通勤時間の平均はどのくらい?長時間通勤によるリスクや幸福度との関連性を解説

2022年10月16日

2023年5月27日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

通勤時間が長いことで、心身に負担がかかっている方も多いのではないでしょうか?通勤時間がネックになり、転職を検討する方もいるでしょう。今回は、全国的な通勤時間の傾向について触れながら、通勤時間が長いことによる負担について解説します。
また本記事では、通勤時間をあえて長く取ることのメリットも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

通勤時間の全国平均はどのくらい?

総務省統計局により実施された社会生活基本調査のデータによると、全国的な通勤時間の平均は約39分でした。往復すると1時間以上かかっていることになります。
また、急な人事異動により、拠点を変える間もないまま遠くの職場まで通勤している方もいるでしょう。往復で2時間以上かかっているという人もいます。毎日2時間以上も通勤に費やしていると、時間を無駄にしていると感じるかもしれません。実際、通勤時間が長いことで心身ともに負担がかかっていると感じる方は多いでしょう。

平均時間が長い地域

社会生活基本調査(平成28年度調べ)から通勤時間の平均時間が長い地域を見てみると、1.45時間かかっている神奈川県が1位でした。2位は千葉県で1.42時間、3位は埼玉県で1.36時間です。データを見てみると、東京近郊に近い3都市の通勤時間が長いといえます。その理由としては、該当の都市から東京へ働きに出ている方が多いためでしょう。
県内で仕事をする方も当然いますが、ビジネスの中心地である東京まで時間をかけて通勤している方も多くいます。東京から距離はあってもアクセスしやすい場所であれば、「都内より家賃が安い」「自然豊かで環境が良い」などの理由で、都外に住居を構える方もいます。

日本は全体的に通勤時間が長い?

日本全国の往復の通勤平均時間は、約1.18時間(約78分)ですが、都道府県によってどのような特徴があるのでしょうか。社会生活基本調査のデータを参考にすると、ランキングの10位までは東京・大阪といった大都市および隣接する県が多くを占めており、いずれも往復で1時間以上を通勤に費やしている計算になります。

都道府県平均通勤時間(往復)
神奈川県1.45
千葉県1.42
埼玉県1.36
東京都1.34
奈良県1.33
大阪府1.25
兵庫県1.21
京都府1.20
茨城県1.19
愛知県1.19

次に世界各国の通勤時間と比べてみましょう。マイナビニュースによると、世界各国の往復の通勤平均時間は1.05時間(約65分)程度。ベルギーや中国と比べて僅かに短いものの、世界平均よりも13分ほど長い点が特徴です。アメリカ・イギリス・フランスといった主要先進国と比較してみても、日本の通勤時間が長いことがわかります。
ただし、コロナ禍以降はテレワークの推進など通勤に対する意識改革や企業の取り組みが活発化しているため、通勤時間を取り巻く状況は今後変わっていくことが予想されます。

主要14ヵ国平均通勤時間(往復)
ベルギー1.23
中国1.19
日本1.18
インド1.16
ブラジル1.10
フランス1.09
メキシコ1.07
オランダ1.02
イギリス0.59
オーストラリア0.58
デンマーク0.55
カナダ0.52
サウジアラビア0.51
アメリカ0.48

理想的な通勤時間や幸福度との関連性

ニッセイ基礎研究所のデータによると、通勤時間が短いほど幸福度が高い傾向にあることがわかりました。ただし、通勤時間がない在宅勤務の幸福度が低かったため、通勤時間と幸福度がつながっているかという点は疑問です。在宅勤務は通勤時間がなくなるものの、家庭との両立などが原因で、かえって負担がかかると感じる方も少なくありません。とはいえ、在宅勤務以外の観点で見れば通勤時間が短いほど幸福度を感じる傾向にあります。
したがって、通勤時間の長さがすべてではないものの、多少の関係性はあると判断できます。

通勤時間が長いことで起こるリスク

ここでは、毎日の通勤時間が長くなることで発生するさまざまなリスクについて解説します。

睡眠時間が削られる

通勤に往復2時間かかると想定すると、朝は1時間早く起き、夜は寝るのが1時間遅くなります。毎日の睡眠時間が削られると、体力面だけでなく精神面の負担も増加します。

精神的な疲労が蓄積する

睡眠時間の減少とも関連し、毎日の通勤時間が精神的な負担になる場合があります。「明日も長時間電車に揺られなければいけない」と考えるだけで、憂鬱になる人もいるでしょう。

運動量の減少による健康リスク

電車や車などで長時間かけて通勤していると、体を動かす時間が減るため、運動不足になりがちです。肥満などのリスクが高まることもあります。

ストレスによる人間関係の悪化

通勤時間が精神的な負担になり、良好な人間関係の構築まで気持ちが行き届かない人もいます。ストレスが原因で同僚との関係が悪化したり、家庭に影響が出て不仲になったりすることも考えられます。

通勤時間が長いメリットはある?

通勤時間が長いことで得られるメリットもいくつか存在します。

情報収集や勉強の時間を確保できる

電車通勤の場合、通勤時間を情報収集や勉強の時間に充てることができます。時間を有効活用して、効率的な生活を実現できるでしょう。また、副業などの自己投資を通勤時間内に行うことで、プライベートがより充実しやすくなることもメリットです。

メール返信などの細かいタスクに着手できる

通勤時間を使って、オフィス外でもできる細かい作業を進めることが可能です。メールの返信など、短時間でできることは通勤時間に済ませておくのもよいでしょう。ただしメールの文面などは周囲の人に見られないように、注意しましょう。

1日のスケジュールを整理できる

朝の通勤時間を活用し、出社後のスケジュールを整理することができます。スケジュール管理を事前に済ませておけば、オフィスに着いてからの時間をより有効活用できるでしょう。通勤時間を使って1日の流れをシミュレーションし、スムーズなスケジューリングを実現することも可能です。

通勤時間は短い方がいい?

通勤時間が長いことにメリットを感じる人もいますが、やはり短い方がいいと感じる人もいるでしょう。ここでは、通勤時間が短いことによるメリットと短くするための方法について解説します。

通勤時間を短くするメリット

通勤時間を短くすることで、以下のメリットが期待できます。

  • 睡眠時間を多く確保できる
  • 副業などの自己投資に時間を使える
  • 子育てやプライベートの時間が充実する

通勤時間が短くなれば、これまでなかった「余裕」が生まれ、視野が広がります。

通勤時間を短くする方法

通勤時間を短くするためには、会社から近い場所に引っ越すことがもっともスタンダードな方法です。もしくは、自宅から近い会社に転職することも方法として挙げられます。「通勤時間を長くとってまで今の生活を続けるべきか?」を自問自答したうえで、引越し・転職すべきか判断してください。

通勤時間と履歴書の関係性

転職活動をするにあたって、履歴書に通勤時間を書く必要があります。ここでは、通勤時間と履歴書の関係について解説します。

履歴書に通勤時間を記入する意味

履歴書に通勤時間を記入することで、企業側が通勤による負担の程度を判断することが可能です。通勤時間が長いことによる負担が、業務に支障が出ると判断する企業もあるでしょう。
また、会社までの距離が遠いことで、交通費の負担が増える可能性があります。交通費が極端に高いという理由で、採用を見送られることがあるかもしれません。

履歴書への記入方法

履歴書に通勤時間を記入する場合は、以下のポイントを押さえておく必要があります。

  • ドアtoドアでの時間を記入する
  • 交通手段を明確にする
  • 最短ルートでの通勤時間を対象とする
  • 端数は切り上げ・切り捨てる(5分単位が目安)

上記を意識し、正確な通勤時間を記入しましょう。

明確な通勤時間がわからない場合は?

通勤時間がわからないからといって、空白のまま履歴書を渡すことは避けましょう。単なる書き漏れと判断されるかもしれません。
希望勤務地がいくつもある場合や、転居を前提とする場合など、通勤時間が明確にできないこともあるでしょう。その場合は、なぜ通勤時間が明確にならないかという理由を記入しておくのがおすすめです。

まとめ

今回は、通勤時間の全国平均をもとに、通勤時間によるさまざまな影響について解説しました。
通勤時間が長くなるほど、心身ともに負担がかかる傾向にあります。健康面や人間関係などに影響が出ることも少なくありません。ただし、タスク整理や情報収集などに通勤時間を活用できるというメリットもあります。通勤時間を短くすることのメリットと比較し、自身の環境を客観的に見直してみましょう。
通勤時間は、転職活動の際にも重要な項目です。現状や今後の希望など、通勤時間にまつわる内容は事前に把握しておきましょう。

監修者・植草 陽光

植草 陽光

日本製鉄株式会社⇒株式会社リクルート⇒株式会社Izul

1社目では製鉄所での生産管理、本社でのグローバル購買職などバックオフィス系の業務に従事。29歳で営業未経験でリクルートに入社し、地場大手会社の深耕営業を実施し入社半年で表彰を獲得。自身が転職を通じて人生を変えた経験から、Izulのビジョンに共感し、現在は同社のキャリアアドバイザー職として従事。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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