履歴書の本人希望欄には何を書くべき?記載内容や記入例を紹介

2023年3月5日

2024年11月13日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

履歴書には「本人希望欄」という項目があります。「どんな内容を書いたらいいのか」と、悩んでいる方も多いかもしれません。この記事では、履歴書の本人希望欄に書ける内容について解説します。それぞれの事例に合わせた書き方の例も紹介しています。

希望欄だからといって自分の希望ばかりを書くと、企業側にマイナスの印象を与えかねません。書類選考は転職を成功させる第一歩です。ぜひ、最後まで読んで参考にしてください。

履歴書の本人希望欄とは

履歴書の本人希望欄は「この条件でないと働けないという明確な理由がある場合」や「選考を円滑に進めるための連絡手段」として記載できる項目です。希望職種や待遇、勤務地、入社可能日、事前に共有が必要な事項などを記載するのが一般的です。

本人希望欄に記載した条件・希望などは、企業側に絶対条件として捉えられるケースもあるため、安易に希望する条件を書くのではなく、どうしても譲れない条件等がある場合にのみ記載しましょう。

本人希望欄の記載内容が多いと、たとえ正当な理由があったとしても、自分の希望ばかりを書く人と悪い印象を持たれる可能性があります。記載内容は分かりやすい短文で、必要最低限の内容にとどめておくことが大切です。

履歴書の本人記入欄には何を書けば良い?

履歴書の本人記入欄には、原則として「貴社の規定に従います」と書きます。しかし、以下の4点は企業側に必要な情報となるため、書いておいた方が良いでしょう。

  • 希望職種
  • 連絡可能時間帯
  • 入社可能日
  • 勤務形態に関わる内容

上記のほかに、家庭事情や健康状態など、知らせておきたいことがあれば記載しても構いません。

希望職種

前述したように、募集している企業によっては、同時に複数の業種の求人を出していることがあります。その場合は、本人希望欄に希望業種を「募集要項の職種名」通りに記載してください。

連絡可能時間帯

在職中に転職活動をしている方は、連絡可能時間を記載しておきましょう。応募先企業との連絡がスムーズになる可能性があるため、月曜日の17時以降など具体的な時間帯を記載するように心がけましょう。

入社可能日

退職日がすでに決まっている方は「退職日」や「入社可能日」を記載しましょう。また、書類選考時から就業できるまでの期間が空いている方は、理由を追記しておいてください。

勤務形態に関わる内容

勤務形態に関わる内容とは「この条件でしか働けない」といった限定的な内容がある際に記載します。例えば、家庭の事情で定時に帰らないといけない場合や、転勤が不可能な場合です。

健康状態については、業務に支障がないことを記載し、通院など業務時間内に休む理由を書くようにしてください。

記載することがないとき

特に記載する内容がなくても、空欄や「特になし」と書くことは避け、「貴社の規定に従います」という一文を書きましょう。

履歴書に空欄があると、書き忘れがあったと判断されかねません。企業側に働く意欲が伝わりにくくなります。

本人希望記入欄の記入例

本人希望欄の基本ルールは「貴社の規定に従います」のみで問題ないものの、実際どのように書けば良いか悩むかもしれません。伝えるべき情報が少ない場合は、端的に要点だけを記載することが大切です。

自分の希望を伝えたいあまり感情的に訴えたり、一度にたくさんの情報を書かないようにしましょう。

希望職種の記入例

希望職種を記入する場合の参考例です。

「営業職を希望いたします」

「経理事務を希望いたします。ほか、貴社の規定に従います。」

記載した内容と募集要項の職種名に相違がないか、必ず確認してください。

連絡可能時間帯の記入例

在職中に転職活動をしている方は、連絡可能な時間帯を記載しましょう。

「在職中のため、平日の〇時以降にご連絡いただけると幸いです」

「就業中のため、平日〇時~×時は電話に出られない場合があります。折り返しご連絡いたしますので、メッセージやメールを残していただけますと幸いです」

連絡が取りやすい時間帯を具体的に記載するのは問題ありません。

「平日午後2時から4時までの間」というような、時間を指定するような内容は控えましょう。

万が一、連絡できる時間帯が少ない場合は「折り返し連絡します」という一文を加えれば、何度も連絡させてしまうといった心配がありません。ただし、いつでも対応できる場合は記載しなくても問題ありません。

勤務形態に関わる内容の記入例

勤務形態に関わることがある場合は記載が必要です。例えば、育児や介護で勤務時間が制限されてしまう場合や、健康上の理由で業務時間内に通院・休憩が必要な場合などです。

「家族の介護のため、勤務地は〇〇とさせていただければ幸いです」

「子どもの保育園迎えのため、午後17時まで勤務することが可能です」

「業務に支障はありませんが、1ヵ月に1度通院のため半日休暇を希望します」

上記のように、「なぜ」「どうしたいのか」を簡潔に記載し、詳しい内容は面接や内定後に話すようにしてください。

履歴書の本人希望欄に書いてはいけない内容

給与・待遇・自己PR・志望動機については、本人希望欄に書くことは避けましょう。給与や待遇面を書類選考の段階で書いてしまうと「譲れない条件や要望が多い人」という印象を与えてしまいます。

自己PRや志望動機については、それぞれ記載できる項目が用意されているため、正しい記入欄を活用しましょう。

書くことがないときは「特になし」などとは書かず、先にも述べた通り「貴社の規定に従います」と記載してください。

まとめ

履歴書の本人希望欄は、仕事に就く際に伝えておきたい条件や、選考を円滑に進める連絡手段等を記入するものです。

本人希望欄に記載する際は、希望理由を添えることが大切です。転職するための条件や希望をたくさん書いて、応募先にマイナスイメージを与えないように注意しましょう。

本人希望欄に何も記載することがなければ「貴社の規定に従います」と記入し、空欄にしたり「特になし」などの記載は控えましょう。

本人希望欄の書き方を正しく理解し、スムーズに転職活動を進めてください。

監修者・押目 隆之介

押目 隆之介

日本郵船グループにて3年間国際物流業務に従事。
リクルートに転職し、約5年間住宅・不動産領域のメディア営業およびマネジメントを経験後、前職のAbemaTV(サイバーエージェントより出向)にてコンテンツ戦略プロデューサーとして約4年間勤務しておりました。

現在は、自身の事業の経営も行いながら、リクルート時代の同僚であった中田の立ち上げたIzulにて、20~30代の方々を中心としたキャリア支援のお手伝いもさせていただいております。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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