言葉で伝える

面接では、自分自身の人となりを知ってもらう必要があります。親しみやすさや人間味があることを印象付けることも重要です。自己PRや面接官に質問を受けた際に、決まり文句ではなく自分自身の言葉で話すことを心がけましょう。

面接官の専門性を素早く判断する

面接官は必ずしも、あなたの研究分野に詳しいわけではありません。そのため、面接官との会話の中でどれくらいの知識を持っているのかを見極めることも大切です。面接官の反応や対応を見て専門用語を使うのか、分かりやすく噛み砕いて話したほうがよいのかを判断しましょう。

見やすい資料を作成しておく

プロジェクターなど画面に表示させる資料は、1枚のスライドにつき1分を基準に作成することが好ましいとされています。また、書類として配布する際にはグラフや図表を含め、より見やすい資料を心がけましょう。

エピソードに具体性を持たせる

相手に不要な情報はカットし、できるだけエピソードの内容を聞いただけで情景が浮かぶように話すことを心がけましょう。具体的なエピソードを話すことで相手の理解が深まり、親しみを感じてもらえます。

できるだけ柔らかい口調を意識する

研究についての質問に答える際、専門用語や技術的な表現を使うため、口調が硬くなることがあります。口調が硬くなってしまうと自分の言葉で自分らしさを表現できず、結果的にアピールに繋がりません。硬すぎず、柔らかすぎない口調で話すことを心がけましょう。

一方的なプレゼンテーションは避ける

技術面接ではプレゼンテーションを行う場合もあります。技術面接における大切なプレゼン能力ですが、一方的な発表会にならないように心がけましょう。明るい挨拶やテンポのある会話を挟み、面接官に興味を持ってもらえるようにすることも意識しましょう。

技術面接の成功には「逆質問」の攻略も大切

技術面接だけでなく一般的な面接においても、「何か弊社に向けて質問はありますか」と面接官に聞かれることはよくあります。これを逆質問といいます。技術面接の成功には、逆質問の攻略が必要になります。逆質問をする際は、逆質問とは何かを理解し、逆質問の重要性やポイントを押さえておくことが大切です。また、逆質問のOK例・NG例も理解しておきましょう。

技術面接で逆質問が重要な理由

逆質問では、面接内で手応えを感じられなかった場合でも、逆質問の内容次第で自身の存在をアピールすることができます。また、逆質問をすることで、本気で働く意欲があることを伝えやすくなります。

技術面接における逆質問のポイント

面接官の記憶に残る逆質問として、自身が調べて考えたことや疑問に思ったことを事前に用意しておきましょう。他にも、質問の回答に対して深掘りすることもポイントです。逆質問を効果的に利用して、オリジナリティがあり、熱意のある人材であることを印象付けましょう。

逆質問のOK例・NG例

逆質問のOK例

  • 〇〇の領域における新規事業の展望を教えてください。
  • 御社でご活躍されているエンジニアの方々には、どのような共通点がありますか。

逆質問のNG例

  • 御社の有給取得率はどれくらいでしょうか。
  • 御社の強みを教えていただけますか。

企業との相性や応募者の熱意を測るための逆質問ですが、休むことに対して積極的な質問や少し調べたらわかる質問は必ず避けましょう。

まとめ

今回は技術面接の概要や気をつけたいポイントについて紹介しました。技術面接を受ける際は、業種別の特徴をおさえつつ、自身がどのような形で企業に貢献したいか明確にすることが大切です。また、本記事では、技術面接を受ける際の参考になる例文も紹介しています。技術面接を控えており、その対策について悩んでいる人は、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。

監修者・江部 臨太郎

江部 臨太郎

新卒からアパレルショップ「FREAK'S STORE」に4年勤務。顧客売上全国1位を達成し副店長に昇格後、うなぎ屋「のだや」に転職。ホール責任者として2年勤務し、1年間の無職期間を挟み、リクルートに入社。広告メディア「SUUMO」を取り扱う一気通貫型の法人営業に2年間従事し、在籍期間で合計6回の社内表彰を獲得。その後、転職サイトdodaなどを取り扱うパーソルキャリアの新規事業開発室「Innovation Lab.」に転職。サービス業向けのDXを行うバーティカルSaaS「Sync Up」の新規事業立ち上げにBizサイド1人目としてジョイン。SaaS型パイプラインセールスの基盤構築と事業拡大に貢献。その後、パーソルイノベーションに転籍し、同事業部で計2年間、社内スタートアップの "0→1" フェーズに携わり、現職へ。執行役員として人材紹介サービス「Izul」の立ち上げに参画。現在はIzulの事業全体の戦略推進担当を担いながら、キャリアアドバイザーチームのマネジメント、及び自身もプレイヤーとして活動中。同時に個人事業主として、住宅メーカーやインテリアショップなどtoC事業者に向けたコンサルティング業務に従事している。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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