入社3年目に転職するのはあり?転職成功のポイントや注意点を解説

2024年6月23日

2024年5月27日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

一般的に「一つの仕事を3年は続けたほうがいい」といわれることが多く、3年はひとつの節目として扱われる傾向にあります。実際に、このタイミングで今後のキャリアについて考える方は多いのではないでしょうか。この記事では、入社3年目における転職の考え方や、転職を成功させるためのポイントについて解説しています。ぜひ参考にしてください。

入社3年目で転職を検討する人が多い理由

入社3年目で転職を検討する人が多い理由として、主に2つの要因が挙げられます。ここでは、それぞれを詳しく解説します。

3年間は経験を積む期間と捉える人が多い

どのような仕事であっても、社内全体や業界の仕組みを把握したり、応用的な技術を身につけるためにはおよそ3年間はかかるとされています。実際に、求人の募集要項として「実務経験3年以上」を掲げる企業は多く存在します。そのため、業務内容に不満を感じている場合でも、経験を積むために3年間は勤務し続けようとする人は多いといえるでしょう。

仕事に対して余裕を持てるようになる

一般的に同じ仕事を3年以上経験すると、ひと通りの業務を問題なくこなすことができ、トラブルにもある程度対応できるようになります。そのため1年目・2年目と比べて仕事に対する余裕が生まれ、今後のキャリアについて考える機会が多くなるでしょう。また、安定した状況にマンネリを感じ、新たな挑戦を検討する人も増える傾向にあります。

入社3年目で転職するメリット

入社3年目で転職する場合、主に2つのメリットを享受できる可能性があります。ここでは、それぞれを詳しく解説します。

未経験の職種にも挑戦しやすい

新卒だと入社3年目は第二新卒に該当するため、異業種にも挑戦しやすいのが特徴です。一方、年数を重ねるにつれて転職先から即戦力としての活躍を期待されるため、未経験での転職は難易度が上がりやすくなります。現在の職種が合わないと感じる場合は、3年目のタイミングが転職に適しているでしょう。

1年目・2年目と比べて転職しやすい

入社3年目になると業務で独り立ちする人が多くなるうえに、新卒であっても基本的なビジネススキルやマナーが身についています。そのため転職市場においては、入社1年目・2年目の求職者と比べて高い評価を受けやすいでしょう。また、1年目・2年目と比べて「すぐに会社を辞めそう」といった印象を与えづらい点も強みです。

入社3年目で転職するデメリット

入社3年目での転職にはメリットがある一方、当然デメリットも存在します。ここでは、主なデメリットを2つ紹介します。

一時的に年収が下がるリスクがある

現職とは異なる業種に未経験で転職する場合、これまでのキャリアがリセットされてしまいます。また、企業によっては新卒よりも年収水準を引き下げることがあります。そのため、転職後に一時的に年収が下がるおそれがあります。ただし、長期的に年収をアップさせることは可能なので、長期的な目線で判断するとよいでしょう。

業界によってはネガティブな印象を与えるケースも

離職率が低い業界を目指す場合、入社3年目の転職活動では「会社をすぐ辞めてしまうのでは」と採用担当者からマイナスな印象を持たれることがあります。たとえ転職理由がネガティブなものであっても、前向きな志望動機のアピールを心がけましょう。ただし、業界によっては勤続年数は評価の対象になりません。

入社3年目で転職する前に検討すべきポイントは?

入社3年目で転職を視野に入れる際は、最初に「今抱えている問題や不満は、本当に転職しないと解決しないことなのか?」を考えてみましょう。上司や先輩に相談したり他部署に異動することで、状況が改善する可能性も大いにあります。一方、今の職場でキャリアアップが望めないなどの場合は、転職を検討するのがおすすめです。

入社3年目の転職を成功させるポイント

ここでは、入社3年目の転職を成功させるためのポイントを4つ解説します。転職活動を始める前にぜひ参考にしてください。

自己分析やキャリアの棚卸しを行う

転職活動を始める前に、自己分析を通じて自分の強みや弱み、得意分野などを洗い出してみるとよいでしょう。転職における価値観や軸が明確化するため、転職活動をスムーズに進めることが可能です。また、これまでのキャリアを棚卸しして経験やスキルを整理すると、志望動機や面接などで効果的なアピールを考えやすくなります。

キャリアプランを明確にしておく

後悔のない転職を行うには、あらかじめ将来のキャリアプランを明確にしておくことが大切です。これまでの経験や持っている資格だけでなんとなく転職先を決めると、入社後にミスマッチが生じるおそれがあります。転職を通じて就きたい職業や理想のキャリアを整理するだけでも、自分に合った企業と出会いやすくなるでしょう。

転職理由はポジティブに伝える

転職理由が現職への不満であっても、志望動機や面接ではポジティブな理由を伝えるようにしましょう。現職の不満をそのまま伝えると「本人に問題があったのではないか」「また同じことを繰り返すのでは?」と判断される可能性があります。好印象を与えるには、前職での経験を通じた学びや、転職後にそれをどう活かすかについて前向きにアピールするのが効果的です。

転職エージェントに相談する

初めての転職や未経験業種に挑戦する場合、転職エージェントへの相談もおすすめです。転職エージェントでは専門のアドバイザーから具体的なアドバイスを受けられるうえに、応募書類の添削や面接練習などの支援も受けられます。いずれのサービスも無料で利用できるため、まずはカウンセリングだけでも申し込んでみるとよいでしょう。

入社3年目で転職する際の注意点

入社3年目の転職を成功させるためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。ここでは、4つの注意点について詳しく解説します。

勢いやイメージだけで転職先を決めない

転職先を絞る際は、徹底的に情報収集を行ったうえでの比較検討が大切です。業界や職種に対する一般的なイメージだけで転職先を決めてしまうと、入社後のミスマッチにつながるおそれがあります。また、「周りが転職するから」「何となく不満があるから」といった漠然とした理由や勢いのみで転職してしまうと、後悔する場合があるため注意してください。

未経験歓迎の求人でも準備を怠らない

未経験歓迎の求人は応募のハードルが低い分、転職市場で人気が高い傾向にあります。そのため軽い気持ちで挑むと失敗する可能性があります。業界・企業研究を念入りに行い、他社ではなくその企業を選んだ理由を伝えられるようにあらかじめ準備しておくとよいでしょう。

新卒就活と同じ感覚で活動しない

新卒採用と中途採用では企業から求められるものが異なるため、新卒時と同じ感覚で転職活動を行うとうまくいかない場合があります。とくに新卒から初めて転職する場合は注意が必要です。中途採用では即戦力を求められることも多いため、転職先で自分の経験やスキルをどのように活かせるか整理しておくとよいでしょう。

転職先が見つかる前に退職しない

現職に強い不満がある場合でも、転職先が見つかる前に転職してしまうのは避けたほうがよいでしょう。退職後の転職活動には「時間がたくさん使える」といったメリットがあるものの、転職活動が難航した場合、経済的な不安を抱えるリスクがあります。金銭的な事情から焦って転職先を決める必要がないよう、在職中の転職活動がおすすめです。

まとめ

この記事では、入社3年目の転職活動について解説しました。入社3年目になると仕事にゆとりが出てくるため、今後のキャリアを考える機会が多くなります。ただし、勢いで転職を決めてしまわないよう、さまざまな観点から現職を見つめ直し、キャリアの棚卸しを行ったうえで冷静に判断しましょう。はじめて転職活動を行う場合は、転職エージェントへの相談もおすすめです。Izulの転職エージェントでは、求職者への徹底的なヒアリングによる、キャリア形成重視の伴走型サポートを実施しています。まずは相談からでもお気軽にご利用ください。

監修者・安藤 優也

安藤 優也

大学院まで英語教育を学び、公益財団法人 日本英語検定協会に入社。
教育委員会・大学へのセールス、アメリカでの教員研修、公開試験実施の企画運営等に従事。

その後株式会社リクルートに入社し、営業経験者へのキャリアアドバイザーとして複数回の表彰もいただきました。
チームリーダー・育成者としての実績が認められ、キャリアアドバイザー育成を行う部署に異動。全社のキャリアアドバイザー向けの研修企画や研修講師を経験しました。

大手人材会社でのサービスを経験したからこそのもどかしさや限界を感じ、現在はIzulでコンサルタントを行っています。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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