freeeは日本有数のSaaS企業で、業績・従業員数ともに年々上昇し続けています。転職市場でも人気があるため、freeeへの転職は難易度が高いといえるでしょう。そこでこの記事では、freeeの会社概要や選考の流れ、具体的な対策などについて解説しています。freeeへの転職を目指している方はぜひ参考にしてください。
freeeの会社概要
freeeは2012年に設立され2019年に上場したSaaS企業で、会計ソフトをはじめとするクラウドサービスを提供しています。ここでは、freeeの具体的な会社概要を紹介します。
事業内容
freeeでは、バックオフィス業務を効率化するためのクラウドサービスの開発・販売を行っています。2024年8月時点で提供しているサービスは「freee 会計」「freee 人事労務」「freee 申告」「freee 会社設立」「freee 開業」「freee カード」の6種類です。とくにfreee会計は国内トップシェアを誇り、個人事業主から中小企業まで幅広い層に活用されています。
職種
freeeの職種は幅広く、エンジニア、プロダクトマネージャー、デザイナー、セールス、カスタマーサクセス、マーケティング、バックオフィスなど多岐にわたっています。それぞれの職種の具体的な業務内容については、このあとの項目で解説しているためぜひチェックしてください。
社風・カルチャー
freeeはベンチャー企業ということもあり、年齢・役職を問わずフラットな関係を築きやすい点が特徴的です。風通しがよく、従業員の意見が通りやすい傾向にあるため、新しいことに積極的に挑戦していける風土が根付いています。また、自分と向き合う「ジブンゴーストバスター」やチーム力を高める「あえて、共有する」などユニークなカルチャーも存在しています。
福利厚生
freeeでは、従業員に「ミッションにワクワク」「信頼できる仲間との繋がりを築く」「インパクトを通じて成長する」の3つの状態で働いてほしいと願っています。そして、この3つを軸にさまざまな福利厚生を準備しています。たとえば、全社キックオフ・全社忘年会・1on1・ランチ補助・書籍費支援など、さまざまなシチュエーションで活用できる制度が設けられています。

freeeへの転職は難しい?
上場企業であることや売上高を伸ばし続けていること、福利厚生が充実していることなどから、freeeは転職市場でも人気が高く、倍率は非常に高いと考えられます。また、原則として経験者のみ採用を行っているため、未経験から転職するのは難しいでしょう。freeeへ転職したい場合は、入念な事前対策が必要不可欠です。
freeeの平均年収データ・ボーナス
freeeが2024年9月に提出した有価証券報告書によると、平均年収は約679万円となっています。日本全体の平均年収である約430万円と比較すると、1.5倍近くの年収が支払われている点が特徴的です。昇給の査定は半年に一度行われますが、実力主義を採用しているため、年次や役職にかかわらず本人が出した成果によって判断されます。また、ボーナスの支給は年2回です。
参考:有価証券報告書
freeeの主な募集職種
ここでは、freeeの職種のなかでもとくに募集が多い職種について紹介します。応募する前にぜひチェックしてみてください。
エンジニア
クラウドサービスを開発するfreeeにとって、エンジニアは非常に重要なポジションです。さらにエンジニアのなかでも、サービスによって担当が分かれているほか、社内システムやWebアプリケーションの開発を担う部署も存在しています。また、エンジニア職には専門型裁量労働制が導入されています。
プロダクトマネージャー
freeeのプロダクトマネージャーは、プロジェクト全体の管理を担う職種です。社内のさまざまな組織と連携しながら、ユーザーが求めるプロダクトの実現を目指します。エンジニアやデザイナーなど、他の職種を経験したうえでプロダクトマネージャーを志望する人も多く存在しています。
セールス
freeeのセールスでは、基本的に無形営業を担当します。新設法人や中小企業に向けたセールスのほか、会計業界の個人・法人に向けたコンサルティングや金融新規事業開発など多岐にわたる点が特徴的です。また、freeeでは原則経験者のみの採用となりますが、セールス職ではまれに未経験者採用を行うことがあります。
freeeの選考フローと対策
ここでは、freeeの具体的な選考フローや対策について解説します。freeeへの転職を目指している方はぜひ参考にしてください。
freeeの選考フロー
freeeの一般的な選考フローは以下のとおりです。
- 書類選考
- 面接(2〜3回)
- 内定
freeeではオンラインによる面接が2〜3回実施され、一緒に働くことになる現場の担当者やマネージャーが面接官を担当します。また、エントリー前に1対1でのカジュアル面談を受けることができ、社内の雰囲気や実際の働き方など生の声を聞くことが可能です。
面接の傾向と対策
freeeの面接では突飛な質問をされることは少ないようですが、会社のカルチャーやミッションに当てはまる人材かどうかが重視されます。また、これまでの仕事で工夫した経験や挫折・失敗した体験について聞かれる傾向にあります。自分のキャリアや経験を洗い出して、言語化できるようにあらかじめ準備しておくとよいでしょう。

freeeへの転職に向いている人
ここでは、freeeへの転職に向いている人の特徴を3つ紹介します。自分に当てはまるものがあるかチェックしてみましょう。
責任感が強く当事者意識が高い
freeeではクラウドサービスを通じて起業やスモールビジネスを育てていくことを目指しているため、その役割を担う自覚がある当事者意識が高い人材が求められています。また、自分に与えられた業務を全うする強い責任感が重要です。
チームワークが高い
freeeでは社内外のさまざまな人と連携しながら業務を進めていくため、チームワークの高さは必要不可欠です。仲間意識を持ち、チーム全体を引き上げていく熱量が求められます。同時に、社内の人間関係を円滑に進めるためのコミュニケーション能力が重要となるでしょう。
企業理念やミッションに共感できる
freeeでは企業理念やミッションを大事にしているため、選考では「同じ価値観を持って働ける人材か」をチェックしています。応募書類や面接では、freeeの考え方やバリューに共感できることをアピールするとよいでしょう。反対に、企業理念やミッションに愛着を感じられない場合、楽しく働き続けるのは難しい可能性があります。
まとめ
この記事では、freeeの転職難易度や選考フロー、向いている人の特徴などについて解説しました。2019年に上場し、業績を拡大し続けているfreeeは転職市場でも人気が高いため、何も対策せずに応募するのはおすすめできません。
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