主体性とは?ある人・ない人の特徴や高める方法を解説

2022年12月3日

2024年4月2日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

最近では求める人材に「主体性があること」を挙げている企業も多くなりました。主体性を高めたいと思っていても「どう行動すればよいのか」「そもそも主体性のある人ってどんな人なのか」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。本記事では、主体性がある人とない人の特徴や高め方を紹介します。本記事を参考に主体性を身につけて、企業が求める人材に近づきましょう。

主体性とは

主体性とは自らの判断や意思に基づいて、責任を持って行動することを指します。例えば「指示がなくても自分で課題を見つけて、解決方法を考える」といった働きは、主体性のある行動といえます。

主体性と自主性の違い

主体性と混同される言葉に「自主性」が挙げられます。主体性と自主性の違いは、自分の行動に責任を負うかどうかです。自主性とは、自分の判断で行動することを指します。主体性にも自分の判断で行動するといった意味合いが含まれているため、主体性と一部は共通しています。しかし、自主性の定義では責任を負うことが強調されていません。

主体性の対義語は受動性

主体性と反対の意味を持つ言葉に「受動性」があります。受動性とは、他者の働きかけを受け入れる性質のことです。受動性はビジネスの現場においては、指示がなければ動けない「指示待ち」といった言葉で表されることもあります、そのため、一般的にネガティブな意味合いとして認識されています。

主体性がある人の特徴

主体性がある人は、成長意欲責任感ポジティブ思考を持っていることが特徴です。

成長意欲がある

主体性のある人は、強い成長意欲を持っていることが多いです。そのため困難に直面しても、克服しようと努力することができます。例えば、その事柄に詳しい人に積極的に質問したり、解決方法が見つかるまでネットで調べたりと、自分を成長させるために積極的に行動します。

責任感が強い

主体性とは、自らの意思や判断に基づいて責任を持って行動することです。そのため、主体性のある人は自分から行動するだけでなく、責任感を持って物事に取り組んでいます。主体性のある人は、失敗したとしても、失敗の原因や改善点について考えます。これは、責任感を持っているからこそできる行動です。

ポジティブ思考

主体性のある人は、物事をポジティブに捉える方が多いといえるでしょう。たとえ仕事で成果が出なくても、すぐに気持ちを切り替えて改善策を見つけます。

失敗を恐れない

主体性のある人は失敗を恐れず挑戦を続けます。ただ指示をこなすのではなく、目的意識を持ちながら動くことが主体性のある人の特徴です。仮に失敗したとしても行動を見直せば改善できることを理解しているため、失敗からさまざまな教訓を得ようとします。主体性のある人は失敗を恐れないからこそ「挑戦する→成功する→自信がつく」という好循環を生み出しています。

主体性がない人の特徴

主体性がない人は常に他人からの指示を待って、すぐに他人に頼ってしまいます。そのため成功体験が積めず、自己肯定感が低くなる傾向にあります。

常に他人の指示を待っている

主体性がない人は、上司や同僚から指示があるまで行動できません。目的が共有されたとしても、ゴールを達成するまでの道筋を考える習慣がないため、実際の行動に移すことが難しいといえます。

人に流されやすい

主体性がない人は、成長意欲が低く「このゴールを必ず達成したい」という熱意や自分の意志がありません。そのため、人の意見に流されやすい特徴があります。たとえ成果をあげたとしても「人の意見に従っただけ」と自分を低く評価してしまいます。

すぐに他人を頼る

主体性のない人は責任感がないため、判断や行動を求められてもすぐに人を頼ってしまいます。すぐ人に頼ると、自分で物事を考えないことが当たり前になってしまうでしょう。そのため、人から意見を求められても人任せな回答をすることが多い傾向にあります。

自己肯定感が低い

主体性のない人は、責任感をもって判断・行動した経験が少ない傾向にあります。そのため自分に自信が持てず、自己肯定感が低くなりがちです。自己肯定感が低いと、以下のような悪循環に陥ってしまいます。

  1. 挑戦しない
  2. 成功体験が積めない
  3. 成功した経験がないため、自分に自信が持てなくなる

主体性を高めるメリット

主体性をもって行動した結果、成果があげられると自信につながります。自信がつき失敗を恐れなくなると、さらにさまざまなことに挑戦するようになります。挑戦すれば失敗することもあります。しかし、失敗を乗り越えればさらなる成長につながり、自己肯定感も上がります。主体性のある行動を通じた成功により、自信がつき、次の挑戦への前向きさをもてるでしょう。
近年のビジネスシーンにおいて、自主的に行動しながら会社に貢献する人材を求める企業が増えています。主体性を高めれば、就職・転職活動も有利に進められるかもしれません。

主体性を身につける方法

主体性を身につけるためには、自分で考えて選択する癖をつけることが大切です。また、積極的に発言し、成功体験を積むことも重要です。

自分で考えて選択する癖をつける

自分で考えて選択することに慣れれば、主体性を高めることにつながります。慣れないうちは大きな選択を迫られても、自信を持って選択することは難しいでしょう。そのため、まずは小さな選択を積み重ねることからスタートするのがおすすめです。例えば、イメージした場面における選択が主体性を身につけることにつながるでしょう。
「来週の土曜日に資格試験があるから、今日の飲み会は断ろう」
「彼女に誕生日プレゼントを送りたいから、今月は節約しよう」
日常生活で小さな選択を繰り返すことで、自分で選択する癖がつきます。自分で考えることに慣れてきたら、仕事に関わる部分でも同じように選択できるよう意識しましょう。

自分の考えを積極的に発言する

主体性のない人は自分の考えがないため、意見を求められても人任せにしてしまうことが多いでしょう。主体性を持っている人は、自分なりの意見を持っています。自分の考えを発言することに慣れるためには、日常生活を通して自分の意見を伝えることを意識してみましょう。積極的に考えを発信することに慣れれば、意見や行動を他人に任せることも少なくなるでしょう。

達成可能な目標を掲げて成功体験を積む

会社から与えられた目標は、達成するためのモチベーションを保ちづらい場合があります。達成しやすい目標を自身で設定し、成功を繰り返すことで主体性の取得につながるでしょう。この段階では成功体験を積むことが目的のため、まずは規模の小さい目標から達成経験を積み重ねていきましょう。

まとめ

主体性は、自らの判断や意思に基づいて、責任を持って行動することを指します。自分で考えて選択する癖をつけるほか、小さな目標を掲げて成功体験を積むことで、主体性が身につきます。まずは日常生活における小さな目標達成から取り組み、主体性のある人材に一歩ずつ近づいていきましょう。

監修者・齊藤 穂奈美

齊藤 穂奈美

株式会社日本アクセスで原料の調達・営業を担当→株式会社ファミリーマートへ出向し中食部門の商品担当として従事→出産を機に会社を退職。WEBクリエイターとして独立し、経営者の集客・広報全般をサポート。 現在はIzulで両面コンサルタントと広報を担当。プライベートでは2人の子を育てる母。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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