人材業界の特徴とは?業界の種類や転職時に求められるスキルについて解説

2023年8月5日

2023年8月3日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

人材業界への転職を検討する際は、業界の種類や業務内容について確認が必要です。人材業界について知見が深まれば、志望動機や自己PRの納得感や説得力が高まります。そこで本記事では、人材業界の特徴や動向、HR業界との違いから、業務の種類や求められるスキルまで詳しく解説します。

人材業界とは

人材業界とは、企業と人をつなぐ事業を行う業界のことです。どのようなビジネスでも人材は欠かせないため、企業は求人募集を出します。しかし応募者の選考や人材採用には多大な時間的コストがかかるため、本来の業務に支障をきたすこともあるでしょう。

そこに、企業の代わりに人材を募集・選考などを行う人材会社の需要があるのです。企業側と求職者側のニーズを踏まえてマッチングの場を設け、企業の代わりに求人広告を出します。

HR業界との違い

人材業界と混同されがちなものに「HR業界」があります。HRは「Human Resources」の略称で、日本語で「人事部」を指します。人材業界とHR業界の違いは「誰を支援するか」です。人材会社は求人広告や採用、派遣などで企業をサポートし、HR会社は採用後の定着率アップや労務管理などをサポートします。

人材業界の動向

人材業界に限らず、業界事情は絶えず変化しています。ここからは人材業界の最近の動向について詳しくみていきましょう。

外国人採用の強化

少子高齢化の影響で労働人口の減少が進む中、新たな労働力として外国人採用が大きな注目を集めています。外国人採用を強化したい企業をサポートするサービスが増加しているのです。文化や宗教の違いを理由に外国人がなかなか定着しない企業に対し、各種サポートを提供する会社もあります。

フリーランスと企業を繋ぐビジネスの増加

内閣官房日本経済再生総合事務局の「フリーランス実態調査結果」によると、フリーランス人口は本業が214万人、副業が248万人です(2020年2月10日~3月6日調査)。また、全体の21.5%のフリーランスが仕事獲得を目的に仲介事業者を利用しています。

このようにフリーランスが注目されている昨今では、フリーランス向けの仲介事業者が増加傾向にあります。

人材業界の種類

人材業界には人材派遣や求人、人材紹介などさまざまな種類があります。企業によって業務内容が異なるため、自身に向いている企業を見極めるためにも人材業界の種類について確認しておきましょう。

人材派遣

人材派遣は雇用契約を締結している労働者を、他社の業務に従事させることを指します。つまり「労働者と雇用契約を締結する会社」と「実際に労働する会社」が異なるのです。指揮命令は派遣元企業から受ける必要があるため、契約者で定められていない業務に従事させることはできません。

派遣先企業は、時間単価に稼働時間を乗じて派遣料金を支払う仕組みです。

求人

求人とは企業の代わりに人材を採用する仕事のことです。検索エンジンの検索結果の画面に求人広告を出し、転職サイトや就職サイト経由で応募者を募集するといったことを行います。ビジネスモデルは企業によって異なりますが、求人広告は応募や採用の有無にかかわらず掲載費用の支払いが必要です。

人材紹介

人材紹介とは企業のニーズにマッチした求職者を紹介し、マッチングした場合に企業から報酬が支払われる仕組みのことです。転職エージェントも人材紹介の1つで、求職者の希望職種や職歴、特性などを踏まえ、マッチする可能性が高い企業を選定し求職者に推奨します。

人材コンサルティング

人材コンサルティングとは採用から育成、定着まで人材関連の課題を解決する仕事のことです。育成や定着はHR業界の業務と共通しています。採用から育成、人材定着まで一気通貫サポートを提供するため、複数のサポート会社に依頼する必要がありません。そのためコミュニケーションコストを抑えられるメリットがあります。

人材業界で求められるスキル

人材業界では求職者と企業の間に立ち、お互いにとってメリットがある採用になるように調整する必要があります。そのため人材業界では次の3つのスキルを求められます。それぞれ詳しくみていきましょう。

  • ヒアリング能力
  • コミュニケーション能力
  • 課題解決力

ヒアリング能力

求人、人材採用など業務の種類を問わず、この業界においてヒアリング能力は必須です。企業の課題、求める人材などのヒアリングが不十分だと、アンマッチな応募者が集まってしまいます。また求職者から求める企業像やキャリアアップの考え方などのヒアリングが不足していると、採用になっても短期間で退職するリスクが高まるでしょう。

コミュニケーション能力

ヒアリングするうえで欠かせないのが、コミュニケーション能力です。ヒアリングをしようにも、堅苦しい雰囲気だと企業の担当者や求職者は、本当に伝えたいことを伝えられません。ヒアリング能力に優れていてもコミュニケーション能力に難があると、質の高いサポートはできないでしょう。

感情の明確化や、本音を引き出せる雰囲気作りを意識することがポイントです。

課題解決力

課題解決力とは課題を抽出して解決方法を提示し、自ら解決に導く能力のことです。ヒアリング能力と共通している部分がありますが、ヒアリングするだけでは課題は抽出できません。例えば「マッチ度が高い人物を採用できない」と言われた場合は、その原因を突き止めることが先決です。例えば、給与が業界内でも低すぎる場合は、福利厚生の充実化でカバーするなど、解決方法まで提案する必要があります。

人材業界に向いている人の特徴

人材業界に向いている人は、業界で求められるスキルを持っていることに加えて、人への関心が強い人です。人と企業のマッチングは、データに基づいた単純作業ではありません。それぞれの気持ちをくみ、より優れたマッチングへとつなげる必要があります。人材派遣においても、派遣先企業に適した人材を派遣する必要があるため、事前の面談でマッチ度を予測しなければなりません。

そのため人への関心が強く、目に見えない部分まで丁寧にヒアリングできる人物が人材業界に向いているといえます。

まとめ

人材派遣や人材紹介、求人、人材コンサルティングなどの業務にはそれぞれ違いはありますが、いずれもヒアリング能力やコミュニケーション能力、課題解決力などが欠かせません。また人への関心が強く、求職者と企業の双方にとって良い結果を求められる人が向いているでしょう。人材業界に興味がある方は、今回解説した内容を参考に人材業界への転職を検討してみてください。

監修者・竹節 正輝

竹節 正輝

日本郵便 本社IT新規事業→パーソルキャリアにて個人表彰、新規事業創出プログラムDrit大賞→パーソルイノベーション株式会社 地方副業Loino PdM 霞ヶ関でキャリアをスタートしたのち、転職サイトdoda、事業立ち上げも経験。キャリアアドバイザーとイントレプレナーの2つの顔を持つ。

著者プロフィール

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Izul広報チーム

株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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