物流業界の志望動機の書き方は?伝えるべきポイントや注意点を解説

2024年9月1日

2024年8月22日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

物流業界は、国民の生活を支える重要な産業の一つです。しかし、志望動機を作成する際には、物流業界に対する理解を深めておく必要があります。そこでこの記事では、物流業界の志望動機の書き方や伝えるべきポイントについて解説しています。物流業界への転職を志望する方はぜひ参考にしてください。

物流業界の特徴や業務内容を解説

物流業界の志望動機を作成するためには、業界の特徴や業務内容を正しく理解しておくことが大切です。ここでは、それぞれの内容について詳しく解説します。

物流業界の特徴

物流業界は、製品・商品の輸送や倉庫の貸出などを通じて日本のインフラを支える業界です。法人・個人ともに需要が高く、コロナ禍を通じてさらに拡大を続けているため、情勢に振り回されず安定した環境で働きたいという方にも適しているでしょう。ただし、ドライバー不足などの課題も多いため、業界の魅力とデメリットの両方を理解しておくことが大切です。

物流業界の主な仕事内容

物流業界の業務内容は荷物の運送や保管のみにとどまらず、流通加工・包装・荷役・情報管理など多岐にわたります。運送方法も空運・陸運・海運に分かれており、企業によって異なる点が特徴です。また、現場での作業だけでなく、メーカーなどに自社の運送サービスを利用してもらうための営業活動も重要な業務の一つです。

物流業界の今後の動向

物流業界はコロナ禍の影響で需要が拡大したことをきっかけに、業界を取り巻く状況が目まぐるしく変化しています。ここでは、物流業界の今後の動向を3つの観点から解説します。

3PLによる効率化

3PLとは「サードパーティーロジスティクス(3rd Party Logistics)」の略で、物流業務を自社ではなく専門業者に一括して委託する手法のことです。物流の需要が拡大したことをきっかけに、国土交通省の主導によって取り組みが始まりました。一つの企業で物流業務をすべて引き受けることで、効率化につながるだけでなく、コストや環境負荷の軽減といったメリットがあります。

商品管理の自動化

物流業界は現場での作業が中心になるものの、現在は多くの業務で自動化が進んでいます。具体的には、ロボットの導入やドローンによる無人配送の実証実験などが挙げられます。自動化することで業務の効率化や生産性の向上につながるだけでなく、近年課題となっている人材不足の解消も期待できる点がメリットです。

ドライバー不足への対策

物流業界では需要が拡大し続けている反面、深刻なドライバー不足に陥っています。ドライバーの高齢化に加えて、労働環境が長時間かつ不規則になりやすいことからドライバーの退職が多い点が主な原因です。ECサイトの普及などにより物流の需要は今後も増え続ける可能性が高いため、ドライバー不足を解消し、労働の負荷を軽減できるかどうかが重要な課題となっています。

物流業界への転職に求められるスキル

物流業界の志望動機を作成する際は、どのようなスキルが求められているかを理解しておくことが大切です。ここでは、代表的なスキルを5つ紹介します。

臨機応変な対応力

物流の業務では、運送中の渋滞や事故、商品の破損、管理システムの不具合などさまざまなトラブルが発生する恐れがあります。物流は一つの工程が別の工程に与える影響が大きいため、状況を素早く判断して臨機応変に対応できる力が必要です。また、物流業界ではAIやロボットといった新しいシステムの導入が進んでおり、変化を受け入れる柔軟性も求められています。

基本的なパソコンスキル

物流の管理業務はパソコンで行うため、メールの送受信やOfficeソフトの操作といった基本的なスキルは必要不可欠です。ただし、これだけではほかの応募者と差別化が図りづらいため、マクロやプログラミング、資料作成のノウハウなど業務の効率化につながるスキルを持っている場合は積極的にアピールするとよいでしょう。

体力

ドライバーなど現場で働く職種を希望する場合、体力が必要不可欠です。運送の状況によっては勤務時間が早朝から深夜まで長時間にわたることも多く、体力がなければ物流業界で長く勤務することは難しいともいえるでしょう。前職の業務やスポーツの経験などで体力を培っている場合は、積極的にアピールするのがおすすめです。

英語力

物流業界は近年グローバル化が進んでいるため、海外とのやりとりが発生する場合があります。そのため、英語力があれば業務の幅を広げて活躍することが可能です。企業によってはTOEICで一定以上の点数を求めていることもあるため、応募する前に事前に確認しておきましょう。

通関士資格

通関士とは、メーカーや商社などに代わって通関手続きや書類の作成などを行う職種です。特に海外との輸出入が多い企業では、資格を所有しているだけで高い評価を受けやすいでしょう。ただし、通関士資格は国家資格でもあり、平均合格率は15.4%とやや低めです。簡単に取得できるものではないため、入念な試験対策が必要になります。

物流業界の志望動機で伝えるべき内容

ここでは、物流業界の志望動機で伝えるべき内容を4つ紹介します。志望動機を作成したあとは、以下の内容が含まれているか必ず確認するようにしましょう。

物流業界を志望する理由

志望動機においては、さまざまな業界がある中で「なぜ物流業界を選んだのか」を自分の言葉でわかりやすく伝えることが大切です。そのためには、業界研究を徹底的に行い、業界の動向や課題、今後の展望を詳しく理解しておく必要があります。漠然とした内容だと説得力が軽減してしまうため注意してください。

応募先企業を志望する理由

志望動機において最も重要といえるのが、応募先企業を志望する理由です。どの企業にも当てはまる内容にならないよう、あらかじめホームページ等で応募先企業の経営理念やビジョン、具体的な特徴などを徹底的に研究しておきましょう。「この企業でなければならない」といった強い思いが伝わる内容であれば、熱意や意欲のアピールにもつながります。

志望動機にまつわるエピソード

物流業界や応募先企業を志望した理由だけでなく、志望するに至った具体的なエピソードを付け加えるとよいでしょう。これまでの業務経験や自分の強みをもとにすることで、オリジナリティのある志望動機を作成できます。ほかの応募者と差別化できるポイントでもあるため、時間をかけて入念に考えることが大切です。

企業にどのように貢献できるか

企業を志望する理由や熱意だけでなく、入社後にどのように貢献できるかをアピールすることも重要です。企業に対して即戦力として活躍できるイメージを与えられるだけでなく、入社後のミスマッチを防止する際にも役立ちます。これまでの実績やスキルをもとに具体的な数字でアピールできるとより効果的です。

物流業界の志望動機における注意点

物流業界の志望動機を作成する際は、いくつかの点に注意する必要があります。ここでは、主な注意点を3つ紹介します。

物流業界以外でも通じる志望動機は避ける

志望動機では、物流業界を志望した理由を明確に伝えることが大切です。例えば「社会に貢献したい」「人の役に立ちたい」といった理由だと「その理由なら他の業界でもいいのでは?」と企業にマイナスな印象を抱かれてしまいます。物流業界以外でも通じる志望動機はできるだけ避けたほうがよいでしょう。

物流業界の動向を取り入れる

志望動機に説得力をもたせるためには、物流業界の動向を取り入れるのが効果的です。例えばIT技術やAIに詳しい場合は、業務の自動化や効率化につなげられる点をアピールするとよいでしょう。また、物流業界の動向に触れることで、業界や応募先企業に対する熱意を伝えられる点も大きなメリットです。

エピソードは具体性をもたせる

志望動機に関するエピソードについては、できるだけ具体性をもたせることが大切です。曖昧な表現だとオリジナリティに欠けてしまい、応募者の人柄や仕事への価値観が伝わりづらくなってしまいます。過去の実績から志望動機につなげたい場合は、具体的な数値を踏まえてアピールするとよいでしょう。

物流業界の志望動機を作成する際のポイント

ここでは、物流業界の志望動機を作成する際のポイントを3つ紹介します。志望動機を作成する前にぜひチェックしてください。

業界・企業研究を徹底的に行う

志望動機を作成する前に、物流業界や応募先企業の研究を徹底的に行いましょう。業界については転職情報サイト・新聞・ニュースなどで、企業についてはホームページなどで情報を得ることが可能です。物流業界や応募先企業について理解を深めることで、説得力のある志望動機を作成できるようになります。

企業が求める人物像を把握しておく

志望動機を通じて応募先企業に好印象を与えるためには、求める人物像に合わせてアピールすることが大切です。企業が求める人物像については、ホームページや求人情報などでチェックできます。また、業務に役立つスキルや資格があれば積極的にアピールするとよいでしょう。

転職エージェントに相談する

物流業界の志望動機に自信がない方や、未経験から挑戦したい場合は、転職エージェントに相談するとよいでしょう。転職エージェントでは業界の特徴や動向を幅広く理解しているため、より効果的な志望動機を作成するためのアドバイスが受けられます。また、企業との日程調整や交渉も転職エージェントが代行してくれるため、転職活動に時間を割けない方にもおすすめです。

まとめ

この記事では、物流業界の志望動機について解説しています。説得力のある志望動機を作成するためには、業界の動向に触れながら具体的なエピソードを取り入れることが大切です。物流業界への転職を成功させたい方は、転職エージェントを活用するのも有効な選択肢といえます。Izulの転職エージェントでは、徹底的にヒアリングしたうえで、求職者のキャリア形成を重視した伴走型のサポートを実施しています。まずは相談からでもお気軽にご利用ください。

監修者・太田 新作

太田 新作

新卒にて東急不動産グループ会社である、東急リゾートへ入社。
沖縄、軽井沢といったリゾート地の新築リゾートマンションの販売計画の立案・販促物の作成に携わった後に、株式会社ATGSへ。
ITエンジニアの紹介営業(SES)にて、以下の会社記録を更新。
1クライアントでの売上・粗利・技術者参画人数が会社新記録を達成。MVP獲得。

2015年よりアデコ株式会社へジョイン。
主に大手WEB企業、スタートアップを中心に経営企画・経理・法務といった管理系職種の採用支援を行う。
社内でも2年連続で上位6%に入る成績を出していたが、成長を求め創業2年目のIT業界に特化した人材系スタートアップでのマネージャー職を経て、2020年よりJAC Recruitmentへ。
金融機関や大手決済サービス、FinTech系スタートアップといったFinTech領域の採用支援を担う。

900名を越えるコンサルタントがいる中で求職者様が選ぶ顧客満足度東日本2位を獲得(2021年下期)。ビズリーチのベッドハンターランクは5,000人を超えるヘッドハンターがいる中で上位2%に与えられるSランクをキープ(2021年7月~2023年2月)。

コンサルタントを行いながら、大手通信キャリアの採用戦略の立案と13名のコンサルタントをリードし採用成功を目指すアカウントマネジメントを経験。

2023年2月に自身の理想とするキャリア支援をしたく、株式会社Izulへ。
Izulの圧倒的な求職者伴走力を活かしつつ、クライアントへの介在価値最大化をミッションとする新組織RDチームの責任者へ就任。
個人でもキャリアコーチングを提供中。

著者プロフィール

Izul広報チーム

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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