ノマドワーカーとは?適正や向いている仕事、働き方のメリット・デメリットを解説

2022年12月1日

2024年4月2日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

働き方の多様化が認められつつある昨今、ノマドワーカーという働き方を選択する方も増えています。コロナ禍でより注目度の高まったノマドワーカーですが、細かい部分まで把握しきれていない方も多いでしょう。今回は、ノマドワーカーになる方法や、適している職業について紹介します。またノマドワーカーに向いている人の特徴や、働き方としてのメリット・デメリットにも触れています。憧れのノマドワーカーに近づくために、本記事の内容を参考にしてみてはいかがでしょうか。

ノマドワーカーとは

ノマドワーカーは遊牧民のように、自由に時間・場所を選びながら働く人を意味します。オフィスでの勤務にこだわらず、自分の好きな場所で働けるため、コロナ禍の昨今において注目されている働き方です。
コロナ禍で浸透した、テレワークとは若干意味合いが異なります。テレワークは一般的に、オフィスでの業務を自宅で実施します。しかしノマドワーカーは、自宅にこだわる必要もありません。自由に働く場所を決めることができればノマドワーカーです。出社にこだわる必要のなくなった昨今において、テレワークと同様かそれ以上に注目度の高まっている働き方といえるでしょう。

ノマドワーカーになるにはどうすればいい?

ノマドワーカーとして活躍するためには、専門知識やスキルを身につけておく必要があります。
例えばWeb関連の仕事をする場合は、独学や専門学校などでWebに関する知識を学びましょう。オフィスでの勤務に縛られない反面、その場で上司から教育を受けられる環境がなくなることも事実です。リアルタイムでの吸収が難しくなることを想定し、事前に知識やスキルを身につけておきましょう。
また知識・スキルがある程度身についたら、まずは副業として経験を積むことがおすすめです。実務経験を積みながら、本格的にノマドワーカーとして活動するイメージを固めておきましょう。

ノマドワーカーになる前に必要な準備

ノマドワーカーになるためには、仕事をするために必要な最低限の環境を用意する必要があります。先ほど触れたのは知識面での準備でしたが、ここでは設備面での準備について解説します。ノマドワーカーになるために必要な設備は以下の通りです。

  • ノートパソコン
  • タブレット端末
  • インターネット環境(モバイルWi-Fiなど)
  • モバイルバッテリー
  • Zoom・ChatWork・Slackなどのオンラインツール

上記のほかに、自身が取り組む仕事に必要な専門的な道具なども、事前に準備しておきましょう。ノマドワーカーになるために特別な資格は必要ありません。しかし、準備を怠ると成功する可能性が下がってしまうため、注意してください。

ノマドワーカーに適している職業一覧

ノマドワーカーという働き方に憧れてはいるものの、どのような職業が向いているのかわからないという方も多いでしょう。ノマドワーカーに適している職業は、以下の通りです。

  • Webデザイナー
  • Webライター
  • Webマーケター
  • SEOコンサルタント
  • インフルエンサー
  • オンラインサロン経営
  • ブロガー
  • エンジニア
  • YouTuber
  • 配達パートナー(UberEatsなど)
  • 翻訳家

上記に挙げた職業の経験・知識がある方は、ノマドワーカーに十分なり得ます。

ノマドワーカーに向いている人の特徴

ノマドワーカーに適した職業と同様、自身の適性についても理解しておく必要があります。主に以下の特徴を持つ方が、ノマドワーカーに向いているといえます。

  • クライアントを優先できる
  • 徹底した自己管理ができる
  • 働く場所を柔軟に変えられる
  • 孤独が苦にならない

クライアントを優先できる

自由な働き方ができるとはいえ、自分のスケジュールを優先する方にノマドワーカーは向いていません。あくまでクライアントワークであることを前提に、その中で自分の自由を見つけ出しましょう。クライアントを優先できなければ、そもそも仕事がなくなるリスクがあります。自分の好きなときに働けるという認識ではなく、働く場所にこだわらない働き方であると認識しておきましょう。

徹底した自己管理ができる

ノマドワーカーは、上司が近くにいる環境で仕事をするわけではありません。そのため、仕事の進捗管理はすべて自分で実施することになります。進捗管理はもちろん、仕事の獲得自体も自分で行わなければならないこともあるでしょう。ノマドワーカーになるためには、自己管理に対する徹底した意識を持つことが大切です。

働く場所を柔軟に変えられる

仕事の進捗具合に応じて、集中できる環境をいつでも整えられるスキルが必要です。場合によってはいつも作業しているスペースが、イレギュラーで使用できないケースもあるでしょう。イレギュラー発生時に自宅でも作業ができるよう準備したり、別の場所で仕事をしたりといった柔軟性が求められます。
また、仕事場へ移動する際の時間を無駄にしないような意識を持つことも大切です。場合によっては、移動に時間がかかってしまうこともあります。ただ移動中でもできる仕事を用意しておくことで、無駄のない時間配分が可能です。なお、移動中でも集中力を高められるスキルも重要でしょう。

孤独が苦にならない

ノマドワーカーのほとんどは、自分ひとりで日々の仕事をこなします。同僚や上司とコミュニケーションをとりながら仕事をしたい方は、ノマドワーカーには向いていません。孤独に仕事をすることに「自由」を感じられる方が、ノマドワーカーに適した人材といえるでしょう。ひとりの時間をいかに楽しめるかが、ノマドワーカーとして成功するためのポイントです。

ノマドワーカーとして働くメリット

ここでは、ノマドワーカーという働き方のメリットについて解説します。

時間・場所の融通が利く

クライアントの都合を優先しつつも、オフィスでの勤務よりは時間と場所に融通が利きます。ノマドワーカーになれば「カフェで仕事をする」「働く場所を毎日変えたい」といった、柔軟かつ自由な働き方を実現できるでしょう。

人間関係のストレスから解放されやすい

ノマドワーカーは自分ひとりで仕事を進めることが多いため、仕事中の人間関係に頭を悩ませる必要はなくなります。ただし、自分の仕事を円滑に進めるために、クライアントとの関わりを大切にしなければなりません。クライアント対応を、自ら率先して行う意識を持つことは重要です。

自分のスキルや経験が実績に直結する

ノマドワーカーとして活動する際に行う業務は、自分がこれまで得てきた経験や実績を活かせるものがほとんどです。そのためノマドワーカーという働き方は自分の強みを、思う存分発揮する場でもあります。

ノマドワーカーのデメリットは?

ノマドワーカーという働き方には、いくつかのデメリットが存在します。

仕事環境を自分で整える必要がある

オフィスでの仕事がなくなる反面、オフィスと同様の仕事ができる環境を自分で用意しなければなりません。環境を整えるのに備品の購入が必要になるため、コストがかかるでしょう。

セキュリティ面でリスクがある

一般企業の多くは情報漏洩への危機意識が強いため、セキュリティ対策が十分に施されています。しかしノマドワーカーは、機密情報もすべて自分で管理しなければなりません。働く場所によっては情報が簡単に漏洩してしまうため、セキュリティ面への意識をより高めておく必要があるでしょう。

自己管理能力がないと仕事が溜まりやすい

ノマドワーカーは、仕事の獲得から進捗管理までをすべて自分で行う場合もあります。そのため、自己管理能力がないと仕事が溜まり、結果的にクライアントの信頼を損ねる危険性があります。自己管理能力を客観的に分析し、不足している部分は補えるような意識を持たなければいけません。

まとめ

ノマドワーカーは、働く場所や時間の自由度を確保できることから、多くの方に注目されています。しかしノマドワーカーになるには、クライアント優先の考え方や徹底した自己管理能力が必要です。自分の適性を客観的に分析したうえで、ノマドワーカーを目指しましょう。Web関連の仕事を中心に、自分の経験やスキルを活かせる職業が適しています。コロナ禍でも注目度の高まったノマドワーカーという働き方の実現に、今回の記事を役立ててみてはいかがでしょうか。

監修者・押目 隆之介

押目 隆之介

日本郵船グループにて3年間国際物流業務に従事。
リクルートに転職し、約5年間住宅・不動産領域のメディア営業およびマネジメントを経験後、前職のAbemaTV(サイバーエージェントより出向)にてコンテンツ戦略プロデューサーとして約4年間勤務しておりました。

現在は、自身の事業の経営も行いながら、リクルート時代の同僚であった中田の立ち上げたIzulにて、20~30代の方々を中心としたキャリア支援のお手伝いもさせていただいております。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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