リクルートはめまぐるしく変化するビジネス環境に対応するために、SaaS事業に力を入れています。さまざまなサービスが展開されており、いずれも高い業績を挙げています。リクルートへの転職を検討する方は、SaaS事業とその職種についてチェックしておきましょう。本記事では、リクルートのSaaS事業と関連する職種、転職のポイントについて詳しく解説します。
リクルートのSaaS事業
リクルートは数々のSaaS事業を立ち上げており、そのネットワークの広さを利用して多くの顧客にアプローチしています。ここからは、リクルートのSaaS事業とそれぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。
Air REGI
Air REGIは、レジの基本機能に加えてキャッシュレス決済へのスムーズな対応や売上管理・分析、会計ソフトとの連携など、多彩な業務支援機能を備えたシステムです。AirレジとAirペイを組み合わせることで、1台のカードリーダーでクレジットカード決済や電子マネーに対応できます。
使いやすい操作性でミスなくスピーディな会計が可能となります。さらに、手書きの日報やレポート作成の手間も不要になるため、業務効率化につながるでしょう。
Air RESERVE
Air RESERVEは、手軽に予約受付を行い、初めてでも簡単に利用できる予約システムです。ネット予約と業務自動化によって、電話や窓口担当者の業務を軽減します。また、来店前のリマインドメールも自動で送信できるため、キャンセル率の低下にもつながるでしょう。
シンプルな画面で直感的に操作でき、操作について不明点があるときは、メールや電話でサポートを受けられます。
Air SHIFT
Air SHIFTは、シフトの作成と管理を簡単に行えるシステムです。スタッフは時間と場所を問わずシフトの提出・確認が可能です。スタッフの希望シフトや出勤依頼が自動で反映されるため、転記の手間やミスがなくなります。シフト表と一体となったチャットを利用することで、急な調整や連絡もスムーズに行えます。
Air PAY
Air PAYは、iPadまたはiPhoneと専用カードリーダー1台で全68種の決済手段に対応する決済サービスです。カード、電子マネー、QRコード、ポイントなど幅広い決済手段を利用できます。利用者の総合満足度No.1を記録したこともあり、決済サービスの中でも、特に知名度が高いサービスとなっています。
Air WAIT
Air WAITは、無駄な待ち時間を解消する順番待ち管理システムです。店頭から離れたお客様を自動で呼び出し、混雑した待合室でもスムーズに案内できます。導入は無料で、初期費用や契約期間の縛りがないため、柔軟な利用が可能です。受付業務をiPadで管理し、待ち時間の不満を解消する豊富な機能を搭載しています。気軽に相談できるサポート体制も整っているため、安心して利用できるでしょう。
リクルートがSaaS事業に注力し始めた理由
リクルートがSaaS事業に注力し始めた背景には、メディア事業が拡大している一方で、顧客数の伸び悩みに対する懸念があったため、といわれています。将来の成長の障害になる可能性を感じたことで、SaaSに注力する方針に切り替えたようです。
SaaS事業への注力によって顧客との継続的な関係構築が可能となり、リクルートの成長に大きく寄与しました。
リクルートのSaaS事業の職種
リクルートのSaaS事業では、事業企画・営業企画を行う職種とエンジニアを募集しています(2024年1月時点)。ここからは、それぞれの特徴や業務について詳しく見ていきましょう。
オープンポジション(事業企画・営業企画)
オープンポジションは、リクルートグループの国内外の販促メディア事業やSaaS事業において、中期的な事業計画の策定や進捗モニタリング、計画の修正などを担当する職種です。課題解決策の立案や推進は社内外で協働し、組織運営、イベント運営、ルール策定、システム導入なども行います。
入社1年目は、数百億円規模の事業の計数管理や売上・コスト計画の策定、事業内の案件推進をリーダーのサポートを受けながら行います。入社3年目には中長期計画の策定をリーダーとしてファシリテーションし、事業内の案件推進ではマネージャーサポートを受けながら担当者として案件を進めます。事業の成長に向けた計画から実行まで、広範囲で責任を持つポジションとなっており、リーダーシップと戦略的なビジネススキルが求められるでしょう。
エンジニア
エンジニア職は、SaaSをはじめとする各事業においてデータ利活用の推進を担当します。主な業務は、アクセス解析ツールの調査・導入・教育・運営の推進です。各事業のデータ利活用の進化を支え、アクセス解析ツールによる導入や課題解決を行います。また、ステークホルダーとの協働や開発・運営メンバーとの密な連携を通じてディレクションや戦略の立案、教育企画の実施なども担当します。使用する主なアクセス解析ツールは、Adobe Analyticsです。
リクルートのSaaS事業で求められるスキル
リクルートのSaaS事業では、他の事業と同様に課題解決力やコミュニケーション能力などが求められます。ここからは、各スキルの意味や求められるシーンについて詳しく解説します。
課題解決力
課題解決力とは、クライアントのニーズを捉えて課題を見つけ、効果的な解決策を提案できる能力です。たとえば開発チームにおいては、新機能の導入や既存機能の改善を見当すべく課題を抽出します。そして、課題を解決するために必要な機能、改善点などを見つけ出して実践することが求められます。
コミュニケーション能力
リクルートのSaaS事業においては、コミュニケーション能力が求められます。チーム内外で円滑な情報共有や意思疎通を図り、効果的な業務遂行を行うために必要です。
また、顧客との対話やフィードバックによってサービスの改善点や顧客のニーズを理解する必要があります。優れたコミュニケーション能力があれば、顧客との信頼関係を築くことができ、より貴重な情報を得られるのです。
分析力
SaaS事業においては、顧客満足度だけではなく、新規契約や解約数、解約率、利用されている機能などから顧客のニーズやサービスの課題を分析することが必須です。そのため、SaaS事業に配属される人材には高い分析力が求められます。例えば、システムのパフォーマンスやエラーログなどのデータを分析することで、システムの安定性を向上させられるでしょう。分析力の高いエンジニアは、問題の根本原因を見抜き、迅速かつ的確な対策を講じられます。
まとめ
リクルートはSaaS事業に力を入れており、この流れはしばらくは変わる見込みはありません。SaaS事業への配属を目指すのであれば、志望動機や自己PRにおいて工夫が必要です。転職エージェントのサポートを受けることで、希望部署への配属につながる応募書類の作成や面接の受け答えなどが可能となるでしょう。
リクルート職への転職を検討している方は転職エージェントのIzulまでお気軽にご相談ください。
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