エシカル消費とは?社会課題の解決策や企業の取り組み事例を紹介

2022年12月26日

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Izul広報チーム

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倫理的な観点で、人・社会・環境に配慮する消費行動を「エシカル消費」といいます。SDGsが注目されるようになり、さまざまな消費にも目を向けられる昨今、エシカル消費の概念を理解しておきたい企業も多いでしょう。今回はエシカル消費の基本に触れながら、具体例やメリットについて解説します。また、企業目線でのエシカル消費についても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

エシカル消費とは

エシカル消費とは、人や社会、環境に配慮して作られた製品を選ぶなど、社会的課題の解決につながる消費行動のことです。倫理的な消費行動として、日本でも注目を集めています。私たちはさまざまなものを消費しながら、日々暮らしています。しかし、ただ消費するだけでなく、消費行動により社会や地球環境にどのような影響があるのか考えなくてはなりません。
ここでは、エシカル消費の基本についてより詳しく解説します。

エシカル消費が注目を集める理由

あらゆる「資源」から成り立つ「物」を、廃棄する量や機会が増えたことでエシカル消費が注目されています。
近年は、安価で品質の高いものを容易に入手できるようになりました。しかし、安く手に入れられる反面、簡単に捨ててしまう人が多いことも事実です。物資の処分が過度に多くなることで、地球環境や労働環境など、さまざまな観点での悪影響が懸念されています。安くていいものが手に入る現代こそ、悪影響を与えない消費を考えなければならない背景から、エシカル消費が注目されています。

エシカル消費によって解決できる社会問題

エシカル消費を意識することで、オーガニック製品を取り入れた生活に目を向けることができます。プラスチック素材の廃棄に対する意識も変わるため、環境に配慮した行動を取れるようになるでしょう。また、食品ロスも、エシカル消費により解決する社会問題のひとつです。

現状のエシカル消費の課題点

日本国内では、エシカル消費に興味を持っている人は59.1%に及びますが、実際に行動している人は36.1%であるというデータがあります(2020年消費者庁による)。まだまだエシカル消費についての理解を広めていく必要があります。
エシカル商品が市場に定着しきれていないことも、現状におけるエシカル消費の課題です。あくまで「消費」に目を向けているため、商品を購入するうえで重要なデザインや価格のニーズが後回しになっています。結果、エシカル商品が消費者に広まりにくくなり、エシカル消費の浸透を妨げています。
また、エシカル消費が注目されているのを逆手にとり、エシカル商品と見せかけたものが流通している事実もあります。消費者の正しい選択を阻んでしまう商品が存在することも、エシカル消費が浸透しない理由といえるでしょう。

エシカル消費の具体例

エシカル消費には、以下3つの具体例が挙げられます。

  • 再生可能エネルギーを活用する
  • フェアトレード商品を購入する
  • 地産地消の取り組みに参加する

以下では、それぞれの詳細について触れています。

再生可能エネルギーを活用する

太陽光エネルギーや風力、バイオマスが再生可能エネルギーに該当します。再生可能エネルギーを効果的に活用することで、地球温暖化などの環境問題解決につながるでしょう。また再生可能エネルギーは自然から発生するものであるため、資源が枯渇することへの不安もありません。再生可能エネルギーを提供する電力会社なども増えているので、既存の状態から切り替えましょう。

フェアトレード商品を購入する

公平かつ公正な価格で提供されているものが、フェアトレード商品です。消費者にとってメリットの「安さ」は、対価の観点で生産者にデメリットがあります。そのため、商品の購入による恩恵を消費者・生産者どちらも受けられるフェアトレード商品が注目されています。

地産地消の取り組みに参加する

地域の特産品などを積極的に消費する地産地消も、エシカル消費の一環です。地域経済の活性化はもちろん、輸送費の削減などの観点から、生産者にもメリットのある消費行動といえます。消費者にとっても、輸送費があまりかからない分、安く価格設定された商品を購入できる点がメリットです。

日常的に取り入れられるエシカル消費の例

エシカル消費は企業の取り組みとしてだけでなく、個人が日常的に実施することができます。普段の生活に取り入れることができるエシカル消費を紹介します。

  • マイバッグ・マイボトルの活用
  • 買い溜めを避ける
  • 被災地・施設で生産された商品を購入する
  • 食品ロスを回避する
  • リサイクル・リユース・リデュースを意識する

エシカル消費を行うメリット

ここでは、企業がエシカル消費を意識するメリットについて紹介します。

SDGsの実現に貢献できる

エシカル消費は、近年注目されるSDGsの「つくる責任・つかう責任」に関連しています。持続可能な消費形態の確保をテーマとしているため、エシカル消費にふさわしい項目といえるでしょう。先ほども紹介したフェアトレード製品や地産地消、食品ロスの観点を企業で意識することで、より効果的なエシカル消費を実施できます。

企業全体で環境保護活動に参加できる

エシカル消費につながる行動を意識することで、企業全体が自然な形でエシカル消費を取り入れることができます。使用するエネルギーの切り替えなどは、経営層の判断が必要です。しかし、ゴミや食品に対する取り組みであれば、従業員が提案し、実施しても問題はありません。エシカル消費の重要性を理解したうえで、企業全体で取り組めるよう周知しましょう。

労働環境の見直しにつながる

自社には直接的な影響がなくても、生産国の労働環境を見直すきっかけになるかもしれません。昨今、生産国の過重労働や児童労働が問題視され、人権問題として取り上げられています。企業で使用する物資を、フェアトレード商品中心にすることで、エシカル消費を通じた労働環境の改善につながります。「市場における現状を変える」といった観点で、企業全体でエシカル消費を取り入れましょう。

企業とエシカル消費の関係性

ここまではエシカル消費について、企業と一般消費者の目線で紹介しました。ここでは、企業での目線に特化したエシカル消費について紹介します。

企業が取り組めるエシカル消費とは

企業が積極的にエシカル消費を取り入れるためには、製造過程・流通経路・販促活動を見直すことが大切です。自社の製造過程に再生可能エネルギーを取り入れたり、原材料をオーガニック製品に切り替えたりすることが例に挙げられます。
また、エコマーク・有機JASマーク・フェアトレード認証ラベルを取得することも、企業が実施できるエシカル消費です。認証を受けている企業だと認知してもらうことで、社会全体のエシカル消費に対する意識が変わるかもしれません。

企業がエシカル消費を推進するメリット

エシカル消費を推進している企業であると、他社と差別化を図ることができます。差別化することで、消費者からのイメージが良い方向に変わる可能性もあるでしょう。
また、エシカル消費を実施し、定着することで、これまで取り入れられなかった新たな事業展開につながります。消費者にメリットを与えられるだけでなく、ビジネスチャンスにつながる点が企業にとってのエシカル消費のメリットです。

【企業別】エシカル消費の実践例

大手企業が実施しているエシカル消費の事例を紹介しているので、自社で実施する場合の参考にしてください。

企業名取り組み実例
花王環境保全・地域社会活性化につながる「ESG活動」の実施
マザーハウス発展途上国であるバングラデシュを中心に、エシカルファッションの開発・生産を実施
キリンホールディングス非再生資源の減少につながるように、紙容器・再生ペット樹脂を導入
ファーストリテイリング取引先の公開によるサプライチェーンの透明性向上を通じ、エシカル消費行動をサポート

まとめ

エシカル消費は、自分以外の目線で消費行動の意識を変えることです。資源の廃棄における問題や、SDGsの観点で注目を集めています。エシカル消費は個人だけでなく、企業全体で取り組むべき施策です。他社との差別化や新たなビジネスチャンスにつながるため、企業としても注目すべき施策だといえます。
企業方針として取り組めていないという企業も多いでしょう。今回紹介した内容を参考に、エシカル消費を企業の施策として取り入れ、実践してみてはいかがでしょうか。

監修者・江部 臨太郎

江部 臨太郎

新卒からアパレルショップ「FREAK'S STORE」に4年勤務。顧客売上全国1位を達成し副店長に昇格後、うなぎ屋「のだや」に転職。ホール責任者として2年勤務し、1年間の無職期間を挟み、リクルートに入社。広告メディア「SUUMO」を取り扱う一気通貫型の法人営業に2年間従事し、在籍期間で合計6回の社内表彰を獲得。その後、転職サイトdodaなどを取り扱うパーソルキャリアの新規事業開発室「Innovation Lab.」に転職。サービス業向けのDXを行うバーティカルSaaS「Sync Up」の新規事業立ち上げにBizサイド1人目としてジョイン。SaaS型パイプラインセールスの基盤構築と事業拡大に貢献。その後、パーソルイノベーションに転籍し、同事業部で計2年間、社内スタートアップの "0→1" フェーズに携わり、現職へ。執行役員として人材紹介サービス「Izul」の立ち上げに参画。現在はIzulの事業全体の戦略推進担当を担いながら、キャリアアドバイザーチームのマネジメント、及び自身もプレイヤーとして活動中。同時に個人事業主として、住宅メーカーやインテリアショップなどtoC事業者に向けたコンサルティング業務に従事している。

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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