リクルート営業職の種類を解説!学び・旅行・飲食美容それぞれの領域を紹介

2024年6月15日

2024年5月27日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

リクルートへの転職において人気の職種である営業職。一口に営業といっても、実にさまざまな領域・サービスがあります。第二弾である今回は、「学び」「旅行」「飲食・美容」の3領域をそれぞれ詳しく解説します。どの領域を選ぶかによって、営業手法や得られるスキル、働き方、将来のキャリアプランが大きく変わるので、各領域のポイントを押さえてから転職計画を進めましょう。

【学び領域】教育DXの覇者スタディサプリをさらなる飛躍へ導く

学び領域の事業は、大きく分けて学習支援と進路支援の二つに分類できます。学習支援の主な商材は、教育サービスに革命を起こした「スタディサプリ」「スタディサプリENGLISH」などが中心です。進路支援の商材は「スタディサプリ進路」などがあり、いずれのサービスも学校法人を訪問し、進路課題・学力課題への解決型営業を行います。

リクルートの中では比較的新しいサービスであり、成長度合いは未知数。自分の力でサービスを巨大化させていくやりがいも得られるでしょう。新規学校法人の獲得営業もあります。

 自主学習型Webサービス「スタディサプリ」

学び領域のメインサービスは、教育DXの覇者として名高い「スタディサプリ」。大学受験予備校と同等レベルの質の高い授業をインターネットを使って視聴できるサービスです。PC・スマホ・タブレット端末で利用でき、学びたい科目や専門分野に合わせて自由に授業を選択できます。「地方在住のために地理的に塾に通えない」「経済的理由で塾に通えない」など、生まれながらに存在する教育格差をDX技術で解決していく社会的使命を果たしているサービスです。

学校法人営業ならではの難しさ

スタディサプリの営業職は、高校の先生(校長・進路指導の教員・学年主任など)に対して、スタディサプリを利用するメリットを説明・提案する仕事になります。学校法人という特殊な組織に対して営業を行うため、一般企業を攻略する営業とは異なるアプローチが求められます。ほとんどの学校は予算を年単位で決定するため、営業戦略も年単位で着実に組んでいく必要があります。

担当者の一存によって提案が通る可能性はほぼないので、必要に応じて外部企業や地方自治体と連携しつつ、一つひとつのプロセスを着実に進めていく能力が求められます。スタディサプリの理念や魅力に共感してもらい、いかにして学校法人が抱える課題を解決できるかが提案成功のカギになるでしょう。

進路・英語領域など派生サービスの営業職もある

学び領域では、スタディサプリから派生したサービスの営業に携わる場合もあります。進学先の学部やコースを探せる広告メディア「スタディサプリ進路」や、オンラインで質の高い英語学習を提供する「スタディサプリEnglish」などがあります。

営業のベースとなる考え方は同じですが、スタディサプリ進路は大学や専門学校、スタディサプリEnglishは大手企業や塾法人に対して営業を行うので、スタディサプリの営業とは違った難しさややりがいを得られます。

【旅行領域】旅館・ホテル・体験型施設を盛り上げる地方復興のキーマン

国内旅行のニーズを満たす課題解決を行うのが、旅行領域の営業職。既存顧客の旅館やビジネスホテルを相手に、旅行情報誌「じゃらん」、宿泊・遊び体験予約サイト「じゃらんnet」などの広告メディアを営業する仕事です。

採用後の配属先は、主にビジネスホテルやシティホテルを担当するグループ、宿や旅館を担当するグループ、アクティビティなどの体験型施設を担当するグループ、「じゃらんコーポレートサービス」というITツールを旅館・ホテルに導入するグループの4つに分かれ、クライアントの利益・売上の拡大や、業務効率化などの課題解決に携わります。

国内最大級の宿泊予約サイト「じゃらん」

業界トップクラスの規模をもつ旅行領域は、担当グループによって仕事内容が大きく変わるのが特徴です。最も絶大なサービス規模を誇る「じゃらん」のコンセプトは、地域・宿泊施設の“360度トラベルパートナー”です。

担当になった場合は、単なる旅行予約サービスとして営業するのではなく、旅行情報サービスとして「地域を共に創る」「需要を創る」「需要に応える」というミッションを掲げて課題解決に取り組む必要があります。日本全体の国内総旅行回数を増やし、旅行業界全体に貢献する高い志が求められるのです。

 シティホテルへの営業に求められる素質とは?

都市部の担当になった場合、大型のシティホテルを数多く担当することになります。関わるのはホテルの支配人や予約担当者が中心。じゃらん内にあるビックデータを活用して先々の需要予測を行い、観光客やビジネス利用客に対して「じゃらんメディアを使ってどのように集客する必要があるか」を提案する素質が求められます。データに紐づいた戦略立案と担当者を納得させる交渉を行う必要があるため、業務を通じて数字を使った分析力や見立て力が身につきます。

リゾートエリアへの営業は地域活性化の要素も絡む

リゾートエリアの旅館・ホテルを担当するグループは、宿のオーナーなど経営者に近い担当者とのやり取りが中心となります。営業では遠方に出向くことが多く、週の半分は出張という働き方になるため、体力やアグレッシブに動き続ける精神力も必要になります。

担当を割り振る際は、ひとつのエリアの集客提案をまるごと請け負う形になるので、担当の旅館・ホテルだけでなく、その観光地全体を盛り上げる施策提案も行うのがポイント。地域の観光施設や有力者、交通機関の責任者など、各ステークホルダーを巻き込んだ提案・企画までに踏み込んだ業務を経験できます。

体験型施設グループはじゃらんnet内の遊び体験予約を担当

体験型施設グループに配属された場合は、じゃらんnet内の遊び体験予約サービスを担当します。日本全国に存在するアクティビティや日帰りレジャー施設の集客課題に対して、じゃらん遊び体験予約サービスを提案して集客向上に奔走します。

都市部やリゾートエリアと同様に伴走型営業に携われるのはもちろん、旅館・ホテルとは違って個人事業主として経営している会社も多いです。エリアによっては担当の数が多くなるので、旅行領域の中でも比較的新規営業の割合が多いのも特徴です。

【飲食・美容領域】飲食店・美容室への伴走営業!行動量と経営目線が重要

飲食・美容領域の営業は、情報誌「HOT PEPPER」と、Web版グルメサイト「HOT PEPPER グルメ」、ヘアサロン情報サイト「HOT PEPPER Beauty」の広告メディア提案に携わります。担当するエリア内の飲食店と美容室(ヘアサロン)に対して、情報誌及びWebサイトを活用した効果的な集客企画を提案。クライアントの業績拡大や集客課題の解決に奔走します。

強力なメディア「HOT PEPPER」を軸に飲食店・美容室をトータルサポート!

飲食店や美容室にとって「HOT PEPPER」メディアは重要な集客媒体です。そのため、主に接点を持つのは経営者・店長などの責任者になります。単にメディアを営業するだけでなく、掲載する記事やクーポンに関する取材、写真撮影、原稿作成・確認まで一貫してフォローを行い、クライアントの中長期的な目標実現に向けて一緒に伴走します。担当者とともにひとつずつ課題を解決していく伴走型の営業により、営業力以外にも経営的な視点やマーケットを見立てる力を身につけられます。

新規獲得営業が中心でスピード感のある業務内容

飲食店や美容室は店舗数が多いため、配属後に担当する業務は新規獲得営業が中心となります。難易度が高く感じるかもしれませんが、「HOT PEPPER」メディアの力は強く、導入後に費用対効果を出せるケースが多い媒体です。そのため、新規導入のハードルはそこまで高いわけではありません。

他の領域と比べて営業未経験が成果を出しやすい領域であり、新規獲得では行動量とスピード、獲得後の深耕営業では経営者目線の考え方や提案力を身につけられます。近年では店舗の業務効率化を実現する「Airレジ」など、SaaS系サービスの拡販に携わることもあるようです。

営業職として唯一契約社員(CV職)採用が存在

飲食・美容領域は、2022年9月現在で営業職として唯一契約社員(CV職)が存在します。CV職とは、契約期間が3年間に限定されたリクルートの契約社員採用のこと。契約社員とはいえ業務内容は正社員と全く同じで、入社して間もない時期から責任あるポジションを任されることもあります。

短期間で圧倒的な成長を遂げつつ、契約満了後は転職・起業・正社員登用とキャリアの選択肢も豊富なので、自身の市場価値を高めたい方には人気の働き方です。2021年の完全子会社の吸収合併後は唯一のCV職枠なので、短期間でのキャリアアップや人脈づくりを考えているなら、あえてこの領域を選ぶという選択肢もあるでしょう。

リクルート営業職は領域選びでキャリアが大きく変わる

今回はリクルート営業職の「学び」「旅行」「飲食・美容」領域について特徴を解説しました。短期間で圧倒的に成長できるリクルート営業職ですが、どの領域を選ぶかによって、その後に築けるキャリアが大きく変わってきます。選考難易度は高いですが、自身のスキルや熱意をアピールできる領域であれば、転職活動のやり方次第で採用のチャンスはあります。各領域を徹底的に調べ上げて、自身が最も得意とする領域を選びましょう。領域選びに迷ってしまう場合は、客観的な視点からアドバイスを貰える転職エージェントに相談するのもおすすめです。

監修者・仁科 裕美

仁科 裕美

大学卒業後、新卒で株式会社リクルートに入社。ライフスタイル領域にてメディア営業を大阪、福岡、東京にて経験。23歳でリーダー任用を受け、25歳で第一子を出産後、産休育休を取得し復職。仕事と家庭の両立を目指しフレックス制を活用しながら16時半退社を行うワーママロールモデルとして活動の場を広げる。また、キャリアアップのため子連れで東京転勤を受け、最大120名の営業組織のマネジメントを経験。マネージャーとして業績拡大をベースとした組織運営、採用育成、研修設計、講師などに従事。個人、組織共に事業表彰を多数獲得。現在は三児の母となり、プライベートの拠点を福岡に移す。副業は農業。株式会社Izulで両面型コンサルタントとしてフルリモート勤務。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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