ワールドカフェとは?実施する意味や目的、進め方のポイントを解説

2023年1月17日

2022年12月25日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

カフェで過ごしているかのように話し合いを行うワールドカフェ。リラックスした雰囲気によって、立場や年齢に関係なく自分の意見を発信しやすい点が特徴です。しかし、どのように実践すればいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。この記事では、ワールドカフェの効果や目的、一般的な進行方法について解説します。組織での意見交流を検討している企業は、ぜひ参考にしてください。

ワールドカフェとは

ワールドカフェとは、堅苦しい会議とは異なり、カフェでリラックスしているような雰囲気で「対話」することを指します。地位や年齢に関係なく、お互いに心を開いて意見を話し合える点がメリットです。グローバル社会に適用するための方法として、近年さまざまな企業が注目しています。

ワールドカフェの歴史

ワールドカフェは、1955年にアメリカのアニータ・ブラウン氏とデイビッド・アイザックス氏によって提唱された手法です。当時、2人は自宅で知識資本に関する会議を開催していましたが、雨が降ったことによって場所を中庭からリビングに変更することに。その際に室内をカフェのような雰囲気にレイアウトしたところ、楽しい雰囲気の中で話し合いが自然な流れで活性化しました。このことがきっかけで、ワールドカフェが誕生します。

ワークショップとの違い

ワールドカフェとワークショップは一見似ていますが、目的や進行の方法が異なります。ワールドカフェでは、ワークショップのように制作物を作ったり何かを学んだりすることはありません。基本的には、話し合いによって意見を出し合うことを重視しています。また、各グループに特定の進行役が設定されていない点も大きな違いです。

ワールドカフェの効果

ここでは、ワールドカフェによる主な効果を4つ紹介します。

参加者が発言しやすくなる

ワールドカフェは4〜5人ずつの少人数でグループを組んで話し合うため、一人ひとりが発言する機会が多くなります。また、リラックスした雰囲気で行われることで、自然と自分の意見を相手に伝えやすい点もポイントです。

参加者全員の意見を集められる

ワールドカフェでは、一定時間ごとにグループをシャッフルします。その際にほかのチームで生まれた意見を持った人たちと合流することで、さまざまな意見と触れ合うことが可能です。シャッフルを繰り返すことで、自然に参加者全員の意見が集まっていきます。

話し合いへの参加意識が高まる

ワールドカフェでは誰かの発言をただ聞いているだけではなく、自分の意見や経験を共有する場が設けられます。その結果、テーマに対して興味や関心が深まり、会議の満足度がアップします。

人脈が広がりやすくなる

ワールドカフェを行うことで、多くの人と話し合う機会が増えるため、人脈が広がりやすくなります。また、少人数ごとのグループに分かれるため、相手の話にしっかり耳を傾けることが可能です。その結果、親しみや信頼関係が生まれやすく、心のつながりも生まれます。

ワールドカフェの進め方

ワールドカフェは正しい手順に沿って行うことでより効果を発揮します。ここでは、ワールドカフェの進め方について解説するので、普段のやり方が合っているか確認してみましょう。

1:テーマについて話し合う

第1ラウンドでは、ひとつのテーブルに4〜5人が着席し、テーマについて話し合います。参加者が本音を話しやすくなるのは開始15分後とされているため、設定時間は20〜30分程度が適切です。話し合いで生まれたキーワードは、テーブルに用意された模造紙にメモやイラストで残しておきましょう。

2:グループを入れ替える

第2ラウンドでは、ホスト役を1名残して参加者を入れ替えます。運営側から移動先の指定は行いませんが、できるだけ参加者がバラバラになるように促しましょう。グループが決まったらホスト役が第1ラウンドのトーク内容を説明し、新たなアイディアを加えてテーマを深堀りしていきます。

3:気づきや発見について意見を出す

第3ラウンドでは、第1ラウンドでのグループに戻ります。ほかのグループで話し合った内容を共有し、それぞれの気付きや発見について意見を出し合いましょう。メンバーが新しいアイディアや情報を持ち寄ることで、テーマに対して理解が深まりやすくなります。

4:参加者全体で話し合う

最後に、参加者全体で話し合ってテーマの振り返りを行います。個人の意見とグループで出た意見を通じ、今回のワールドカフェで気づいたことやアイディアを共有していきます。参加者全体の人数が多く全員で振り返るのが難しい場合は、15〜20人のグループに分かれるのもおすすめです。

ワールドカフェを行う際のポイント

ワールドカフェを成功させるためには、いくつかのポイントがあります。今回は、特に重視したいものを5つ紹介します。

開催する目的を確認する

ワールドカフェは、「多くの意見を集めたい」「参加者の関係を深めたい」などさまざまな目的で開催されます。事前に想定していた目的を達成するためには、参加者全員に対して事前に共有しておくことが大切です。目的がはっきりしていないと、ワールドカフェ全体の言動がぶれやすくなってしまいます。

ワールドカフェに適した会場を選ぶ

ワールドカフェでは、会場選びが重要です。ほとんどの参加者がラウンドごとに移動するため、できるだけ広めの会場を選ぶことで進行がスムーズになります。また、殺風景な会議室や研修ルームだと、リラックスしづらくなってしまいます。その場合は、下記で紹介する場作りを心がけるようにしましょう。

リラックスできる場作りを心がける

ワールドカフェを成功させるためには、リラックスできる場作りが必要不可欠です。実際のカフェのように、テーブルに季節の花や気の利いた小物を設置するだけでも雰囲気が和やかになります。また、参加者に序列を感じさせないために、テーブルの向きをあえて不揃いに配置するのもおすすめです。

トーキング・オブジェクトを用意する

トーキング・オブジェクトとは、話をしている人が手に持つアイテムのことです。それぞれの役割が明確になるため、話し手は自分の意見を伝えること・聞き手は相手の話に耳を傾けることに集中しやすくなります。トーキング・オブジェクトを設置する際は、棒・石・ボールのようなテーブルに置けて話し合いの邪魔にならないものを選びましょう。

議論に適した問いを立てる

「テーマを改善するためにはどうすればいいか?」「テーマを良くするために必要なものは何か?」といった問いを設定することで、参加者が自分の意見を考えやすくなります。また、話し合いの内容がテーマから脱線するのを防ぐ効果も期待できます。

まとめ

この記事では、ワールドカフェの効果や具体的な進め方について解説しました。会議の代わりにワールドカフェを取り入れることによって、さまざまな立場の人が自分の意見を発信しやすくなります。場作りや進行に注意しながら、参加者全員の満足度が高まるようなワールドカフェを開催しましょう。

監修者・江部 臨太郎

江部 臨太郎

新卒からアパレルショップ「FREAK'S STORE」に4年勤務。顧客売上全国1位を達成し副店長に昇格後、うなぎ屋「のだや」に転職。ホール責任者として2年勤務し、1年間の無職期間を挟み、リクルートに入社。広告メディア「SUUMO」を取り扱う一気通貫型の法人営業に2年間従事し、在籍期間で合計6回の社内表彰を獲得。その後、転職サイトdodaなどを取り扱うパーソルキャリアの新規事業開発室「Innovation Lab.」に転職。サービス業向けのDXを行うバーティカルSaaS「Sync Up」の新規事業立ち上げにBizサイド1人目としてジョイン。SaaS型パイプラインセールスの基盤構築と事業拡大に貢献。その後、パーソルイノベーションに転籍し、同事業部で計2年間、社内スタートアップの "0→1" フェーズに携わり、現職へ。執行役員として人材紹介サービス「Izul」の立ち上げに参画。現在はIzulの事業全体の戦略推進担当を担いながら、キャリアアドバイザーチームのマネジメント、及び自身もプレイヤーとして活動中。同時に個人事業主として、住宅メーカーやインテリアショップなどtoC事業者に向けたコンサルティング業務に従事している。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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