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Izulを経由して転職される方のなかには、転職後「自分が思い描いていたキャリア以上のキャリアを実現できた」とおっしゃってくださる方が少なくありません。それは、自身の経験や価値観がどこで活きるかが正しく理解できていなかったり、「次はこの程度までいければいいか」といった自制心が働いてしまうことが少なくないからです。
今回ご紹介するのは、freee株式会社へ進まれたHさん。Hさんもインタビュー中「思っていた以上の評価をしてもらえたことに驚いた」と繰り返されていました。今回は、なぜHさんが想像以上のキャリアにたどり着けたのか、担当コンサルタントの太田とともにご支援を振り返ります。
少しずつ見えてきた「ユーザーファースト」という自分の考え方との溝
―Hさんのこれまでのキャリアを拝見したのですが、国家公務員、そしてリクルート……。あらためてどのようなキャリアなのかを教えてください。
新卒でまず国家公務員へ。公正取引委員会にて国会関連の仕事をし、法改正や独占禁止法に基づくM&Aの審査業務などに関わりました。
もともと国家公務員になったのは、日本経済を活性化させたいと思っていたからです。ですが、仕事を続けていくうちにどうしても「どの省庁や議員に、どのようなアクションをすべきか」という、対永田町や対霞ヶ関の仕事をしている自分に気づき、やりたいことから離れていることに気づきました。そこで転職を考えたんです。
公正取引委員会での仕事中、プラットフォーム同士のM&Aに関わったことがありました。そこで「プラットフォーム面白そうだな」と。ちょうどリクルートで働いていた知人がいたこともあり、リファラルでリクルートへ転職しました。
リクルートでは旅行分野を担当していました。ちょうどコロナ禍があったこともあり、サービスとして大変な部分はありましたが、コロナ禍から少しずつ日本経済が動き出すタイミングで「旅行が復活したとき、どうすればいいのか?」というまだ誰も経験したことのない課題に向き合えたことは自分の糧になったと思います。
―とても密度の濃い前職2社のご経験だったかと思います。やりがいもありそうですが、なぜ転職を考えられたのでしょうか?
リクルートにはステップアップの支援ための退職制度があり、それが今年適用になるので、同制度を活用できるこのタイミングで、新たなチャレンジをしたいと思い、転職を決意しました。
私は仕事をする上で「ユーザーファースト」が重要だと思っていて、ユーザーが「国民」、「旅行客」と移り変わってきました。そして、今回のキャリアアップにおいても、新たなユーザーに価値を提供できる会社で働きたいと思いました。
―なるほど、そういった背景があったのですね。そこでIzulがご支援するということになるのですが、Izulとのファーストコンタクトはどのようなものだったのでしょうか?
実は、Hさんは私がIzulに来る前(※太田は前職も転職エージェント)のお客様でした。ご支援をしていたものの、僕がIzulへ行くことが決まり、面談を担当しないまま後任に引き継いだ求職者様だったのですが……。
Hさんが僕のこと覚えてくれていて、転職サイト上で連絡をくださり、Izulで支援を再開しました。
「自然体で働ける」会社との出会い。自分に合う企業の提案をしてもらえた
―実際にHさんと太田さんでお話されてみて、いかがでしたか?
初回面談時から「お客さまのために仕事がしたい」と熱量高く話されていましたね。そのうえで、これまでのキャリアが大きな会社だったため、大手志向はあるなと考えていました。
でも、大手企業ってどうしても「対お客さま」をダイレクトにやることが難しい。僕はもしかしたら、Hさんはメガベンチャーのような企業が向いているのではないかと思っていましたね。
その時点で、私は個人的に応募した日系大手企業に最終選考通過のご連絡をいただいていました。その2日後、太田さん経由で現在のfreeeのご案内があったんです。正直「日系大手企業でいいかな」と思っていたときに、太田さんから「ぜひ1度だけでも」と薦めてもらって。太田さんがそこまで言うなら、話だけでも聞いてみようかなと思いました。
Hさんはおそらく、裁量を大きく持つ方が火がつくタイプだと思っていて。さらにご紹介したfreeeは、世間に対してインパクトの大きいことができるとも思いました。「日系大手企業でいいかな」と思ってしまう前に、1度でいいから話を聞いてくれと必死だったのを覚えています(笑)
―そしてHさんはfreeeへの転職を決めていますね。ここに振り切ったのはどのような理由があったのでしょうか?
freeeの面接は、思った以上にスムーズに進みました。最終面接が終わった後、CBOとフランクにお話する機会があり、「きっとここに合うと思う」と誠意あるオファーをいただいたんです。私自身もとてもラクに、自然体で話せた機会でした。ここで働いたら、私も自然体で楽しく仕事ができるんじゃないかとも思い始めたんです。
実際、私はCBOの右腕ポジションで採用していただき、金額面でも想像をはるかに上回る額を提示していただいています。あそこで太田さんの提案を聞いていなかったら、ここまでやりがいある仕事には出会えていなかったと思います。
Hさんが現在のポジションを掴んだというのはHさんの実力ですが、それを評価してくれるだけの企業であることを知っていました。ご紹介して本当によかったと思っていますし、素敵なご支援ができたなと思っています。
初めての転職活動で気づかされた「当たり前」のアドバンテージ
―Izulのご支援は、率直にいかがでしたか?
私は新卒は国家公務員試験でしたし、2社目はリファラル。転職活動というものを初めてやりました。太田さんとは面談中、キャリアの棚卸しをしていただく時間があったんですが、私が「当たり前にやっていること」が実は強みだった、ということに気づくことが多かったんです。
自分で「当たり前」と思っていることが、実は世間一般からみたらすごいこと、ということにHさん自身が気づく必要があるなと思いました。面接時に「ここは当たり前だから端折って話そう」としていることが実は大切なポイントだったりします。そしてそこに気づいて、まっすぐ向き合ってくださったHさんだからこその転職成功体験だと思います。
―今後の目標があれば教えてください。
まずは今ある目の前の課題と、お客さまに対して誠実に頑張っていくこと。その先はまだわかりませんが、自分が置かれた場所での精一杯をこなしていきたいと思います!
Hさんはとてもストイックな方。そしてただ戦略を描くだけでなく現場の方々とも直接対話し、泥臭いところも一緒に作り上げていく愚直さがある方です。そして何より、まわりに愛される方! リクルートの卒業時には数十人を超える方が集まってお別れ会をされたというのが、Hさんが今までいい仕事をされてきた証だと感じました。次のステージでもご活躍を楽しみにしています!