グローバル企業とは?特徴や業界、日本・世界のグローバル企業ランキングを紹介

2022年9月13日

2024年2月29日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

「グローバル企業への就職を目指したい」「グローバル企業に勤めて海外で働きたい」と考えている方でも、グローバル企業の明確な定義を知らない人が多いと思います。グローバル企業と日本の企業には、どのような違いが存在するのでしょうか。この記事では、グローバル企業の定義とメリットや、多資系企業・多国籍企業との違いについてまとめました。グローバル企業について理解を深めたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

グローバル企業とは

グローバル企業とは、最初に設立した国以外でビジネス展開している企業のことです。グローバル企業では、設立国と同じサービスや商品をほかの国にも展開しています。

インターネットの発展や流通網の発達によって、日本国内だけでなく世界市場に進出するグローバル企業は今後も増え続けるでしょう。

外資系企業との違い

グローバル企業と似た言葉として「外資系企業」があります。外資系企業とは、本社が国外にある企業のことです。特に製造業では、製造拠点を海外に移してコストダウンを図るケースも多く存在しています。外資系企業では、本社のある海外に意思決定権の比重が高い点が特徴です。

また、生産活動のみ海外で行い、商品の販売は自国で実施するケースも少なくありません。「自社製品を他国で販売する」というスタイルでビジネス展開をしているグローバル企業とは、根本的に性質が異なります。

多国籍企業との違い

「多国籍企業」も、グローバル企業と似た言葉です。多国籍企業は複数の国を拠点としてビジネス展開をしており、商品の生産・流通・販売もその国で行います。多国籍企業とグローバル企業の明確な違いは、意思決定権の所在や比率にあります。

グローバル企業では、営業・人事・財務などは世界レベルで最適化していきますが、多国籍企業では、現地法人が現地に業務をフィットさせていく点が特徴です。そのため、自社のビジネススタイルに合わせて、グローバル企業が多国籍企業に変化していく場合もあります。

グローバル企業に就職する際の注意点

グローバル企業に就職した場合、必ずしも海外で働けるわけではありませんが、本人の希望とは関係なく海外赴任になることもあります。社内の状況によっては、赴任先の選択が難しい場合も多いでしょう。英語はもちろん、赴任先によっては現地語も習得しなければ業務を進めることができません。

グローバル企業での就業を希望している方は、海外赴任に抵抗がない場合も多いですが、言語の違い・文化や宗教観の違いに大きなストレスを感じてしまうことも考えられます。そのためグローバル企業で働くためには、語学力のほかに高い適応力が必要です。

また、海外から日本に来ている外資系企業に関しては特に注意が必要で、海外拠点の意思決定比率が多いケースがほとんどです。日本支社に決定権がない場合は、急な海外転勤や配置換えが起こる可能性が高くなるため十分注意しましょう。

日本のグローバル企業に多い業界

日本でも多くのグローバル企業が展開されています。ここでは、日本のグローバル企業に多い業界について解説しています。

自動車製造

自動車製造業は、日本のグローバル企業に多い業界のひとつです。自動車製造業の出荷額は日本国内製造業の約2割を占めています。自動車の製造には多くの企業が関わっており、工程ごとに担当している国が違うこともあります。

食品・衣料品

少子高齢化が進む日本では食品・衣料品市場が縮小傾向にあり、多くの企業が海外の市場に目を向けています。高品質・低価格の商品を武器に、特に今後の成長が見込まれるアジア市場への進出が予想されています。

電子機器

電子機器業界では、安い労働力を求めて海外に拠点を移す企業が増えています。高品質な電子機器を原価を抑えて製造し世界に販売すれば、高い利益が期待できます。日本メーカーの電子機器は世界的に知名度・信頼度が高く、現地製品の価格より多少割高であっても購入が見込めるブランド力が特徴です。

グローバル企業のブランドランキングとは

グローバル企業のブランドランキングとは、企業が持つ収益性やカリスマ性などのブランド価値を金額に換算し、順位付けを行ったものです。このランキングによって、どのような企業が世界で活躍しているのかを知ることができます。ここでは、日本と世界のグローバル企業のブランドランキングを紹介します。

日本のグローバル企業ランキング一覧

1位:トヨタ      6位:ユニクロ

2位:ホンダ      7位:NTTドコモ

3位:ソニー                   8位:キャノン

4位:日産       9位:パナソニック

5位:任天堂       10位:ソフトバンク

日本のグローバル企業ランキングでは、海外売上高30%以上の企業を対象としたものと、30%未満の企業を対象としたものの2パターンが発表されています。今回は、海外売上高30%以上の企業を紹介しています。

※参照:Inertbrand Best Japan Brands 2022

世界のグローバル企業ランキング一覧

1位:Apple                     6位:Samsung Group

2位:Amazon                 7位:Facebook

3位:Google                   8位:ICBC

4位:Microsoft                9位:Huawei

5位:Walmart                10位:Verizon

※参照:Brand Finance GROBAL500 2022 RANKING

グローバル企業で活躍するために必要なスキル

ここでは、グローバル企業で働くために必要なスキルについて解説しています。グローバル企業への就職を検討している方はぜひ参考にしてください。

高い語学力

グローバル企業では、高い語学力が求められます。世界の共通言語である英語はもちろん、赴任先の言語を習得しなければいけない場合も少なくありません。海外赴任に至らなくても、業務中の電話やメールで海外とのやりとりが日常的に行われるため、一定以上の語学力が必要です。

積極性とコミュニケーションスキル

グローバル企業では指示を待って動くような人材よりも、自ら積極的に行動し、自分の意見を発信する人材が求められます。また、さまざまな国籍の人と仕事をする機会も多く、相手の文化を受け入れ、お互いが気持ちよく働けるようなコミュニケーション能力が必要です。

日本の常識にとらわれない柔軟性

日本の常識は世界では通用しません。海外で働くにあたって日本の常識に捉われてしまうと、自分自身がストレスを感じるだけでなく、現地の社員とも良い関係を築けなくなるでしょう。その国の文化や背景を理解し、適応していく柔軟性が必要です。

異文化への理解

国によっては習慣や宗教観など、日本とは全く違った文化を持っている国もあります。その中には、日本人には理解が難しいことや、仕事を進める上でデメリットとなるような習慣も存在するでしょう。しかし、現地の文化を理解しなければ、現地の社員との信頼関係は構築できません。多様性を受け入れ、適切に対応していくことが求められます。

まとめ

この記事では、グローバル企業の概要と具体的な企業例などについて紹介しました。グローバル企業への就職・転職を考えているのなら、語学力はもちろん、積極性・柔軟性・コミュニケーションスキルなど、さまざまなスキルを身につける必要があります。世界的に有名なグローバル企業に転職すればキャリアアップを実現できるので、ぜひ記事の内容を参考に戦略を考えてみてください。

監修者・中田 潤一

中田 潤一

株式会社キーエンス株入社後、サントリー株式会社→アリババ株式会社→株式会社リクルート住まいカンパニー リクルート在籍時に株式会社Izulを立ち上げ、現在に至る。株式会社Izulを含め4社の代表取締役を勤める。スキルシェアサービス「タイムチケット」では就職・転職カテゴリーで46ヶ月連続1位獲得、年間アワードを3年連続受賞。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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