録画面接はどうやって実施する?基本的な手順や成功につなげるポイントを解説

2023年2月1日

2024年6月11日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

近年、対面で行うリアルタイムの面接とは異なり、録画面接を取り入れる企業が増加傾向にあります。録画面接とはどのようなもので、どう実施されるのかわからないという方も多いでしょう。
今回は録画面接について、概要や手順、上手にこなすためのコツについて解説します。録画面接における注意点にも触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

録画面接とは

求職者がWebカメラで撮影した動画を送付し、選考を受ける新しい形式の面接を録画面接といいます。パソコンやスマートフォンで作成できるため、誰でも簡単に実施できます。
一般的な面接とは異なり、対面かつリアルタイムで行われない点が特徴です。録画面接は主に、一次選考などの段階で取り入れられることが多いといえます。

なぜ録画面接が注目されているのか

近年、Zoomやスカイプなどのオンラインツールが普及しています。コロナ禍によりオンラインでの就職活動が活発になったこともあり、録画面接が注目されているといえます。
また、採用期間が短期化しつつある昨今の人材獲得に関する課題も、録画面接が注目されている理由です。限られた時間と人数でしか対応できない対面式の面接に対し、録画面接であれば対応できる人数を増やすことができます。遠方からの応募にも対応できるため、これまで出会うことのなかった人材と出会えるメリットから録画面接を取り入れる企業が増えています。

Web面接との違い

Web面接は対面式の面接と同様、リアルタイムで実行されます。ビデオツールを活用するものの、形式としては通常の面接とほとんど変わりはありません。インターネットの接続環境次第で思うように進まない場合もあるため、対面式の方がやりやすいと感じる求職者・企業も多いでしょう。
一方、録画面接は、事前に録画した面接動画を企業に「送付」する形で選考が進みます。事前に企業から送られた質問に自身のタイミングで答える形になるため、Web面接よりもスムーズに実行できるでしょう。

録画面接のメリット

録画面接による求職者のメリットには、以下が挙げられます。

  • 交通費の負担がない
  • 複数の企業の面接を並行して受けられる
  • 日程調整がしやすい
  • 対面式よりもリラックスした状態で臨める
  • 非接触のため感染リスクの不安がない

対面式の面接では緊張して自身の能力を発揮しきれないという方にとって、録画面接はある程度の準備を進めたうえで実行できます。ただし、準備に時間をかけられる分、対面式よりも回答に高いクオリティが求められることも覚えておきましょう。

録画面接の基本的な手順

録画面接は、以下に挙げる4つのステップが一般的です。

  1. 録画面接について記載されたメールを受信
  2. メール内のURLまたは専用アプリからログイン
  3. 録画面接を開始
  4. 録画した動画を企業に送信

1:録画面接について記載されたメールを受信

録画面接に関するメールには、質問内容や録画面接用のログインURLなどが記載されています。企業から録画面接に関するメールが届いたら、まずは内容をしっかり確認しましょう。確認したうえで、質問の回答などを用意し、スムーズに録画が進められるよう練習してください。
また場合によっては、録画面接用のアプリにログインする必要があります。メールの内容を確認し、面接がアプリとブラウザどちらで実施されるか確認しておきましょう。

2:メール内のURLまたは専用アプリからログイン

録画面接の準備が整ったら、メールからURLにアクセスしましょう。アクセス後、ログイン画面になるので必要情報を入力してログインしてください。ログイン後はそのまま録画面接が始まるので、気持ちを整えてから実行しましょう。

3:録画面接を開始

録画が開始されたら、対面式の面接同様、真剣に進めてください。録画だからやり直しが効くといった考えでは、熱意が伝わらないかもしれません。また、一度録画したものをそのまま送付しなければならず、撮り直しができない場合もあるので注意しましょう。

4:録画した動画を企業に送信

録画面接が完了したら、動画を企業に提出しましょう。自動で送信される場合もあれば、メール内に送付に関する指示が書かれている場合もあります。録画面接が無事完了すると、企業から完了メールが届きます。万が一届かない場合は録画面接を送付できていない可能性があるので、企業に確認をとりましょう。

録画面接を上手にこなすためのポイント

ここでは、録画面接を成功させるために押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

  • 一番大切なことは動画の最初で伝える
  • 練習時に動画を撮影して確認しながら練習を重ねる
  • 対面面接と同じような目線・話し方・表情を意識する

一番大切なことは動画の最初で伝える

通常の面接と同様、まずは結論から伝えたうえで深掘りしていく話し方を意識しましょう。結論まで長々と話してしまうと、集中して閲覧してもらえない可能性があります。事前に原稿を作成し、結論ファーストの話運びになっているか確認しておくことをおすすめします。

練習時に動画を撮影して確認しながら練習を重ねる

回答や話し方など、客観的に見て問題がないか事前に確認しましょう。本番前に個別で録画したものを活用し、不備がないか確認しておくことでクオリティの高い録画面接を実施できます。対面式の面接と異なり質問内容が変化することもないため、安心して繰り返し練習しましょう。

対面面接と同じような目線・話し方・表情を意識する

録画面接はカメラを見て実施するイレギュラーな形式のため、目線や話し方、表情への意識が希薄になる可能性があります。カメラを面接官に見立て、対面式の面接を行っている気持ちで録画を開始しましょう。

録画面接に臨む際の注意点

録画面接は、以下3つの注意点を事前に押さえておくことが大切です。

  • 録画面接中にバッテリーが切れないようにする
  • 背景にも気を配る
  • 雑音が入り込まないようにする

録画面接中にバッテリーが切れないようにする

スマートフォンやパソコンのバッテリー残量を確認し、面接中に切れないよう準備しておきましょう。自宅で実施する場合は、念の為バッテリーを充電しながら実行することで不安要素がなくなります。万が一外出先で録画面接を実施する場合は、出発までにフル充電しておくと良いでしょう。ビデオツールはバッテリーを急速に消費するため、万全を期しておきましょう。

背景にも気を配る

背景に私物が映り込んでしまうと、面接におけるマナーがなっていないと判断されるかもしれません。できるだけ白一色の壁やカーテンなど、目移りしない背景を選択してください。また背景と同様、録画面接時の服装にも注意が必要です。録画とはいえ面接に変わりないため、スーツを着用しておきましょう。

雑音が入り込まないようにする

面接中に外の音が入り込まないように、できるだけ静かな環境を選択してください。たとえ生活音でも、面接動画を閲覧する担当者にとっては雑音に感じられてしまいます。選考に影響が出ないような環境を事前に整えておきましょう。

まとめ

録画面接は、オンラインでの活動が主となりつつある現代において注目されている採用活動です。対面式の面接と異なり、リアルタイムでは実行されません。交通費の負担がなく、日程調整がしやすいなど、求職者側にメリットが多いのも特徴です。
しかし録画だからといって気を抜いていると、採用に至らない可能性もあります。今回紹介したポイントを参考に、録画面接だからこそできる事前準備をしっかり行って臨みましょう。

監修者・仁科 裕美

仁科 裕美

大学卒業後、新卒で株式会社リクルートに入社。ライフスタイル領域にてメディア営業を大阪、福岡、東京にて経験。23歳でリーダー任用を受け、25歳で第一子を出産後、産休育休を取得し復職。仕事と家庭の両立を目指しフレックス制を活用しながら16時半退社を行うワーママロールモデルとして活動の場を広げる。また、キャリアアップのため子連れで東京転勤を受け、最大120名の営業組織のマネジメントを経験。マネージャーとして業績拡大をベースとした組織運営、採用育成、研修設計、講師などに従事。個人、組織共に事業表彰を多数獲得。現在は三児の母となり、プライベートの拠点を福岡に移す。副業は農業。株式会社Izulで両面型コンサルタントとしてフルリモート勤務。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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