• ホーム
  • Izulメディア
  • 転職
  • 人事職の志望動機はどう書く?記載すべき内容を経験者・未経験者向け例文も交えて紹介

人事職の志望動機はどう書く?記載すべき内容を経験者・未経験者向け例文も交えて紹介

2024年1月24日

2024年4月26日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

志望動機は、企業とって人材採用における重要な判断要素のひとつです。そのため、自身の経歴やスキルなどを織り交ぜながら具体的に志望理由を書く必要があります。しかし書くべき内容を押さえていないと、自分本位な内容になってしまい、採用につながる書類には仕上がりません。

本記事では人事職への転職を考える求職者の方へ向けて、志望動機の書き方を紹介します。未経験者や経験者用の例文についてもまとめているので、採用の一歩を決める書類作成時にぜひ役立ててください。

人事職の志望動機に書くべきこと

人事職の志望動機は、どのように書くべきなのでしょうか。経験者であれば活かせるスキルや経験、経歴なども多く、自身の中でも魅力的な志望動機に仕上がるでしょう。

しかし、自身の経験や経歴に依存した内容ばかりでは、人事への採用に至る理由としては不十分です。ここでは、これまでの経験や経歴を活かしたうえで、採用につなげる志望動機の書き方をご紹介します。

人事に役立つスキル

人事職の志望動機に書くべきことは、1つ目に人事に役立つスキルが挙げられます。特に記載したいスキルは以下の3つです。

コミュニケーション能力・社員の希望を聞き出す能力
・入社希望者に向けた説明
・研修制度の検討、実施
進捗管理能力・選考にまつわるスケジュール管理
・採用目標数や実質採用数の把握
機密情報管理能力・社員、顧客、企業情報の管理

これらは人事職に転職する際、歓迎されるスキルです。これまでの経験などを結びつけて志望動機を書き上げましょう。

人事の業務に活かせる適性

2つ目は人事の業務に活かせる適性が挙げられます。人事職の業務において特に活かせる適性は主に以下の6つです。

秘密保守従業員や応募者の個人情報を取り扱うため、情報漏洩に対して常に危機感を持って対応できる
相手の目線に立てる能力社員一人ひとりに寄り添える
管理能力採用、異動、配置など複数の業務を、冷静に同時進行できる
論理的思考力感情に流されず、冷静かつ客観的に考えられる
愛社精神企業に対して常に魅力を感じ、愛情を持てる
裏方の仕事でもやりがいを感じられる社員全員を支える裏方の仕事にもやりがいを持てる

人事職への転職を希望する場合は、自身の経験や性格から該当する適性があるかを洗い出してまとめると良いでしょう。

コミュニケーション能力に関する具体的な内容

3つ目は、コミュニケーション能力に関する具体的な内容を書くことが挙げられます。コミュニケーション能力の高さは人事部でも高い即戦力となるため、特に歓迎されるスキルです。

しかし「コミュニケーション能力が高い」といった一文では内容が抽象的すぎるあまり、採用担当者は採用後がイメージできません。「コミュニケーション能力が高い」ことを伝える際は「人の話を聞き出すことについて定評がある」「具体的な説明でわかりやすいと定評がある」など、これまでの自身への評価を洗い出したうえで細部まで書くよう努めましょう。

人事関連の職務経歴

4つ目は人事関連の職務経歴と絡めることが挙げられます。人事職はどの企業でも類似した業務です。しかし企業によってそれぞれ特徴があり、求められる知識やスキルなどが異なります。採用につなげる志望動機に仕上げるには、人事関連の職務経歴を織り交ぜながら、どの業務なら即戦力となり得るかを採用担当者がイメージできる内容にまとめましょう。

人事未経験の場合は志望動機をどう書くべき?

人事未経験者が人事職へ転職を希望する場合、どのような志望動機にまとめると良いのでしょうか。結論から述べると、人事職の中でも一般的なパソコンスキルや労務経験など、人事の仕事に直接的に関係するスキルをアピールすることが大切です。

人事未経験であってもスキルや経験次第で、即戦力になり得るケースはあります。まずは自身の経歴やスキル、経験などを洗い出し、その中から人事職で求められるものをピックアップしてまとめてみましょう。

人事への転職で評価されやすい資格を取得するのもおすすめ

人事職への転職を決意したものの、不安を感じる方もいるでしょう。そのような時は、人事職で評価されやすい資格の取得から始めるのがおすすめです。ここでは人事職への転職を希望する方へ、おすすめの資格を3つご紹介します。

・社会保険労務士

・メンタルヘルス・マネジメント検定®

・キャリアコンサルタント

社会保険労務士

人事職では労働にまつわる知識や法律に詳しい人が求められます。労働にまつわる資格を取得するなら社会保険労務士がおすすめです。国家資格であることから難易度は高く、勉強時間も1,000時間ほどを要します。ハードルの高い資格である一方で、その分企業にとって長く重宝される知識でもあります。勉強時間としてある程度まとまった時間を確保できる方にとっては、取得を検討したい資格のひとつです。

メンタルヘルス・マネジメント検定®

メンタルヘルス・マネジメント検定®は、各部署や社員のメンタルヘルス対策を推進するための知識やスキルを習得できる資格です。人事職に転職する際にメンタルヘルス・マネジメント検定®を取得しておくと、企業に属する社員それぞれのアドバイザーとして重宝されるほか、管理職研修での講師として講習を開催できることから、人事職の中でも活躍の場が広がります。

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントはキャリアに関連する知識を高め、従業員や求職者に対して最適なキャリアプランをアドバイスできる国家資格です。キャリアコンサルティングにまつわるさまざまな業務をプロの視点から支えられるため、企業からも重宝されます。社員と仕事の間に介入しトータルケアを行う業務を行うため、人事職との親和性も高い傾向にあります。

【経験者向け】人事への転職に役立つ志望動機の例文

ここでは、人事職経験者向けの志望動機の書き方をご紹介します。OK例とNG例を見比べながら書類作成にお役立てください。

OK例

人事職経験者向けの志望動機の書き方について、まずはOK例から見ていきましょう。

私はこれまで金融業界での人事職を3年経験しました。人事職そのものに魅力を感じ、そしてさらに深く社会へと貢献したいと考え、御社へ志望しました。
前職の人事職では採用業務に携わっており、実績としては前年比応募者数を大きく上回る120%増加、内定者辞退率を80%に減少させた経験がございます。
これらを通じて人と仕事の間を介する業種そのものにやりがいを感じ、人事職に注力する御社にお力添えしたいと考えています。

NG例

一方、NG例は以下のとおりです。

前職では労務部において給与計算に携わっていました。自身の経験が活かせるほか、給与や待遇なども魅力的だったため応募いたしました。
人事部での業務は慣れないことも多く、最初はたくさんご迷惑をかけてしまうかと存じます。
しかし、入社後の研修ではしっかりと学ぶつもりであり、即戦力となれるよう努力するつもりです。

給与や待遇が魅力的な内容であっても、志望動機としては不純な部類に該当するためNGです。必ず人事職においても活かせる経験やスキルなどを織り交ぜながらまとめるよう心がけましょう。

【未経験者向け】人事への転職に役立つ志望動機の例文

ここでは人事職未経験者向けの志望動機の書き方をご紹介します。こちらもOK例とNG例を紹介しているので、書類作成時の参考にお役立てください。

OK例

人事職未経験者向けの志望動機について、まずはOK例を見ていきましょう。

現職では営業担当として外回り・クライアント対応をメインに実施する中で、営業部署内での採用・教育・労務などの業務範囲も広く経験しています。人事職としての経験はないものの、現職で培った経験が活かせると考え応募いたしました。
教育では社員それぞれの適応力に注目し、人事配置について試行錯誤しました。その結果、各部署の環境や落ち着いた雰囲気で、チームワークの取れる組織を形成することができました。
この経験を踏まえ、御社の人事部門にお力添えしたいと考えています。

NG例

一方、NG例は以下のとおりです。

前職では人事としての職務経験はありませんでした。しかし、応募事項には「人事未経験者可」と記載されていたことから、新しい自分を見つけるチャンスと考え応募いたしました。
経験がないため最初はたくさんご迷惑を掛けてしまうと思いますが、精一杯努力するつもりです。

応募事項に「未経験者可」と記載があっても、そのまま志望動機としてまとめるのはNGです。未経験者の応募であっても前職で経験した事を洗い出し、応募する企業の理念や働き方、人事職の業務に絡めながらまとめましょう。

まとめ

今回は人事職に転職する求職者の方へ、志望動機の書き方と書くべき内容、例文について解説しました。人事職の業務は多岐にわたり、覚えることがたくさんあります。しかし、企業と人とを支える仕事が主であるため、多くのやりがいを得られる仕事です。人や企業に役立つ人材として活躍したいと考えるなら、本記事を参考にしながらアピールにつながる志望動機を作成しましょう。

監修者・仁科 裕美

仁科 裕美

大学卒業後、新卒で株式会社リクルートに入社。ライフスタイル領域にてメディア営業を大阪、福岡、東京にて経験。23歳でリーダー任用を受け、25歳で第一子を出産後、産休育休を取得し復職。仕事と家庭の両立を目指しフレックス制を活用しながら16時半退社を行うワーママロールモデルとして活動の場を広げる。また、キャリアアップのため子連れで東京転勤を受け、最大120名の営業組織のマネジメントを経験。マネージャーとして業績拡大をベースとした組織運営、採用育成、研修設計、講師などに従事。個人、組織共に事業表彰を多数獲得。現在は三児の母となり、プライベートの拠点を福岡に移す。副業は農業。株式会社Izulで両面型コンサルタントとしてフルリモート勤務。

著者プロフィール

Izul広報チーム

Izul広報チーム

株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

Twitter

Facebook

LINE

CATEGORY