企画職とは?仕事内容・種類・転職に必要なスキルを解説

2022年9月12日

2024年2月28日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

企画の仕事に興味があるけれど、具体的な業務内容が分かりにくいと感じていませんか?企画職には広報企画・商品企画・営業企画などの種類があり、所属する部署によって実際に担当する業務内容は異なります。この記事では、企画職の仕事内容や種類、求められるスキルや適正について解説します。企画職に興味がある方はぜひ参考にしてください。

企画職とは

企画職とは、今ある課題を解決し、新しい商材を生むための企画を行う仕事です。企画立案・実行・検証・改善というPDCAを繰り返すのが主な業務内容であり、所属する部署によって企画の対象が変わります。アイデアを生む面白さや自分のアイデアが商品として形になる喜びを感じられる業務ですが、アイデアが形になり成果につながるまで、PDCAを回し続けるという地道な努力と辛抱強さが求められます。

企画職の仕事内容

企画職では、主に新しい商品やサービスの企画立案・広報・販売促進などを行います。企業の課題を解決するためには、市場や消費者のニーズを分析した上でアイデアを出し、それを形にしていくことが必要です。どの分野に携わるかによって、具体的な業務内容が異なります。

企画職の種類

企画職にはいくつもの種類があります。ここでは、多くの企業で行われている代表的な業務を紹介します。

広報企画

広報企画では、自社の商材を世間に広めるための企画を担当します。主な業務内容として、報道機関向けのプレスリリースを作成して商材を報道機関にアピールしたり、SNSを活用して商材の魅力を配信することが挙げられます。広報企画では、報道機関関係者との信頼関係を築くためのコミュニケーション力はもちろん、人脈づくりも大切です。広報が成功すれば「自分の活動によって商材が世間に広まっていく」というやりがいを感じることができるでしょう。

商品企画

商品企画では、新しい商材の開発や既存商品のリニューアルを行います。具体的には、市場調査を実施して顧客のニーズを分析し、コンセプト・価格・販売戦略を決定していきます。「企画職」と聞いた時に、多くの人が最初に思い浮かべるのがこの商品企画の仕事でしょう。自分の考えた商品がヒットにつながるなど、多くのやりがいを感じることができる業務ですが、ひとつのアイデアを成功させるためには、数多くのアイディアを提案し続ける必要があります。

また、商品企画はあらゆる部門との関わりがあり、各部門の調整役も担わなくてはなりません。各部門の意向を擦り合わせてまとめる能力も求められます。

商品企画と似た業務として「商品開発」が存在しますが、商品開発は商品企画で決定した商品コンセプトを、実際の商品に落とし込む業務を担当します。商品企画・商品開発が同じ部署で行われている会社もあり、必ずしも両者が分割されているとは限りません。

営業企画

営業企画では、営業活動を効率的に進めるためのサポートを行なっています。主な業務は、営業社員の負担軽減を目的とした営業ツールの作成や営業戦略の提案です。さらに、競合他社の情報収集と分析を行い、営業社員が営業活動に専念できる環境を整えます。また、営業社員のモチベーションの向上に関わる取り組みも営業企画の仕事です。売上インセンティブの施策や表彰制度を考え、より利益につながる営業活動を促進していきます。なお、営業企画は企業によって担当する業務内容が変わる場合があります。

企画職が辛いと言われる原因

実際に企画職を経験した方の中から「企画職は辛い」という意見が出ることもあります。企画職は成果がすぐに見える業務ではないため、長期的に企画を育てなくてはいけません。企画が難航している時にはゴールが見えない状態になり、仕事に対するモチベーションの維持が難しくなるでしょう。

また企画職は、複数の他部門と連携が必要なポジションです。複数の部門の意見を聞きながら、遂行していくには、高いコミュニケーション力と粘り強さが必要です。企画職の適性が備わっていない場合、業務を続けること自体が苦痛と感じる方も少なくありません。

企画職の仕事に必要な適性

企画職の仕事を行うには、以下のような適性が必要です。自分の能力や性格を客観視した上で、自分が企画職に向いているかどうかを考えてみましょう。

コミュニケーション能力が高い

企画職ではさまざまな部門とのやりとりや、部門間の調整などを行う機会が多いため、高いコミュニケーション能力が求められます。信頼関係が構築できていなければ進められない提案もあり、他部署とのコミュニケーションが苦にならない人が適していると言えるでしょう。

新しいことが好きで好奇心が強い

企画職では「今までになかったアイデア」が求められます。仕事として市場分析をするだけでなく、日々アンテナを張って好奇心旺盛に新しい情報を入手している人は企画職に適しています。このようなタイプの人であれば、どのような職種においても誰も思い付かないようなアイデアを考えられるでしょう。自社の業界に関わらず、複数のジャンルに対して興味を持てる人は企画職の才能を持った人材だと言えます。

すぐに結果が出ない状態に耐えられる

企画職はすぐに結果が出る仕事ではありません。検証と改善を繰り返しながら、じっくりと企画を育てていく必要があります。そのため、結果が見えない努力を苦痛と感じる方は「辛い」と感じる機会が増えてしまいます。企画職には、長期的な取り組みに対して着々と努力を重ねられるタイプの人が向いているでしょう。企画職は華やかなイメージを持たれやすいですが、実際の業務では地道な努力が求められます。

独自性やこだわりが強い

企画職では、今までにない発想が求められます。さらに、強い独自性やこだわりがなくては「誰にも思い付かないようなアイデア」は浮かばないかもしれません。譲れないこだわりが多い人ほど、独自性のあるアイデアを生みだすことができるでしょう。

プレゼン能力が高い

優れた企画を思いついても、その内容を多くの人に正確に伝えられなければ採用されることは困難です。企画職では、企画を生む力だけでなく、企画実行の決定権を持つ経営陣を納得させるプレゼン能力も求められます。プレゼン力に不足を感じているのなら、読書やセミナー参加などで養うこともひとつの方法です。

企画職への転職に役立つスキル・資格を紹介

ここでは、企画職への転職に役立つスキルや資格を紹介します。企画職を目指している人はぜひ参考にしてください。

【企画職の転職に役立つスキル】

・コミュニケーションスキル

・プレゼンスキル

・情報収集スキル

【企画職の転職に役立つ資格】

・商品プランナー資格

・商品開発士

・商品開発コーディネーター

・販路コーディネーター資格

・ビジネスキャリア検定(マーケティング・営業)

・プレゼンテーション検定

企画職の仕事は経験が重視されるため、未経験での転職はハードルが高い場合もあります。しかし、上記の資格を持っていると転職時に武器となるでしょう。将来企画職を目指したいと考えているのなら、資格取得を検討することがおすすめです。

まとめ

この記事では、企画職についての基本的な情報と、企画職に求められる適正やスキル、資格について紹介しました。企画職は経験が重視される傾向が強い職種ですが、資格などで自分の能力をアピールすることで、未経験でも転職できる場合があります。企画職の適性を理解し、自分に向いているのかを考えてみましょう。

監修者・竹節 正輝

竹節 正輝

日本郵便 本社IT新規事業→パーソルキャリアにて個人表彰、新規事業創出プログラムDrit大賞→パーソルイノベーション株式会社 地方副業Loino PdM 霞ヶ関でキャリアをスタートしたのち、転職サイトdoda、事業立ち上げも経験。キャリアアドバイザーとイントレプレナーの2つの顔を持つ。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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